新しいジオデータベースの作成や既存のジオデータベースの操作など、多くの場合、データをインポートする (読み込む) 必要があります。データをインポートすることにより、既存のデータをジオデータベース内で使用できるようになります。
ジオデータベースには、次の 3 種類のラスター格納メカニズムがあります。
- ラスター データセット - 多数のラスター データセットを 1 つのジオデータベースに格納したり、1 つのラスター データセットにモザイクすることができます。ラスターをラスター データセットにインポートすると、空のラスター データセットにラスター データセットが追加されるか、既存のラスター データセットにモザイクされます。
- ラスター カタログ - ラスターをカタログに格納したり (管理方式)、別の場所に格納できるソース ラスターへのリンクを格納する (非管理方式) ことができます。ラスター データセットをラスター カタログにインポートすると、ラスター データセットが新しいラスター カタログ アイテムとしてラスター カタログに追加されます。または、既存のラスター カタログ アイテムにモザイクすることもできます。
- モザイク データセット - ラスター データ コレクションへのアクセスを管理するために設計されたデータです。ラスター データをモザイク データセットに追加した場合、ラスター データはモザイク データセット内に格納されず、ソース ラスターへのリンクが格納されます。さらに、リアルタイム処理を実行するための関数を追加できます。
ラスター データは複数の方法でジオデータベースにインポートできます。[インポート] → [ラスター データセット] (ジオデータベースのショートカット メニュー) を使用する方法、[ラスターのコピー (Copy Raster)] ツール(ジオプロセシング ツール) を使用する方法、または [データの読み込み] (ArcCatalog データセットのショートカット メニュー) を使用する方法です。