ArcGIS から Netezza への接続

Netezza データベースに接続する ArcGIS クライアント コンピューター上に Netezza ODBC ドライバーをインストールし、構成します。

1. クライアント コンピューター上に Netezza ODBC ドライバーをインストールします。

   32 ビット ArcGIS アプリケーションから接続する場合は、32 ビット ODBC ドライバーをインストールします。64 ビット ArcGIS アプリケーションから接続する場合は、64 ビット ODBC ドライバーをインストールします。サポートされているドライバーのバージョンについては、「Netezza DBMS のシステム要件」をご参照ください。

2. ドライバーの文字セットの構成
   • 従来の Netezza Spatial Package を Windows オペレーティング システム上で使用する予定の場合、ODBC ドライバーのインストール時に、ドライバーを [Optimize for ASCII character set] に設定します。
   • 従来の Netezza Spatial Package を Linux オペレーティング システム上で使用する予定の場合、ODBC ドライバーをインストールした後、odbcinst.ini ファイルに以下のパラメーターを設定します。
     • UnicodeTranslationOption = utf16
     • CharacterTranslationOption = latin9
   • 従来の Netezza Spatial Esri パッケージを Windows オペレーティング システム上で使用する予定の場合、ODBC ドライバーのインストール時に、ドライバーを [Optimize for ASCII character set] に設定しないでください。
   • Netezza Spatial Esri Package を Linux オペレーティング システム上で使用する予定の場合、ODBC ドライバーをインストールした後、odbcinst.ini ファイルに以下のパラメーターを設定します。
     • UnicodeTranslationOption = utf16
     • CharacterTranslationOption = all
3. Linux 上で ArcGIS クライアントから接続する場合は、Linux ODBC Driver Manager がクライアント コンピューターにインストールされていることを確認してください。
4. Linux 上の ArcGIS Server から接続する場合、以下を実行します。
   1. ArcGIS Server のインストール ディレクトリの /arcgis/server/usr ディレクトリにある init_user_param.sh スクリプトを開きます。
   2. コメントを外し、LIB_ODBC_DRIVER_MANAGER 変数を Linux ODBC Driver Manager ファイルの場所に設定します。

      たとえば、「export LIB_ODBC_DRIVER_MANAGER=$HOME/bin/libodbc.so」と設定します。

   3. Netezza ODBC 接続ファイルを、ArcGIS ユーザーの $HOME ディレクトリに配置します。これらのファイルに、「.odbc.ini」および「.odbcinst.ini」という名前を付ける必要があります。
   4. Netezza 接続を設定する前に、すでに ArcGIS Server が実行されている場合、ArcGIS Server を再起動します。
5. ODBC ドライバーをインストールしたら、ODBC データ ソース名を設定できます。その後、データベースに接続するときに、この名前を使用できます。

   データベースの ODBC データ ソース名を設定し、すべての Netezza ODBC クライアントをこの同じデータベースに対して構成するときは、同じ名前を使用します。たとえば、ArcGIS for Desktop コンピューター上で Netezza ODBC ドライバーに対してデータ ソース名を設定する場合、ArcGIS Server コンピューター上の Netezza ODBC ドライバーに対して同じデータ ソース名を設定します。これを行わないと、ArcGIS Server へのデータベースの登録が正常に実行されません。これは、ArcGIS Server が、公開対象のデータの接続文字列と、登録されるデータベースとを比較するためです。