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ルート検索 (FindRoutes)

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サマリー

[ルート検索 (FindRoutes)] は、入力パスを訪問するための最短パスを判定し、ルート案内、訪問先ストップの情報、および移動時間と距離を含むルート パスを返します。

このツールには、複数の入力ストップを事前定義された順序または全体の移動を最小化する順序で訪問するルートを検索する機能があります。[RouteName] フィールドを使用すると、入力ストップを複数のルートにグループ化できます。また、ストップの各グループに対して 1 つのルートを出力して、1 回の解析処理で多くの車両のルートを生成できます。

注意:
[ルート検索 (FindRoutes)] を使用して複数の車両のルートを検索する場合、解析する前にストップをルートに割り当てる必要があります。複数の車両間でストップを分割する最適な方法を判定するツールが必要な場合は、代わりに [配車ルート (VRP) の解析 (Solve Vehicle Routing Problem)] ツールを使用します。

図

A と B 間の最短ルート

使用法

  • このツールは、[計測単位] パラメーターの値が時間ベースの場合は移動時間、距離ベースの場合は移動距離に基づいて最短ルートを検索します。

  • ツールを正しく実行するには、ストップを少なくとも 2 つ指定する必要があります。最大で 10,000 のストップを読み込み、1 つのルートに最大 150 のストップを割り当てることができます。

  • 最大で 250 のポイント バリアを追加できます。ライン バリアまたはポリゴン バリアは必要なだけ追加できますが、ライン バリアが交差する道路フィーチャは 500 以下にする必要があり、ポリゴン バリアが交差するフィーチャは 2,000 以下にする必要があります。

  • 結果を短時間で生成できるように、解析時に実際のルートではなく道路階層を使用することもできます。ただし、ソリューションの精度は最適な結果よりもやや劣ります。

  • [階層を使用] パラメーターがオン (True) であるかどうかにかかわらず、ストップのペア間の直線距離が 50 マイル (80.46 キロメートル) を超えている場合は、常に階層が使用されます。

  • [移動モード] が [徒歩] に設定されている場合、または [カスタム] に設定されていて [徒歩] 規制が使用されている場合は、ストップのペア間の直線距離は 50 マイル (80.46 キロメートル) を超えることはできません。

  • 入力したポイントと通行可能な最も近い道路の距離が 12.42 マイル (20 キロメートル) を超える場合、そのポイントは解析から除外されます。

  • このツールは、ArcGIS Pro、ArcMap、ArcGlobe、および ArcScene で実行されるよう設計されていますが、ArcCatalog では使用できません。

構文

FindRoutes_naagol (Stops, Measurement_Units, {Analysis_Region}, {Reorder_Stops_to_Find_Optimal_Routes}, {Preserve_Terminal_Stops}, {Return_to_Start}, {Use_Time_Windows}, {Time_of_Day}, Time_Zone_for_Time_of_Day, {UTurn_at_Junctions}, {Point_Barriers}, {Line_Barriers}, {Polygon_Barriers}, {Use_Hierarchy}, {Restrictions}, {Attribute_Parameter_Values}, {Route_Shape}, {Route_Line_Simplification_Tolerance}, {Populate_Route_Edges}, {Populate_Directions}, {Directions_Language}, {Directions_Distance_Units}, {Directions_Style_Name}, {Travel_Mode}, {Impedance})
パラメーター説明データ タイプ
Stops

ルート検索の対象となる複数のストップを指定します。1 つのルートに最大 10,000 ストップを追加し、最大 150 ストップを割り当てることができます (RouteName 属性を使用して、ストップをルートに割り当てます)。

ストップを指定する際は、属性を使用してストップごとにプロパティ (名前やサービス時間) を設定できます。ストップには、次の属性を指定できます。

Name - ストップの名前。この名前は、ルート案内に使用されます。名前を指定しない場合は、出力ストップ、ルート、およびルート案内において接頭辞 Location が付いた一意な名前が自動的に生成されます。

RouteName - ストップが割り当てられるルートの名前。同じルート名を異なるストップに割り当てると、それらのストップがグループ化され、同じルートで訪問されるようになります。一意のルート名をストップの異なるグループに割り当てることで、1 回の解析で多くのルートを生成できます。このツールでは、最大 150 のストップを 1 つのルートにグループ化できます。

Sequence - 出力ルートは、この属性で指定した順序でストップを訪問します。RouteName 値が同じストップのグループ内では、シーケンス値は 0 より大きく、ストップの合計数以下である必要があります。また、シーケンス値は重複してはなりません。

[ストップを並べ替えて最適ルートを検出] をオン (True) にすると、各ルート名の最初と最後の値を除くすべての値が無視されるため、ツールは、各ルートの全体の移動を最小化する順序を見つけることができます ([ストップの順番を維持] および [スタートに戻る] の設定は、各ルートの最初と最後の値を無視するかどうかを決定します)。

AdditionalTime - ストップで費やされる時間の長さ。これは、ルートの合計時間に追加されます。この属性値の単位は、[計測単位] パラメーターで指定されます。計測単位が時間ベースである場合に限り、この属性値が解析に含められます。デフォルト値は 0 です。

機器の修理、パッケージの配達、前提の検査など、タスクを完了するためにストップでかかるその他の時間を考慮できます。

AdditionalDistance - ストップで移動する追加の距離。これは、ルートの合計距離に追加されます。この属性値の単位は、[計測単位] パラメーターで指定されます。計測単位が距離ベースである場合に限り、この属性値が解析に含められます。デフォルト値は 0 です。

通常、ストップの場所 (家など) は厳密には道路に接していません。道路から多少離れて配置されています。ストップの実際の場所と道路に接した場所の間の距離を合計移動距離に含めることが重要である場合は、この属性値を使用してその距離をモデル化できます。

TimeWindowStart - ストップに訪問できる最も早い時刻。この値は、8/12/2015 12:15 PM のように日時で指定してください。ストップのタイム ウィンドウの開始時間と終了時間を指定することで、ルートでストップを訪問する時刻を定義します。[タイム ウィンドウを使用] がオンで、[使用する単位] に時間ベースを選択している限り、ツールは全体の移動を最小化し、指定のタイム ウィンドウ内にストップに到着するソリューションを解析します。

解析が複数のタイム ゾーンにまたがる場合、タイム ウィンドウ値はそのストップが属しているタイム ゾーンの日時を表します。

このフィールドには NULL 値を含めることができます。NULL 値は、TimeWindowEnd 属性で指定された値より前の任意の時間に到着できることを示しています。TimeWindowEnd も NULL 値である場合は、ストップに任意の時間に訪問できます。

TimeWindowEnd - ストップに訪問できる最も遅い時刻。この値は、8/12/2015 12:15 PM のように日時で指定してください。ストップのタイム ウィンドウの開始時間と終了時間を指定することで、ルートでストップを訪問する時刻を定義します。[タイム ウィンドウを使用] がオンで、[使用する単位] に時間ベースを選択している限り、ツールは全体の移動を最小化し、指定のタイム ウィンドウ内にストップに到着するソリューションを解析します。

解析が複数のタイム ゾーンにまたがる場合、タイム ウィンドウ値はそのストップが属しているタイム ゾーンの日時を表します。

このフィールドには NULL 値を含めることができます。NULL 値は、TimeWindowStart 属性で指定された値より後の任意の時間に到着できることを示しています。TimeWindowStart も NULL 値である場合は、ストップに任意の時間に訪問できます。

CurbApproach - 車両がストップに到着する方向およびストップから出発する方向を指定します。このフィールド値は、次のいずれかの整数として指定されます (括弧で囲まれた名前ではなく、数値コードを使用します)。

  • 0 (車両の両側) - 車両は両方の方向でストップに到着する、およびストップから出発することができるため、ストップでの U ターンが許可されます。この設定は、車両がストップで方向転換することが可能かつ現実的である場合に選択できます。これは、道路の幅と交通量に基づいて決定されたり、ストップに車両が進入して方向転換できる駐車場があるかどうかに応じて決定されたりします。
  • 1 (車両の右側) - 車両がストップに到着するとき、およびストップから出発するときに、施設が車両の右側にある必要があります。U ターンは許可されません。これは、通常、バス停が右側にある状態で到着する必要があるバスなどの車両に使用されます。
  • 2 (車両の左側) - 車両がストップに到着するとき、およびストップから出発するときに、アプローチを車両の左側に制限します。U ターンは許可されません。これは、通常、バス停が左側にある状態で到着する必要があるバスなどの車両に使用されます。
  • 3 (U ターンなし) - 車両がストップに到着するときはどちらの側でも到着できますが、方向転換せずに出発する必要があります。

CurbApproach プロパティは、米国の右側通行の標準と英国の左側通行の標準の両方に対応するように設計されています。まず、ストップが車両の左側にあるとします。これは、車両が移動するのが道路の左側であるか右側であるかに関係なく、常に左側にあります。右側通行か左側通行かに応じて異なるのは、2 つの方向のうちどちらからストップに到着するかです。つまり、結局のところ車両の右側または左側になります。たとえば、ストップに到着するときに、車両とストップの間に交通レーンがないほうがいい場合は、米国では [車両の右側] (1) を選択し、英国では [車両の左側] (2) を選択します。

Feature Set
Measurement_Units

出力ルートの合計移動時間または合計距離を計測およびレポートするときに使用される単位を指定します。

このパラメーターに選択する単位によって、最適なルートを検出するときに距離が計測されるか、時間が計測されるかが決まります。選択した移動モード (運転時間、歩行時間など) での移動時間を最小にするには、時間単位を選択します。指定した移動モードでの移動距離を最短にするには、距離単位を選択します。結果にレポートされる合計時間または合計距離の単位も、この選択によって決まります。これには次の選択肢があります。

  • Meters
  • Kilometers
  • Feet
  • Yards
  • Miles
  • NauticalMiles
  • Seconds
  • Minutes
  • Hours
  • Days

String
Analysis_Region
(オプション)

解析を実行する地域を指定します。このパラメーターに値を指定しない場合、入力ポイントの位置に基づいて地域名が自動的に計算されます。ツールの実行速度を上げるため、地域名を設定することをお勧めします。地域を指定するには、次のいずれかの値を使用します。

  • Europe
  • Greece
  • India
  • Japan
  • Korea
  • MiddleEastAndAfrica
  • NorthAmerica
  • Oceania
  • SouthAmerica
  • SouthEastAsia
  • Taiwan
  • Thailand

String
Reorder_Stops_to_Find_Optimal_Routes
(オプション)

定義した順序、またはツールが全体の移動を最小化すると判断した順序のどちらでストップに訪問するかを指定します。

  • オン(True) :

    ユーザーが定義した順序でストップに訪問します。これがデフォルトのオプションです。入力ストップ フィーチャの Sequence 属性を使用してストップの順序を設定したり、ストップの ObjectID によって決定される順序のままにすることができます。

  • オフ (False):

    全体の移動距離または移動時間が最小になる順序をツールが決定します。ストップの順序を変更し、ストップのタイム ウィンドウを考慮できます。その他のパラメーターを使用すると、最初と最後のストップを維持して、中間のストップの順序を変更することができます。

最適なストップ順序と最適なルートの検索は、一般に、巡回セールスマン問題 (Traveling Salesman Problem: TSP) の解析と呼ばれています。

Boolean
Preserve_Terminal_Stops
(オプション)

[ストップを並べ替えて最適ルートを検出] がオン (または True) の場合、最初と最後のストップを維持して、残りの順序を変更できます。

最初と最後のストップは、Sequence 属性値によって決定されます。Sequence 値が NULL の場合、ObjectID 値によって決定されます。

  • 最初を維持:

    最初のストップの順序が変更されません。自宅、本社、現在位置など、既知の場所から開始する場合は、このオプションを選択します。

  • 最後を維持:

    最後のストップの順序が変更されません。出力ルートは、任意のストップから開始できますが、事前定義された最後のストップで終了する必要があります。

  • 最初と最後を維持:

    最初と最後のストップの順序が変更されません。

  • 維持しない:

    最初と最後のストップを含む、任意のストップの順序を変更できます。ルートは、任意のストップ フィーチャで開始または終了できます。

[ストップを並べ替えて最適ルートを検出] がオフ (または False) の場合、[ターミナル ストップを維持] は無視されます。

String
Return_to_Start
(オプション)

ルートを同じ位置で開始および終了するかどうかを選択します。このオプションを使用すると、最初のストップ フィーチャを複製して、複製したストップを最後に配置する必要がなくなります。

ルートの開始位置は、Sequence 属性の値が最も低いストップ フィーチャです。Sequence 値が NULL の場合、ObjectID 値が最低のストップ フィーチャになります。

  • オン(True) :

    最初のストップ フィーチャで開始および終了します。これがデフォルト値です。

    [ストップを並べ替えて最適ルートを検出] および [スタートに戻る] が両方ともオン (または True) の場合、[ターミナル ストップを維持] は [Preserve First] に設定する必要があります。

  • オフ (False):

    最初のストップ フィーチャで開始および終了しません。

Boolean
Use_Time_Windows
(オプション)

ルートでストップに到着する時刻が入力ストップのタイム ウィンドウで指定されている場合、このオプションをオンにします (または、True に設定します)。TimeWindowStart および TimeWindowEnd 属性に時間を入力することで、入力ストップにタイム ウィンドウを追加できます。

  • オン(True) :

    入力ストップにタイム ウィンドウがあり、ツールでその値を使用します。

  • オフ (False):

    入力ストップにタイム ウィンドウがないか、ある場合は、ツールでその値を使用しません。これがデフォルト値です。

[タイム ウィンドウを使用] がオン (または True) の場合、入力ストップにタイム ウィンドウがなくても、ツールの実行に少し時間がかかります。そのため、可能な場合は、このオプションをオフ (False に設定) することをお勧めします。

Boolean
Time_of_Day
(オプション)

ルートの開始の日時を指定します。

運転移動モードをモデリングする場合、このパラメーターの値として現在の日時を指定すると、ライブ交通状況を使用して最適なルートが検出され、合計移動時間は交通状況に基づくものとなります。

時刻を指定すると、ルートと移動時間の推定がより正確になります。これは、その日時に該当する交通状況が移動時間に考慮されるためです。

[時刻のタイム ゾーン] パラメーターは、この日時が UTC を参照するか、ストップの場所のタイム ゾーンを参照するかを指定します。

[使用する単位] が時間ベース単位に設定されていない場合、このパラメーターは無視されます。

Date
Time_Zone_for_Time_of_Day

[時刻] パラメーターのタイム ゾーンを指定します。

  • ローカル時間:

    [時刻] パラメーターが、ルートの最初のストップがある場所のタイム ゾーンを表します。

    多くのルートを生成していて、それらが複数のタイム ゾーンで開始される場合、それぞれの開始時間は世界協定時 (UTC) でずれが発生します。たとえば、1 月 2 日の [時刻] の値が 10:00 a.m. の場合、東部標準時ゾーンで開始されるルートは開始時間が東部標準時の 10:00 a.m. (3:00 p.m. UTC)、中央標準時ゾーンで開始されるルートは開始時間が中央標準時の 10:00 a.m. (4:00 p.m. UTC) になります。開始時間が UTC では 1 時間異なります。

    出力ストップ フィーチャクラスに記録される到着日時と出発日時は、各ルートの最初のストップがある場所のタイム ゾーンです。

  • UTC:

    [時刻] パラメーターが、UTC (協定世界時) を参照します。特定の時刻 (たとえば今) におけるルートを生成する場合で、最初のストップがある場所のタイム ゾーンがわからない場合、このオプションを選択します。

    多くのルートを生成していて、それらが複数のタイム ゾーンにまたがっている場合、UTC での開始時間は同時です。たとえば、1 月 2 日の [時刻] の値が 10:00 a.m. の場合、東部標準時ゾーンで開始されるルートは開始時間が東部標準時の 5:00 a.m. (UTC-5:00)、中央標準時ゾーンで開始されるルートは開始時間が中央標準時の 4:00 a.m. (UTC-6:00) になります。どちらのルートも 10:00 a.m. UTC に開始されます。

    出力ストップ フィーチャクラスに記録される到着日時と出発日時は UTC です。

String
UTurn_at_Junctions
(オプション)

ジャンクションでの U ターン ポリシー。U ターンを許可するということは、解析においてジャンクションで方向転換し、同じ道路を引き返すことができるということを意味します。 ジャンクションが道路の交差と行き止まりを表すことを前提に、さまざまな車両が、一部のジャンクションでは方向転換でき、他のジャンクションでは方向転換できない、というように設定できます。これは、ジャンクションが交差と行き止まりのどちらを表すかによって変わります。これに対応するには、ジャンクションに接続するエッジや道路の数 (ジャンクションでのノードへの接続数) によって、暗黙的に U ターン ポリシーを指定します。以下では、このパラメーターで選択できる値と、ジャンクションので接続におけるそれぞれの意味について示します。

  • 許可:

    任意の数の接続されたエッジまたは道路を持つジャンクションで U ターンを許可します。これがデフォルト値です。

  • 許可しない:

    ジャンクションの接続にかかわらず、すべてのジャンクションで U ターンを禁止します。

  • 行き止まりでのみ許可:

    1 つの隣接エッジを持つジャンクション (行き止まり) を除くすべてのジャンクションでの U ターンを禁止します。

  • 交差点と行き止まりでのみ許可:

    2 つの隣接するエッジが接するジャンクションでの U ターンを禁止します。ただし、交差点 (3 つ以上の隣接エッジを持つジャンクション) および行き止まり (1 つの隣接エッジを持つジャンクション) では U ターンを許可します。道路をモデリングするネットワークには、道路セグメントの中間に無関係のジャンクションが存在する場合があります。このオプションは、これらの場所で車両が U ターンすることを防ぎます。

このパラメーターは、[移動モード] を [カスタム] に設定しなければ無視されます。

String
Point_Barriers
(オプション)

一時的な規制として機能する 1 つ以上のポイント、または対象の道路を通行するために必要とされる追加の時間や距離を表す 1 つ以上のポイントを指定します。たとえば、ポイント バリアを使用して、道路沿いの倒木や、踏切で生じる遅延時間を表すことができます。

このツールでは、バリアとして追加できるポイントの数は 250 に制限されています。

ポイント バリアを指定する場合は、属性を使用して、各ポイント バリアのプロパティ (ポイント バリアの名前やバリアの種類など) を設定できます。ポイント バリアには、次の属性を指定できます。

Name: バリアの名前。

BarrierType: ポイント バリアの通過を完全に禁止するか、通過時に時間または距離を追加するかを指定します。この属性の値は、次のいずれかの整数として指定されます (括弧で囲まれた名前ではなく、数値コードを使用します)。

  • 0 (通過不可): バリアを通過できません。バリアは通過不可として機能するので、通過不可ポイント バリアとも呼ばれます。
  • 2 (追加コスト): バリアを通過するたびに、[Additional_Time] フィールドと [Additional_Distance] フィールドで指定した値だけ、移動時間または距離が加算されます。このバリア タイプは、追加コスト ポイント バリアとも呼ばれます。

Additional_Time: バリアを通過するときに追加される移動時間の値を指定します。このフィールドは、追加コスト バリアにのみ適用されます。しかも、計測単位が時間ベースである場合に限られます。このフィールドには 0 以上の値を指定する必要があります。単位は [計測単位] パラメーターで指定した単位と同じです。

Additional_Distance: バリアを通過するときに追加される距離の値を指定します。このフィールドは、追加コスト バリアにのみ適用されます。しかも、計測単位が距離ベースである場合に限られます。このフィールドには 0 以上の値を指定する必要があります。単位は [計測単位] パラメーターで指定した単位と同じです。

Feature Set
Line_Barriers
(オプション)

道路と交差しているラインの場所を移動できないようにする 1 つ以上のラインを指定します。たとえば、複数の道路区間にわたって通行禁止となるパレードやデモを表すときに通過不可ライン バリアを使用します。また、ライン バリアを使用すれば、道路網の特定の区間を迂回して利用できる経路をすばやく見つけることができます。

このツールでは、[ライン バリア] パラメーターを使用して規制できる道路の数に制限があります。ライン バリアとして指定できるラインの数に制限はありませんが、すべてのラインと交差する道路の総数が 500 を超えることはできません。

ライン バリアを指定する場合は、次の属性を使用して、各ライン バリアの名前プロパティを設定できます。

Name: バリアの名前。

Feature Set
Polygon_Barriers
(オプション)

通過を完全に禁止するポリゴン、またはそのポリゴンと交差する道路を移動するときに時間または距離が係数に基づいて乗算されるポリゴンを指定します。

このサービスでは、[ポリゴン バリア] パラメーターを使用して規制できる道路の数に制限があります。ポリゴン バリアとして指定できるポリゴンの数に制限はありませんが、すべてのポリゴンと交差する道路の総数が 2,000 を超えることはできません。

ポリゴン バリアを指定する場合は、属性を使用して、各ポリゴン バリアのプロパティ (ポリゴン バリアの名前やバリアの種類など) を設定できます。ポリゴン バリアには、次の属性を指定できます。

Name: バリアの名前。

BarrierType: バリアの通過を完全に禁止するか、バリアを通過する際の時間または距離を係数に基づいて計算するかを指定します。このフィールド値は、次のいずれかの整数として指定されます (括弧で囲まれた名前ではなく、数値コードを使用します)。

  • 0 (通過不可): バリアのどの部分も通過できません。バリアと交差する道路は通過不可になるので、バリアは通過不可ポリゴン バリアとも呼ばれます。たとえば、複数の道路を含む領域が浸水し、それらの道路を通過できない状況を表す場合などに、このタイプのバリアを使用します。
  • 1 (コスト係数指定): [ScaledTimeFactor] フィールドまたは [ScaledDistanceFactor] フィールドで指定した係数が、対象の道路の通過に費やす時間または距離に乗算されます。道路の一部だけがバリアの対象になっている場合は、移動の時間または距離が比率に応じて乗算されます。たとえば、係数 0.25 を割り当てると、対象の道路での移動速度が通常の 4 倍速くなります。係数 3.0 を指定すると、対象道路での移動時間が通常の 3 倍長くなります。このバリア タイプは、コスト係数ポリゴン バリアとも呼ばれます。暴風のため特定領域の移動速度が低下する場合などに使用します。

ScaledTimeFactor: これは、バリアが交差している道路の移動時間に乗算する係数です。このフィールドは、コスト係数指定バリアにのみ適用されます。しかも、計測単位が時間ベースである場合に限られます。このフィールドには 0 より大きい値を指定する必要があります。

ScaledDistanceFactor: これは、バリアが交差している道路の距離に乗算する係数です。この属性は、コスト係数指定バリアにのみ適用されます。しかも、計測単位が距離ベースである場合に限られます。この属性には 0 より大きい値を指定する必要があります。

Feature Set
Use_Hierarchy
(オプション)

ストップ間の最短パスを検索するときに階層を使用するかどうかを指定します。

  • オン(True) :

    ルートを検索するときに、階層を使用します。階層を使用する場合、このツールでは、下位レベルの道路 (一般道路など) よりも上位レベルの道路 (高速道路など) が優先されます。また、このツールを使用して、運転者が遠回りであっても一般道路の代わりに高速道路を利用する状況をシミュレートできます。これは、長距離を移動する運転手は、停止場所、交差点、および進路変更を回避できる高速道路での移動を好む傾向があるため、遠い場所へのルート検索を実行する際に特に有効です。階層を使用すると、ツールが比較的小さい道路サブセットから最適ルートを選択できるため、特に長距離ルートの場合は計算が速くなります。

  • オフ (False):

    ルートを検索するときに、階層を使用しません。階層を使用しない場合は、ルート検索時にすべての道路が検討に入れられ、上位レベルの道路が優先されません。これは、都市内の短距離ルートを検索するときによく使用されます。

施設と需要地点の間の直線距離が 50 マイル (80.46 キロメートル) を超える場合は、階層を使用しないようにこのパラメーターを設定していても、自動的に階層が使用されます。

このパラメーターは、[移動モード] を [カスタム] に設定しなければ無視されます。カスタム歩行モードをモデリングする場合、階層が動力付き車両用に設計されているため、階層をオフにすることをお勧めします。

Boolean
Restrictions
(オプション)

最適なルートを検索する際に、従う必要がある規制を指定します。規制は、運転上の優先事項や要件を表します。ほとんどの場合、規制により道路は通行禁止になりますが、回避または優先する道路に指定することもできます。たとえば、[Avoid Toll Roads] の規制を使用すると、ルートに有料道路が含まれるのは、ストップを訪問するために有料道路の使用が不可欠な場合のみになります。[Height Restriction] は、車両の高さより低い車高規制の場所を迂回できるようにします。車両に腐食性物質を積載している場合は、[Any Hazmat Prohibited] の規制を使用して、腐食性物質の運搬が法律で禁止されている道路の通行を回避します。

このパラメーターに指定した値は、[移動モード] を [カスタム] に設定しなければ無視されます。

以下に、利用可能な規制のリストと簡単な説明を示します。

注意:

一部の規制では、目的の用途に関する追加の値を指定する必要があります。この値は、規制の名前、および規制に対応させることを意図している特定のパラメーターに関連付ける必要があります。[属性パラメーター値] パラメーターの [AttributeName] 列の下に規制の名前が表示されている場合、その規制を識別できます。通行可能な道路を検索するときに、規制が正しく使用されるように、規制に対応する [属性パラメーター値] パラメーター内で [ParameterValue] フィールドを指定する必要があります。

注意:

一部の規制は、特定の国でのみサポートされます。それらの規制の利用可否は、次のリスト内で地域ごとに記述されています。領域内で規制の利用可否が制限されている場合、ネットワーク解析サービスのデータ提供範囲に関する Web ページの国リストのセクションにあるテーブルを参照して、規制が特定の国で利用できるかどうかを確認できます。国の Yes 列に Logistics Attribute という値が指定されている場合、領域内で選択可能である規制は、その国でサポートされています。解析を行う範囲の国で利用できない規制の名前を指定した場合、無効な規制はサービスによって無視されます。また、[規制の使用] パラメーターの値が 0 ~ 1 の範囲内にある規制も、サービスによって無視されます ([属性パラメーター値] パラメーターを参照)。[規制の使用] パラメーターの値が 0 より大きいすべての規制は禁止されます。

ツールは、次の規制をサポートしています。

  • Any Hazmat Prohibited (すべての危険物を禁止) - 結果には、あらゆる種類の危険物の輸送が禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Avoid Carpool Roads (相乗り用道路を使用しない) - 結果では、相乗り (多人数乗車) 車両専用として指定された道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Express Lanes (エクスプレス レーンを使用しない) - 結果では、エクスプレス レーンとして指定された道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Ferries (フェリーを使用しない) - 結果では、フェリーを使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Gates (ゲートを使用しない) - 結果では、キーによるアクセスが必要なゲートや、守衛が管理する入口の存在する道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Limited Access Roads (通行が規制された道路を使用しない) - 結果では、通行が制限された高速道路として指定された道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Private Roads (私道を使用しない) - 結果では、公的に所有および管理されていない道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Toll Roads (有料道路を使用しない) - 結果では、有料道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Unpaved Roads (未舗装路を使用しない) - 舗装されていない道路 (砂利道、泥道など) を回避します。

    利用可否: すべての国

  • Axle Count Restriction (車軸数規制) - 結果には、指定した車軸数のトラックが禁止されている道路が含まれません。車軸数は、[Number of Axles restriction] パラメーターを使用して指定します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Driving a Bus (バスの通行) - 結果には、バスの通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving a Delivery Vehicle (配送車両の通行) - 結果には、配送車両の通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving a Taxi (タクシーの通行) - 結果には、タクシーの通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving a Truck (トラックの通行) - 結果には、トラックの通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving an Automobile (自動車の通行) - 結果には、自動車の通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving an Emergency Vehicle (緊急車両の通行) - 結果には、緊急車両の通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Height Restriction (高さ規制) - 結果には、車両の高さが道路で許可されている最大高さを超えている道路は含まれません。車高は、[Vehicle Height] パラメーターを使用して指定します (メートル単位)。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Kingpin to Rear Axle Length Restriction (キングピンから後車軸までの長さ規制) - 結果には、車両の長さが、すべてのトラックに対して許可されているキングピンから後車軸までの最大許容値を超える道路が含まれません。車両の先端と後軸の間の長さは、[Vehicle Kingpin to Rear Axle Length (meters) restriction] パラメーターを使用して指定します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Length Restriction (車長規制) - 結果には、車両の長さが道路で許可されている最大長さを超えている道路は含まれません。車両の長さは、[Vehicle Length] パラメーターを使用して指定します (メートル単位)。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Riding a Motorcycle (オートバイの通行) - 結果には、オートバイが禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Roads Under Construction Prohibited (工事中の道路を使用しない) - 結果には、工事中の道路が含まれません。

    利用可否: すべての国

  • Semi or Tractor with One or More Trailers Prohibited (1 台以上のトレーラーをけん引するセミトレーラーまたはトラクターの禁止) - 結果には、1 台以上のトレーラーをけん引するセミトレーラーまたはトラクターが禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Single Axle Vehicles Prohibited (一軸車両の禁止) - 結果には、一軸の車両の通行が禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Tandem Axle Vehicles Prohibited (タンデム車軸車両の禁止) - 結果には、タンデム車軸車両の通行が禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Through Traffic Prohibited (通過交通の禁止) - 通過交通 (ローカル以外) が禁止されている道路をルートに含めません。

    利用可否: すべての国

  • Truck with Trailers Restriction (トレーラーをけん引するトラックの規制) - 結果には、指定した台数のトレーラーが連結されたトラックの通行が禁止されている道路が含まれません。トラックがけん引するトレーラーの数は、[Number of Trailers on Truck] パラメーターを使用して指定します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Use Preferred Hazmat Routes (危険物用の優先道路を使用する) - 結果では、あらゆる種類の危険物の輸送用として指定されている道路が優先されます。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Use Preferred Truck Routes (トラックの優先ルートを使用する) - トラックのルートとして指定された道路 (National Surface Transportation Assistance Act によって指定された全国ネットワークの一部の道路など)、都道府県によってトラック ルートとして指定されている道路、エリア内の通行中にトラックに好まれる道路などを優先します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Walking (歩行者) - 結果には、歩行者の通行が禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: すべての国

  • Weight Restriction (重量規制) - 結果には、車両の重量がその道路で許可されている最大重量を超える道路が含まれません。車高は、[Vehicle Weight per Axle] パラメーターを使用して指定します (キログラム単位)。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Weight per Axle Restriction (車軸あたりの重量規制) - 結果には、車両の車軸あたりの重量が、その道路で許可されている車軸あたりの最大重量を超える道路が含まれません。軸重は、[Vehicle Weight per Axle (kilograms) restriction] パラメーターを使用して指定します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Width Restriction (車幅規制) - 結果には、車両の幅が道路で許可されている最大幅を超える道路が含まれません。幅員は、[Vehicle Width] パラメーターを使用して指定します (メートル単位)。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

String
Attribute_Parameter_Values
(オプション)

いくつかの規制に必要な追加の値を指定します。たとえば、[Weight Restriction] に対する車両の重量などです。この属性パラメーターを使用して、規制を使用する道路上の移動が、規制によって禁止されるか、回避されるか、優先されるかを指定することもできます。規制が道路を回避または優先するためのものである場合は、このパラメーターを使用して道路が回避または優先される度合いも指定できます。たとえば、有料道路を決して使用しないこと、できるだけ避けること、または可能な限り優先することを選択できます。

注意:

このパラメーターに指定した値は、[移動モード] を [カスタム] に設定しなければ無視されます。

フィーチャクラスから [属性パラメーター値] パラメーターを指定する場合は、フィーチャクラスのフィールド名が、次に説明するフィールドと一致する必要があります。

AttributeName: 規制の名前のリスト。

ParameterName: 規制に関連付けられたパラメーターの名前のリスト。規制は、その使用目的に基づいて、1 つまたは複数の ParameterName フィールド値を持つことができます。

ParameterValue: 規制を評価するときにツールによって使用される ParameterName の値。

[属性パラメーター値] は、[規制] パラメーターに依存します。[ParameterValue] フィールドは、規制の名前が [規制] パラメーターの値として指定されている場合に限り適用できます。

[属性パラメーター値] では、[AttributeName] で指定した各規制の [ParameterName] フィールドに [規制の使用] という値があります。この値は、規制に関連付けられた道路での移動を禁止、回避、または優先するかどうか、および道路を回避または優先する場合のレベルを指定します。[ParameterName] フィールドの [規制の使用] の値には、次のいずれかの文字列、またはそれぞれの括弧に示した数値を割り当てることができます。

  • PROHIBITED (-1) - 規制を使用する道路上の移動が完全に禁止されます。
  • AVOID_HIGH (5) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性が非常に低くなります。
  • AVOID_MEDIUM (2) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性が低くなります。
  • AVOID_LOW (1.3) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性がやや低くなります。
  • PREFER_LOW (0.8) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性がやや高くなります。
  • PREFER_MEDIUM (0.5) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性が高くなります。
  • PREFER_HIGH (0.2) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性が非常に高くなります。

ほとんどの場合、車両の特徴 (車両の高さなど) に依存する規制であれば、[規制の使用] にデフォルト値 (PROHIBITED) を使用できます。ただし、[規制の使用] の値がルートの優先度に依存している場合もあります。たとえば、[Avoid Toll Roads] の規制では、[規制の使用] パラメーターのデフォルト値は [AVOID_MEDIUM] になります。つまり、この規制を使用すると、可能な場合は有料道路を回避するルートが検索されます。また、[AVOID_MEDIUM] は、最適なルートを検索する際に有料道路を回避することの重要度も表しています (中程度の優先度)。[AVOID_LOW] を選択すると、有料道路を回避する重要度が下がります。AVOID_HIGH を選択すると重要度が上がり、有料道路を回避するためにより長い距離のルートも生成可能になります。[PROHIBITED] を選択すると有料道路の通行は完全に禁止され、ルートでは有料道路のいずれの部分も通行できなくなります。有料道路を回避または禁止する (つまり、料金の支払いを避ける) ことが目的となる場合もありますが、運転手によっては、通行料を払うよりも渋滞を避けることに価値があると考えて、有料道路の使用を優先する場合もあります。後者の場合は、[規制の使用] として [PREFER_LOW]、[PREFER_MEDIUM]、または [PREFER_HIGH] を選択できます。優先度が高いほど、規制に関連付けられている道路を通行するために遠回りするようになります。

Record Set
Route_Shape
(オプション)

ツールによって出力されるルート フィーチャのタイプを指定します。このパラメーターは、次のいずれかの値を使用して指定できます。

  • 正確な形状:

    対象の道路に基づいて、結果のルートの正確な形状を返します。

  • 直線:

    2 つのストップ間の直線を返します。

  • なし:

    ルートの形状を返しません。ルートの移動時間または移動距離の合計だけがわかればよい場合は、この値が便利で、結果を早く取得できます。

[ルート形状] パラメーターが [正確な形状] に設定されている場合は、[ルートの単純化許容値] パラメーターの適切な値を使用して、ルートの形状の一般化をさらに制御できます。

[ルート形状] パラメーターにどのような値を選択しても、最適ルートは常に、ストップ間の直線距離を使用するのではなく、移動時間または移動距離を最小化することで決定されます。つまり、ルート形状が異なるだけで、ルート検索時に対象となる道路は同じであることを意味します。

String
Route_Line_Simplification_Tolerance
(オプション)

ルート、ルート案内、およびルート エッジの出力ラインのジオメトリをどの程度単純化するを指定します。

[ルート形状] パラメーターが [正確な形状] に設定されていない場合、このパラメーターは無視されます。

単純化によって、ルートの基本的な形状を定義する重要ポイント (交差点でのターンなど) は維持され、その他のポイントは削除されます。ここで指定する単純化の距離は、単純化されたラインの元のラインからの逸脱として認められる、最大許容オフセットです。ラインの単純化では、ルート ジオメトリを構成する頂点の数が削減されます。これにより、ツールの実行時間が短縮されます。

Linear unit
Populate_Route_Edges
(オプション)

各ルートに対してエッジを生成するかどうかを指定します。ルート エッジは、ルートが通過する個別の道路フィーチャまたはその他の類似フィーチャを表します。出力ルート エッジ レイヤーは一般的に、結果のルートで最も多く/少なく利用される道路またはパスを確認するために使用されます。

  • オン(True) :

    ルート エッジを生成します。出力ルート エッジ レイヤーには、ライン フィーチャが入力されます。

  • オフ (False):

    ルート エッジを生成しません。空の出力ルート エッジ レイヤーが返されます。

Boolean
Populate_Directions
(オプション)

各ルートに対してルート案内を生成するかどうかを指定します。

  • オン(True):

    [ルート案内の言語]、[ルート案内のスタイル名]、および [ルート案内の距離単位] パラメーターの値に基づいて、ルート案内が生成および構成されることを示します。

  • オフ (False):

    ルート案内は生成されず、空のルート案内レイヤーが返されます。

Boolean
Directions_Language
(オプション)

ルート案内を生成する際に使用する言語を指定します。

このパラメーターは、[ルート案内の設定] パラメーターがオンであるか、True に設定されている場合にのみ使用されます。

パラメーター値は、次の 2 文字または 5 文字の言語コードのいずれかを使用して指定できます。

  • ar - アラビア語
  • cs - チェコ語
  • de - ドイツ語
  • en - 英語
  • es - スペイン語
  • et - エストニア語
  • fr - フランス語
  • he - ヘブライ語
  • it - イタリア語
  • ja - 日本語
  • ko - 韓国語
  • lt - リトアニア語
  • lv - ラトビア語
  • nl - オランダ語
  • pl - ポーランド語
  • pt-BR - ブラジル ポルトガル語
  • pt-PT - ヨーロッパ ポルトガル語
  • ru - ロシア語
  • sv - スウェーデン語
  • tr - トルコ語
  • zh-CN - 簡体字中国語

サポートされていない言語コードを指定すると、デフォルトの言語である英語を使用するルート案内が返されます。

String
Directions_Distance_Units
(オプション)

ルート案内で移動距離を表示する単位を指定します。このパラメーターは、[ルート案内の設定] パラメーターがオンであるか、True に設定されている場合にのみ使用されます。

  • Miles
  • Kilometers
  • Meters
  • Feet
  • Yards
  • NauticalMiles
String
Directions_Style_Name
(オプション)

ルート案内の書式スタイルの名前を指定します。このパラメーターは、[ルート案内の設定] パラメーターがオンであるか、True に設定されている場合にのみ使用されます。パラメーターには、次のいずれかの値を指定できます。

  • NA Desktop:

    印刷に適したターンごとのルート案内を生成します。

  • NA Navigation:

    車載ナビゲーション デバイス用に設計された詳細なルート案内を生成します。

String
Travel_Mode
(オプション)

解析でモデル化する交通モードを選択します。

  • 運転 - 自動車による移動をモデル化します。一方通行や転回禁止など、自動車に特有のルールに従います。交通量を使用できる場合は、それに基づく動的な移動速度が使用されます。

  • トラック輸送 - 指定されたトラック ルートを優先し、トラックの通常速度を使用して、基本的なトラック輸送をモデル化します。これも、一方通行や転回禁止などに従います。高さや重量など、特定のトラックの特性をモデル化するには、代わりに [カスタム] 移動モードを選択します。

  • 歩行 - 歩行者が通行できる歩道や道路を使用します。

  • カスタム - デフォルト値です。カスタム移動モード パラメーター ([ジャンクションでの U ターン]、[階層の使用]、[規制]、[属性パラメーター値]、および [インピーダンス]) を使用して、独自の移動モードを構成できます。カスタム移動モード パラメーターのデフォルト値は、自動車による移動をモデル化します。歩くのが速い歩行者や、指定された高さ、重量、および特定危険物を積載したトラックなどをモデル化する場合に、[カスタム] は選択して、上記のカスタム移動モード パラメーターを設定します。

    [カスタム] を選択すると、カスタム移動モード パラメーターに設定した値が解析に組み込まれます (別の移動モード ([運転]、[トラック輸送]、[歩行]) を選択した場合、カスタム移動モード パラメーターで設定した値は無視されます。ツールは、通常の自動車、トラック、歩行者をモデル化した値でオーバーライドします)。

カスタム トラック モードをモデル化する場合、次の手順に従います。

  1. [移動モード] に [カスタム] を選択します。
  2. [規制] パラメーターの [トラック輸送] をオンにします (または True に設定します)。
  3. トラックのモデル化に役立つその他すべての規制をオンにします。
  4. [属性パラメーター値] の値を設定します。ここでは、高さ、重量、長さなど車両の寸法と、前の手順でオンにした規制に対して特別な値を設定できます。また、それらの規制を禁止 (制限のある道路は移動しない)、回避 (迂回距離が長すぎる場合を除いて、制限のある道路を回避する)、または優先 (迂回距離が長すぎる場合を除いて、制限のある道路を優先する) するかどうかを変更できます。
  5. [ジャンクションでの U ターン] および [階層の使用] を設定します。
  6. [インピーダンス] を [トラック輸送時間] または [移動距離] に設定します。

特定のルート検索要件を持つ歩行者をモデル化する場合は、カスタム トラック モードの設定と同じ手順に従いますが、次の点が異なります。

  • [歩行] 規制をオンにします (または True に設定します) (および、[トラック輸送時間] をオフにします)。
  • [階段を回避] など、その他の規制をオンにします。その他はオフにします。
  • 必要に応じて、歩行速度など関連する属性パラメーターを [属性パラメーター値] に設定します。
  • [ジャンクションでの U ターン] を [許可] に設定します。
  • [階層の使用] をオフにします (または False に設定します)。
  • [インピーダンス] を [歩行時間] または [移動距離] に設定します。

String
Impedance
(オプション)

インピーダンスを設定します。インピーダンスは、道路セグメントや交通ネットワークのその他の部分を移動する労力やコストを表す値です。

移動距離はインピーダンスです。道路の長さ (キロメートル) もインピーダンスと見なすことができます。この場合の移動距離は、すべてのモデルで同じです。歩行者の 1 キロメートルは、自動車でも 1 キロメートルです (変化する可能性があるのは、別のモデルでは移動が許可される通路で、ポイント間の距離に影響します。これは移動モード設定でモデル化されます)。

移動時間もインピーダンスになる可能性があります。自動車は、空いている道路を 1 マイル移動するのに 1 分かかります。移動時間は、移動モードによって異なります。歩行者は、同じマイル数を歩くのに 20 分以上かかる可能性があります。そのため、モデル化している移動モードに対して適切なインピーダンスを選択することが重要です。

次のインピーダンス値から選択します。

  • 到達圏 - 自動車の移動時間をモデル化します。これらの移動時間は動的で、交通量データが利用可能なエリアでは、交通の流れに従い変動します。これがデフォルト値です。

  • トラック輸送時間 - トラックの移動時間をモデル化します。これらの移動時間は道路ごとに一定で、交通量で変動しません。

  • 歩行時間 - 歩行者の移動時間をモデル化します。

  • 移動距離 - 道路と歩行路に沿った長さの計測値を格納します。歩行距離をモデル化するには、このオプションを選択し、[規制] パラメーターで [歩行] が設定されていることを確認します。同様に、運転距離やトラック輸送距離をモデル化するには、ここで [移動距離] を選択し、車両が許可されている道路だけを移動するように適切な規制を設定します。

このパラメーターに指定した値は、[移動モード] を [カスタム] (デフォルト値) に設定しなければ無視されます。

[到達圏]、[トラック輸送時間]、または [歩行時間] を選択した場合、[計測単位] パラメーターは時間ベースの値に設定する必要があります。[インピーダンス] に [移動距離] を選択した場合、[計測単位] は距離ベースにする必要があります。

String

コードのサンプル

ロケーション-アロケーション解析の例

次の Python スクリプトは、FindRoutes (ルート検索) ツールをスクリプトで使用する方法を示しています。

import arcpy
import time
import datetime
import sys

username = "<your user name>"
password = "<your password>"
FindRoute_service = "http://logistics.arcgis.com/arcgis/services;World/Route;{0};{1}".format(username, password)

#Add the geoprocessing service as a toolbox. Use an alias when importing
arcpy.ImportToolbox(FindRoute_service, "agol")

#Set the variables to call the tool
stops = r'C:/data/Inputs.gdb/Stops'
output_routes = r'C:/data/Results.gdb/Routes'
output_route_edges = r'C:/data/Results.gdb/Route_Edges'
output_directions = r'C:/data/Results.gdb/Directions'
output_stops = r'C:/data/Results.gdb/Stops'

#Call the tool
result = arcpy.agol.FindRoutes(stops, "Minutes",
                                Reorder_Stops_to_Find_Optimal_Routes=True,
                                Preserve_Terminal_Stops="Preserve First",
                                Time_of_Day=datetime.datetime(2014, 2, 10, 8, 0, 0))

#Check the status of the result object every 0.5 seconds 
#until it has a value of 4(succeeded) or greater 
while result.status < 4:
    time.sleep(0.5)

#print any warning or error messages returned from the tool
result_severity = result.maxSeverity
if result_severity == 2:
    print "An error occured when running the tool"
    print result.getMessages(2)
    sys.exit(2)
elif result_severity == 1:
    print "Warnings were returned when running the tool"
    print result.getMessages(1)
    
#Get the output routes  and save to a local geodatabase
result.getOutput(1).save(output_routes)
result.getOutput(2).save(output_route_edges)
result.getOutput(3).save(output_directions)
result.getOutput(4).save(output_stops)

環境

このツールはジオプロセシング環境を使用していません

関連トピック

  • ArcGIS Online ネットワーク解析サービスとは
  • ArcGIS Online ネットワーク解析サービスへの ArcMap の接続

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