ツールには、名前とラベルのプロパティがあります。ツールのラベルを変更するには、カタログ ウィンドウまたは [ArcToolbox] ウィンドウ内のツールを右クリックして、[名前の変更] をクリックします。ツールの名前の変更を行っても、ツールの名前は変わらず、ラベルだけが変更されます。
異なるツールセットに属する場合でも、ツールボックス内のツールは、同じ名前またはラベルであってはなりません。
ツールのラベル
ツールのラベルとは、Catalog ウィンドウ、ArcCatalog、および [ArcToolbox] ウィンドウに表示されるものを指します。ツールを右クリックして [名前の変更] をクリックした場合は、ツールのラベルが変更されます。ラベルにはスペースを含めることができます。
ツールの名前
ツールの名前はスクリプトの記述で使用されます。たとえば、[フィールドの追加(Add Field)] ツールを実行する次のコード スニペットの例では、ラベル(Add Field)ではなくツールの名前(AddField)が使用されています。名前にはスペースも特殊文字も含めることはできません。
# Run the Add Field tool
arcpy.AddField_management("c:/data/streets.shp", "Address", "TEXT", "", "", 120)
ツールの命名規則
ArcGIS で用いられている命名規則には、ツールのラベルの各単語は大文字で始めることと、スペースを除いたツールの名前がラベルと同じであることがあります。スペースを除いた後のツールの名前が、入力するのに長すぎる場合は、さらに名前を短縮できます。以下に、システム ツールから取った命名規則の例をいくつか示します。
ツールのラベル | ツールの名前 |
---|---|
フィーチャ → ライン(Feature to Line) | FeatureToLine |
XY 座標の追加(Add XY Coordinates) | AddXY |
アノテーション フィーチャクラスの更新(Update Annotation Feature Class) | UpdateAnnotation |
シンメトリカル ディファレンス(Symmetrical Difference) | SymDiff |