Python ツールボックスのパラメータデータタイプの定義—ヘルプ

複合データタイプ
データタイプ

Python ツールボックスでは、パラメータの datatype プロパティは、getParameterInfo メソッド内の Parameter クラスを使用して設定します。

def getParameterInfo(self):
    #Define parameter definitions

    # First parameter
    param0 = arcpy.Parameter(
        displayName="Input workspace",
        name="in_workspace",
        datatype="DEWorkspace",
        parameterType="Required",
        direction="Input")

複合データタイプ

1 つのパラメータで複数のデータタイプを受け入れる必要がある場合、このようなデータタイプは複合データタイプと呼ばれます。Python ツールボックスで複合データタイプを定義するには、パラメータの datatype プロパティにデータタイプのリストを設定します。以下の例では、パラメータはラスタデータセットまたはラスタカタログを受け入れるように定義されています。

def getParameterInfo(self):
    #Define parameter definitions

    # First parameter
    param0 = arcpy.Parameter(
        displayName="Input Raster Dataset",
        name="in_rasterdataset",
        datatype=["DERasterDataset", "DERasterCatalog"],
        parameterType="Required",
        direction="Input")

データタイプ

データタイプ	datatype キーワード	説明
住所ロケータ	DEAddressLocator	ジオコーディングに使用するデータセットで、住所属性、関連インデックス、および場所の非空間的説明を空間データに変換するプロセスを定義するルールを格納します。
住所ロケータのスタイル	GPAddressLocatorStyle	新しい住所ロケータの基になるテンプレート。
セルサイズの解析	analysis_cell_size	ラスタツールで使用するセルサイズ。
すべての値	GPType	任意の値を受け取るデータタイプ。
ArcMap ドキュメント	DEMapDocument	1 つのマップとそのレイアウト、および関連するレイヤ、テーブル、チャート、レポートを含むファイル。
面積単位	GPArealUnit	面積単位のタイプと値（平方メートルやエーカーなど）。
ブール型	GPBoolean	ブール値。
CAD ドローイングデータセット	DECadDrawingDataset	フィーチャタイプとシンボルが混在するベクタデータソース。データセットは、フィーチャクラスベースのクエリまたは分析では使用できません。
演算式	GPCalculatorExpression	演算式。
Catalog ルート	DECatalogRoot	カタログツリー内の最上位ノード。
セルサイズ	GPSACellSize	ArcGIS Spatial Analyst で使用するセルサイズ。
セルサイズ XY	GPCellSizeXY	ラスタセルの 2 つの辺を定義します。
コンポジットレイヤ	GPCompositeLayer	シンボルおよびレンダリングプロパティを含む、複数の子レイヤの参照。
圧縮	GPSAGDBEnvCompression	ラスタで使用する圧縮のタイプを指定します。
座標系	GPCoordinateSystem	1 組のポイント、ライン、またはサーフェスと、1 組のルールから構成される参照フレームワーク（UTM 座標系など）で、2 次元および 3 次元空間でポイントの位置を定義するために使用されます。
座標系フォルダ	DESpatialReferencesFolder	座標系を格納するディスク上のフォルダ。
カバレッジ	DECoverage	カバレッジデータセット（地理フィーチャをポイント、円弧、およびポリゴンとして関連するフィーチャ属性テーブルに格納するための専用のデータモデル）。
カバレッジフィーチャクラス	DECoverageFeatureClasses	ポイント、円弧、ノード、ルート、ルートシステム、セクション、ポリゴン、リージョンなどのカバレッジフィーチャクラス。
データエレメント	DEType	ArcCatalog で表示可能なデータセット。
データファイル	GPDataFile	データファイル。
データベースコネクション	DERemoteDatabaseFolder	ArcCatalog のデータベース接続フォルダ。
データセット	DEDatasetType	通常、グループ化されるか一緒に格納される関連データのコレクション。
日付	GPDate	日付の値。
dBase テーブル	DEDbaseTable	dBASE 形式で格納された属性データ。
単純化	GP3DADecimate	一般化されたバージョンの TIN を作成する際の TIN のノードのサブセットを指定します。
ディスク接続	DEDiskConnection	データストレージデバイスへのアクセス用のパス。
Double	GPDouble	浮動小数点数を倍精度 64 ビット値として格納します。
暗号化された文字列	GPEncryptedString	パスワード用の暗号化された文字列。
エンベロープ	GPEnvelope	データソースが含まれる最小境界範囲を定義する座標のペア。
評価尺度	GPEvaluationScale	加重オーバーレイ操作で入力に適用される縮尺の値範囲と増分値。
範囲	GPExtent	データソースの最小境界範囲を定義する座標のペア（xmin、ymin および xmax、ymax）を指定します。データソースのすべての座標は、この境界内に含まれます。
抽出値	GPSAExtractValues	抽出値パラメータ。
フィーチャクラス	DEFeatureClass	同じシェープタイプを持つ空間データのコレクション（ポイント、マルチポイント、ポリライン、およびポリゴン）。
フィーチャデータセット	DEFeatureDataset	共通の地理領域および同じ空間参照系を共有するフィーチャクラスのコレクション。
フィーチャレイヤ	GPFeatureLayer	シンボルおよびレンダリングプロパティを含む、フィーチャクラスの参照。
フィーチャセット	GPFeatureRecordSetLayer	ツールの実行時にフィーチャを描画する対話型フィーチャ。
フィールド	Field	単一の属性の値が格納される、テーブル内の列。
フィールド情報	GPFieldInfo	FieldMap のフィールドに関する詳細。
フィールドの割り当て	GPFieldMapping	1 つ以上の入力テーブル内のフィールドのコレクション。
ファイル	DEFile	ディスク上のファイル。
フォルダ	DEFolder	データを格納するディスク上の場所を指定します。
構築されたラスタ	GPRasterFormulated	セル値が数式または定数で表されるラスタサーフェス。
ファジー関数	GPSAFuzzyFunction	入力ラスタのファジー化に使用するアルゴリズムを指定します。
ジオデータセット	DEGeodatasetType	ジオデータベースで主題が共通しているデータのコレクション。
ジオデータサービス	DEGeoDataServer	ジオデータベースを参照する汎用的なオブジェクト。
ジオメトリックネットワーク	DEGeometricNetwork	トポロジ的に接続されたエッジおよびジャンクションフィーチャで表現される線形ネットワーク。フィーチャの接続性はジオメトリの一致に基づきます。
geostatistical レイヤ	GPGALayer	シンボルおよびレンダリングプロパティを含む、geostatistical データソースの参照。
Geostatistical Search Neighborhood	GPGASearchNeighborhood	geostatistical レイヤの検索近傍パラメータを定義します。
Geostatistical 値テーブル	GPGAValueTable	geostatistical レイヤを定義するデータソースとフィールドのコレクション。
グローブサービス	DEGlobeServer	グローブサービス。
ジオプロセシングサービス	DEGPServer	ジオプロセシングサービス。
グラフ	GPGraph	グラフ。
グラフデータテーブル	GPGraphDataTable	グラフデータテーブル。
グループレイヤ	GPGroupLayer	1 つのレイヤとして表示および動作するレイヤのコレクション。グループレイヤにより、マップの整理、詳細な描画順序オプションの割り当て、および他のマップで使用するためのレイヤの共有を簡単に行えます。
水平方向ファクタ	GPSAHorizontalFactor	水平コストファクタと水平相対移動角度の間の関係。
イメージサービス	DEImageServer	イメージサービス。
インデックス	Index	地理データセットおよびデータベース内のレコード検索の高速化に使用されるデータ構造。
INFO 条件式	GPINFOExpression	INFO テーブルのデータを定義および操作するための構文。
INFO アイテム	GPArcInfoItem	INFO テーブルのアイテム。
INFO テーブル	DEArcInfoTable	INFO データベースのテーブル。
LAS データセット	DELasDataset	LAS データセットは、ディスク上の 1 つ以上の LAS ファイルの参照と、追加のサーフェスフィーチャの参照を格納します。LAS ファイルは、空中 LIDAR データを格納するバイナリファイルです。
LAS データセットレイヤ	GPLasDatasetLayer	ディスク上の LAS データセットを参照するレイヤ。このレイヤには、LAS データセットで参照されている LIDAR ファイルとサーフェス制限でフィルタを適用できます。
レイヤ	GPLayer	シンボルおよびレンダリングプロパティを含む、データソース（シェープファイル、カバレッジ、ジオデータベースフィーチャクラス、ラスタなど）の参照。
レイヤファイル	DELayer	レイヤファイルには、シンボルおよびレンダリングプロパティなどのレイヤ定義が格納されます。
ライン	GPLine	複数の連続する一意の X、Y 座標によって定義される形状（直線または曲線）。
距離単位	GPLinearUnit	メートルやフィートなどの距離単位のタイプと値。
Long	GPLong	整数値。
M ドメイン	GPMDomain	M 座標として有効な最も低い値と最も高い値の範囲。
MapServer	DEMapServer	マップサーバ。
モザイクデータセット	DEMosaicDataset	データの格納、表示、および検索が可能なラスタと画像データのコレクション。モザイクデータセットは、カタログとして保存され、モザイク画像として表示されるラスタデータセット（画像）のコレクションを管理するために使用する、ジオデータベース内のデータモデルです。
モザイクレイヤ	GPMosaicLayer	モザイクデータセットを参照するレイヤ。
近傍	GPSANeighborhood	統計情報の計算に使用する各セル周辺のエリアの形状。
Network Analyst クラスフィールドマップ	NAClassFieldMap	Network Analyst レイヤ内のロケーションプロパティ（ストップ、施設、インシデントなど）とポイントフィーチャクラスとの間のマッピング。
Network Analyst 階層設定	GPNAHierarchySettings	2 つの整数を使用して、ネットワークデータセットの階層値を 3 つのグループに分割する階層属性。1 つ目の整数は、1 番目のグループの終了値を設定します。2 つ目の値は、3 番目のグループの開始値を設定します。
Network Analyst レイヤ	GPNALayer	ネットワークルート解析を表現および解決するための特殊なグループレイヤ。メモリに保持されている Network Analyst レイヤの各サブレイヤは、ルート解析とルート解析ソリューションの特定の側面を表します。
ネットワークデータセット	DENetworkDataset	トポロジ的に接続されたネットワークエレメント（エッジ、ジャンクション、ターン）のコレクション。ネットワークソースから生成され、ネットワーク属性のコレクションが関連付けられます。
ネットワークデータセットレイヤ	GPNetworkDatasetLayer	シンボルおよびレンダリングプロパティを含む、ネットワークデータセットの参照。
パーセルファブリック	DECadastralFabric	パーセルファブリックは、接続されたパーセルまたはパーセルネットワークの連続するサーフェスを保存、維持、および編集するためのデータセットです。
パーセルファブリックレイヤ	GPCadastralFabricLayer	ディスク上のパーセルファブリックを参照するレイヤ。このレイヤは、関連するレイヤのセットを 1 つのレイヤ以下に整理するグループレイヤとして機能します。
ポイント	GPPoint	X、Y 座標のペア。
ポリゴン	GPPolygon	最初の座標と最後の座標が同一である、接続された一連の X、Y 座標。
投影情報ファイル	DEPrjFile	空間データの座標系情報を格納するファイル。
ピラミッド	GPSAGDBEnvPyramid	ピラミッドを構築するかどうかを指定します。
半径	GPSARadius	内挿に使用する周辺のポイントを指定します。
乱数ジェネレータ	GPRandomNumberGenerator	乱数を作成するときに使用するシードとジェネレータを指定します。
ラスタバンド	DERasterBand	ラスタデータセット内のレイヤ。
ラスタ演算式	GPRasterCalculatorExpression	ラスタ演算式。
ラスタカタログ	DERasterCatalog	テーブルに定義されるラスタデータセットのコレクション。各テーブルレコードでは、カタログ内の個々のラスタデータセットが定義されます。
ラスタカタログレイヤ	GPRasterCatalogLayer	シンボルおよびレンダリングプロパティを含む、ラスタカタログの参照。
ラスタデータレイヤ	GPRasterDataLayer	ラスタデータレイヤ。
ラスタデータセット	DERasterDataset	1 つまたは複数のラスタから構築された 1 つのデータセット。
ラスタレイヤ	GPRasterLayer	シンボルおよびレンダリングプロパティを含む、ラスタの参照。
ラスタの統計情報	GPSAGDBEnvStatistics	ラスタの統計情報を構築するかどうかを指定します。
ラスタタイプ	GPRasterBuilder	ラスタタイプを指定してモザイクデータセットにラスタデータを追加します。ラスタタイプにより、ジオリファレンス、取得日付、センサタイプなどのメタデータとラスタ形式が指定されます。
レコードセット	GPRecordSet	対話型のテーブル。ツールの実行時にテーブルの値を入力します。
リレーションシップクラス	DERelationshipClass	ジオデータベースのオブジェクト間のリレーションシップに関する詳細。
リマップ	GPSARemap	ラスタセル値を再分類する方法を定義するテーブル。
ルートメジャーイベントプロパティ	GPRouteMeasureEventProperties	リニアリファレンスルートシステムで計測されるイベントを説明するテーブルのフィールドを指定します。
スケマティックデータセット	DESchematicDataset	スケマティックデータセットには、同じアプリケーションドメイン（水道や電気など）を共有するスケマティックダイアグラムテンプレートとスケマティックフィーチャクラスのコレクションが保存されます。
スケマティックダイアグラム	DESchematicDiagram	スケマティックダイアグラム。
スケマティックフォルダ	DESchematicFolder	スケマティックフォルダ。
スケマティックレイヤ	GPSchematicLayer	スケマティックレイヤは、スケマティックダイアグラムの基になるテンプレートに関連付けられたスケマティックフィーチャクラスに基づくフィーチャレイヤで構成されたコンポジットレイヤです。
セミバリオグラム	GPSASemiVariogram	自己相関の定量化に使用する 2 つの場所を表す距離と方向を指定します。
サーバ接続	DEServerConnection	サーバ接続。
シェープファイル	DEShapefile	シェープファイル形式の空間データ。
空間参照	GPSpatialReference	空間ドメインを含む、空間データセットを格納するための座標系。
SQL 文	GPSQLExpression	リレーショナルデータベースのデータを定義および操作するための構文。
文字列	GPString	テキスト値。
文字列非表示	GPStringHidden	* でマスクされている文字列。注意: スクリプトを記述する際に使用すると、テキストは暗号化されます。
テーブル	DETable	表形式データ。
テーブルビュー	GPTableView	メモリ内またはディスク上に格納された、表示および編集を目的とする表形式データの表現。
テレインレイヤ	GPTerrainLayer	シンボルおよびレンダリングプロパティを含む、テレインの参照。テレインの描画に使用されます。
テキストファイル	DETextfile	ASCII 形式で保存されたデータ。
タイルサイズ	GPSAGDBEnvTileSize	ブロック単位で格納されたデータの幅と高さを指定します。
時間設定	GPSATimeConfiguration	特定のロケーションの日射量の計算に使用される期間を指定します。
TIN	DETin	地理空間を、重なり合わない、連続する三角形に分割するベクタデータ。個々の三角形の頂点は、X、Y、および Z の値を持つサンプルデータポイントです。
TIN レイヤ	GPTinLayer	トポロジ的なリレーションシップ、シンボル、およびレンダリングプロパティを含む、TIN の参照。
ツール	DETool	ジオプロセシングツール。
ツールボックス	DEToolbox	ジオプロセシングツールボックス。
トポロジフィーチャ	GPSATopoFeatures	内挿の入力となるフィーチャ。
トポロジ	DETopology	空間データにデータ整合性ルールを定義および強制するトポロジ。
トポロジレイヤ	GPTopologyLayer	シンボルおよびレンダリングプロパティを含む、トポロジの参照。
バリューテーブル	GPValueTable	値の列のコレクション。
バリアント	GPVariant	基本タイプ（ブール値、日付、double、long、および文字列）のいずれでも格納できるデータ値。
垂直方向ファクタ	GPSAVerticalFactor	垂直コストファクタと垂直相対移動角度の間の関係を指定します。
VPF カバレッジ	DEVPFCoverage	VPF で格納された空間データ。
VPF テーブル	DEVPFTable	VPF で格納された属性データ。
WCS カバレッジ	DEWCSCoverage	WCS（Web Coverage Service）は、Web 上でラスタデータセットを共有するためのオープン規格です。
加重オーバーレイテーブル	GPSAWeightedOverlayTable	共通の評価尺度を持つ値を各ラスタに適用し、重要度に応じて各ラスタに重み付けすることで複数のラスタを結合するための、データを含んだテーブル。
加重合計	GPSAWeightedSum	それぞれに指定されたウェイトを乗算した後に合計された複数のラスタをオーバーレイするための空間データ。
WMS マップ	DEWMSMap	WMS マップ。
ワークスペース	DEWorkspace	ジオデータベースやフォルダなどのコンテナ。
XY ドメイン	GPXYDomain	X、Y 座標として有効な最も低い値と最も高い値の範囲。
Z ドメイン	GPZDomain	Z 座標として有効な最も低い値と最も高い値の範囲。

複合データ タイプ

データ タイプ

関連トピック

複合データタイプ

データタイプ