ツールの環境に関するヘルプの表示
ジオプロセシング ツールは、さまざまな環境設定を使用することができます。ツールが使用する環境設定を決めるのは、ツールの開発者です。Esri が開発したシステム ツールの場合、ツールに適用される環境設定はツール ヘルプに指定されています。この情報を表示するには、次の手順を実行します。
- [ヘルプを表示 >>] ボタンをクリックして、ツールのヘルプ パネルを表示します。
- ツールのヘルプ パネルで、[ツール ヘルプ] ボタンをクリックします。ツールのリファレンス ページが開きます。
ツール リファレンス ページの最後のセクションに、ツールが使用する環境設定が記述されています。それぞれの環境設定は、その環境のリファレンス ヘルプ ページへのリンクになっています。
環境のレベルと階層
環境設定には、次の 4 つのレベルがあります。
- アプリケーション レベル設定はデフォルトの設定で、すべてのツールの実行時に適用されます。
- ツール レベル設定は、ツールの 1 回の実行に対して適用され、アプリケーション レベル設定を無効にします。
- モデル レベル設定はモードとともに指定および保存され、ツール レベル設定とアプリケーション レベル設定を無効にします。
- モデル プロセス レベル設定はモデル プロセス レベルで指定され、モデルとともに保存されます。これは、モデル レベル設定を無効にします。
環境設定の指定
環境設定の指定方法は、4 つのレベルで異なります。
環境設定の保存
アプリケーション レベル設定は、ドキュメントと共に保存されます。また、アプリケーション レベル設定をファイルに保存して後で利用したり、すべての新規ドキュメントに適用されるデフォルト設定として保存したりすることができます。これは、ArcToolbox ウィンドウで行います。
ツール パラメータの環境
一部のツールには、環境からデフォルト値を取るパラメータがあります。たとえば、[クリップ(Clip)] ツールには、オプションの [XY 許容値] パラメータがありますが、このデフォルト値は、XY 許容値環境設定から取得されます。