概要
[データの選択 (Select Data)] ツールを使って、フォルダー、ジオデータベース、フィーチャ データセット、カバレッジなどの親データ エレメントのデータを選択します。
このツールによって、ジオデータベース内のフィーチャクラスやテーブルといった親コンテナーに格納されたデータへアクセスできます。
使用法
このツールは、ModelBuilder で使用するためのツールで、Python スクリプトでは使用できません。
このツールを使って親から子を選択することにより、出力データがコンテナーであるタスク (フィーチャ データセットなど) を実行した後に処理を続行することが可能になり、モデルの次のツールではフィーチャクラスが必要になります。
ツールの出力には、必ず子データセットへの絶対パスが含まれます。
[データの選択 (Select Data)] への入力がないモデルを構築する場合、子データ エレメントの名前を入力する必要がある場合があります。
構文
arcpy.mb.SelectData(in_dataelement, {out_dataelement})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_dataelement | 入力データ エレメントには、フォルダー、ジオデータベース、フィーチャ データセット、またはカバレッジを指定できます。 | Data Element; Composite Layer |
out_dataelement (オプション) | 子データ エレメントは、入力データ エレメントに含まれています。入力データ エレメントが指定されると、子データ エレメントのコントロールには、入力データ エレメントに含まれるデータ エレメントを表示するドロップダウン リストが含まれます。たとえば、入力がフィーチャ データセットである場合、フィーチャ データセット内のすべてのフィーチャクラスが、ドロップダウン リストに含まれます。このリストから、単一のエレメントを選択します。 | String |
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- Basic: はい
- Standard: はい
- Advanced: はい