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到達圏の生成 (GenerateServiceAreas)

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サマリー

この ArcGIS Online サービスは、施設の周囲にネットワーク到達圏を生成します。到達圏ネットワークは、1 つ以上の施設から、指定した距離または移動時間内でアクセスできる道路をすべて含む領域です。たとえば、ある施設の 10 分間の到達圏には、その施設から 10 分以内に到達できるすべての道路が含まれます。

通常、到達圏は、アクセシビリティの表示と計測に使用されます。たとえば、食料品店から 3 分の走行時間のポリゴンで、3 分以内にその店に到達可能な居住者、つまりその店で買い物をする可能性の高い居住者を特定できます。

図

Multiple service area polygons

使用法

  • [Break Units] パラメーターに時間の単位を設定した場合は、運転時間エリアが作成されます。同様に、[Break Units] に距離の単位を設定した場合は、走行距離エリアが作成されます。最大で 300 分または 300 マイル (482.80 キロメートル) の到達圏を生成できます。詳細なポリゴンを生成する場合、到達圏の最大サイズは、15 分と15 マイル (24.14 キロメートル) に制限されます。

  • ツールを正しく実行するには、施設を少なくとも 1 つ指定する必要があります。施設は最大 1,000 件まで読み込めます。

  • 最大で 250 のポイント バリアを追加できます。ライン バリアまたはポリゴン バリアは必要なだけ追加できますが、ライン バリアが交差する道路フィーチャは 500 以下にする必要があり、ポリゴン バリアが交差するフィーチャは 2,000 以下にする必要があります。

  • 結果を短時間で生成できるように、解析時に道路階層を使用することもできます。ただし、ソリューションの精度はやや劣ります。

  • [階層を使用] パラメーターがオン (True) であるかどうかにかかわらず、最大ブレーク値が 240 分または 240 マイル (386.24 キロメートル) を超えている場合は、常に階層が使用されます。出力される到達圏が重なり合わず、ジェネラライズされない場合は、この制限値は 15 分と 15 マイル (24.14 キロメートル) に下がります。

  • 入力したポイントと通行可能な最も近い道路の距離が 12.42 マイル (20 キロメートル) を超える場合、そのポイントは解析から除外されます。

  • このツールは、ArcGIS Pro、ArcMap、ArcGlobe、および ArcScene で実行されるよう設計されていますが、ArcCatalog では使用できません。

構文

GenerateServiceAreas_naagol (Facilities, Break_Values, Break_Units, {Analysis_Region}, Travel_Direction, Time_of_Day, Use_Hierarchy, UTurn_at_Junctions, Polygons_for_Multiple_Facilities, Polygon_Overlap_Type, {Detailed_Polygons}, Polygon_Trim_Distance, Polygon_Simplification_Tolerance, Point_Barriers, {Line_Barriers}, Polygon_Barriers, Restrictions, {Attribute_Parameter_Values}, {Time_Zone_for_Time_of_Day}, {Travel_Mode}, {Impedance}, {Service_Areas})
パラメーター説明データ タイプ
Facilities

周辺に到達圏が作成される施設。施設は最大 1,000 件まで読み込めます。

施設フィーチャ セットには、属性テーブルが関連付けられています。属性テーブルの各フィールドとその説明を以下に示します。

ObjectID: システムで管理される ID フィールド。

Name: 施設の名前。名前を指定しない場合は、解析の実行時に名前が自動的に生成されます。

[同じ範囲のポリゴンをマージ] パラメーターが [オーバーラップを許可] または [オーバーラップを許可しない] に設定されている場合は、入力施設のすべてのフィールドが出力ポリゴンに含まれます。入力施設の [ObjectID] フィールドが、出力ポリゴンの [FacilityOID] フィールドに転送されます。

Feature Set
Break_Values

施設ごとに作成される到達圏ポリゴンのサイズと数を指定します。単位は [ブレークの単位] の値によって決まります。

複数のポリゴンのブレーク値を設定することで、同心状の到達圏を施設ごとに作成できます。たとえば、各施設について 2 マイル、3 マイル、および 5 マイルの到達圏を生成する場合は、「2 3 5」のように各値を半角スペースで区切って入力し、[ブレークの単位] を [マイル] に設定します。指定するブレーク値の数に制限はありません。

ブレーク値の最大サイズは、300 分または300 マイル (482.80 キロメートル) を超えることはできません。詳細なポリゴンを生成する場合、到達圏の最大サイズは、15 分と15 マイル (24.14 キロメートル) に制限されます。

String
Break_Units

[ブレーク値] パラメーターの単位。

このパラメーターで選択した単位により、到達圏を作成する際に走行距離と運転時間のどちらを測定するかが決まります。運転時間を測定する場合は、時間の単位を選択します。走行距離を測定する場合は、距離の単位を選択します。結果にレポートされる運転時間または走行距離の合計の単位も、この選択によって決まります。選択できる単位は次のとおりです。

  • Meters
  • Kilometers
  • Feet
  • Yards
  • Miles
  • 海里
  • Seconds
  • Minutes
  • Hours
  • Days

String
Analysis_Region
(オプション)

解析を実行する地域を指定します。このパラメーターに値を指定しない場合、入力ポイントの位置に基づいて地域名が自動的に計算されます。ツールの実行速度を上げるため、地域名を設定することをお勧めします。地域を指定するには、次のいずれかの値を使用します。

  • Europe
  • Greece
  • India
  • Japan
  • Korea
  • MiddleEastAndAfrica
  • NorthAmerica
  • Oceania
  • SouthAmerica
  • SouthEastAsia
  • Taiwan
  • Thailand

String
Travel_Direction

到達圏ポリゴンを生成する際の移動方向を、施設に向かう方向または施設から離れる方向のいずれかに指定します。

  • [施設から] - 施設から離れる方向に到達圏が生成されます。
  • [施設へ] - 施設に向かう方向に到達圏が生成されます。

道路の両側でインピーダンスが異なる場合や、一方通行の規制 (一方通行の道路など) がある場合は、移動方向によってポリゴンの形状が違ってくることがあります。方向は、到達圏解析の目的に応じて選択する必要があります。たとえば宅配ピザの到達圏であれば、施設から離れる方向に作成され、病院の到達圏であれば、施設に向かう方向に作成されます。

String
Time_of_Day

施設からの出発時間または施設への到着時間。この値の解釈は、移動方向が施設への到着である場合と施設からの出発である場合で異なります。

  • [Travel Direction] に [施設から] を設定している場合は、出発時間を示します。
  • [Travel Direction] に [施設へ] を設定している場合は、到着時間を示します。

[Time Zone for Time of Day] パラメーターを使用して、この日時が UTC を参照するか、施設の場所のタイム ゾーンを参照するかを指定できます。

同じ解析を [Time of Day] の値を変えて繰り返し実行します。これにより、時間の経過に伴う施設の到着時間の変化を確認できます。たとえば、消防署から 5 分以内に到達できる到達圏は、早朝には大きくなり、混雑する朝の時間帯は縮小し、朝の遅い時間帯には拡大するなど、1 日を通して変化します。

Date
Use_Hierarchy

施設とインシデント間の最適なルートを検索する際に、階層を使用するかどうかを指定します。

  • オン (True) - 階層属性を解析に使用します。階層を使用すると、解析は下位ランクのエッジよりも上位ランクのエッジを優先します。階層解析はより高速で、運転者が遠回りであっても一般道路の代わりに高速道路を利用する状況をシミュレートするのに使用できます。
  • オフ (False) - 階層属性を解析に使用しません。階層を使用しない場合は、階層レベルに関係なく、ネットワーク データセットのすべてのエッジで計測された正確な到達圏になります。

[階層を使用] パラメーターがオン (True) であるかどうかにかかわらず、最大ブレーク値が 240 分または 240 マイル (386.24 キロメートル) を超えている場合は、常に階層が使用されます。

Boolean
UTurn_at_Junctions

到達圏を生成する際に、ジャンクションでの U ターンを規制または許可する場合は、このパラメーターを使用します。パラメーターの値を理解するために、ここでは次のような用語を使用します。ジャンクションは道路セグメントが終了するポイントを表し、一般的には 1 つ以上の別のセグメントに接続されます。疑似ジャンクションは 2 つの道路が相互に接続されるポイントです。交差点は 3 つ以上の道路が接続する場所を表し、行き止まりは道路セグメントが他の道路に接続せずに終了している場所を表します。これらの情報を基に、パラメーターには次の値を指定できます。

  • [許可] - すべての場所で U ターンを許可します。U ターンを許可するということは、車両がどのジャンクションでも方向転換可能で、同じ道路を引き返すことができるということを意味します。これがデフォルト値です。
  • [許可しない] - すべてのジャンクション、疑似ジャンクション、交差点、および行き止まりで U ターンを禁止します。
  • [行き止まりでのみ許可] - 接続されている道路フィーチャが 1 つだけのジャンクション (行き止まり) を除いて、すべてのジャンクションで U ターンを禁止します。
  • [交差点と行き止まりでのみ許可] - 隣接する 2 つの道路が接続された疑似ジャンクションでは U ターンを禁止しますが、交差点と行き止まりでは U ターンを許可します。1 つの道路が意図せず 2 つの道路フィーチャとしてデジタイズされた場合に、道路の途中で方向転換が発生するのを防ぎます。

String
Polygons_for_Multiple_Facilities

解析で複数の施設が存在する場合の、到達圏ポリゴンの作成方法を選択します。

  • [オーバーラップを許可] - 施設ごとに別々のポリゴンが作成されます。各ポリゴンは重なり合うことができます。これがデフォルト値です。
  • [オーバーラップを許可しない] - それぞれのポリゴンは、1 つの施設のポリゴンがそれ以外の施設のポリゴンと重なり合わず、ネットワークのどの部分も最寄りの 1 つの施設だけの到達圏になるよう作成されます。
  • [ブレーク値によりポリゴンをマージ] - 同じブレーク値を持つ複数の施設のポリゴンが作成され、結合されます。

[オーバーラップを許可] または [オーバーラップを許可しない] を使用する場合は、入力施設のすべてのフィールドが出力ポリゴンに含まれます。ただし、入力された [ObjectID] フィールドの値は出力ポリゴンの [FacilityOID] フィールドに転送されます。ブレーク値によりマージするときに [FacilityOID] フィールドは NULL になり、入力フィールドは出力に含まれません。

String
Polygon_Overlap_Type

同心状の到達圏ポリゴンをディスク状に作成するか、またはリング状に作成するかを指定します。このオプションは、複数のブレーク値が施設に対して指定されている場合にのみ適用できます。

  • [リング] - 大きなブレーク値を表すポリゴンから、小さなブレーク値のポリゴンが除外されます。連続するブレーク値の間の領域に、ポリゴンが作成されます。あるブレーク値から別のブレーク値までの領域を検索する場合に、このオプションを使用します。たとえば、5 分間の到達圏と 10 分間の到達圏を作成する場合、10 分間の到達圏ポリゴンから 5 分間の到達圏ポリゴンが除外されます。これがデフォルト値です。
  • [ディスク] - 施設からブレークまでの領域を含むポリゴンが作成されます。たとえば、5 分間の到達圏と 10 分間の到達圏を生成する場合、5 分間の到達圏ポリゴンが 10 分間の到達圏ポリゴンに含められます。

String
Detailed_Polygons
(オプション)

詳細ポリゴンはたは単純化ポリゴンを作成するオプションを指定します。

  • オフ (False) - 単純化されたポリゴンが適度な精度で高速に生成されます。これがデフォルトです。
  • オン (True) - 到達圏ラインを正確にモデリングする詳細なポリゴンが作成されます。未到達の領域が島状に残される場合があります。単純化ポリゴンを生成する場合に比べ、このオプションでは処理時間が非常に長くなります。階層を使用する場合、このオプションはサポートされません。

施設がある市街地の道路網が格子状であれば、単純化されたポリゴンと詳細なポリゴンの違いはあまりありません。一方、施設が山間部の道路や地方の道路を含む地域にある場合は、単純化された到達圏よりも詳細な到達圏を使用した方が、結果の精度は大きく向上します。

詳細ポリゴンの単純化は、[ブレーク値] パラメーターに指定した最大値が 15 分または 15 マイル (24.14 キロメートル) 以下の場合にのみサポートされます。

Boolean
Polygon_Trim_Distance

到達圏ポリゴンが切詰められる距離の範囲を指定します。道路網の密度が低い場所で到達圏を検索する際に、道路フィーチャのない広いエリアを到達圏に含めたくない場合に有効です。

デフォルト値は 100 メートルです。このパラメーターの値が指定されないか、値が 0 の場合、到達圏ポリゴンは切詰められません。このパラメーター値は、階層の使用時には無視されます。

Linear unit
Polygon_Simplification_Tolerance

ポリゴン ジオメトリをどの程度単純化するかを指定します。

単純化では、ポリゴンの基本的な形状を定義する重要な頂点が保持され、それ以外の頂点は削除されます。ここで指定する単純化の距離は、単純化されたポリゴン境界と元のポリゴン境界の間で許容されるずれを表す最大オフセットです。ポリゴンを単純化すると、頂点の数が減ることにより、描画時間が低減する傾向があります。

Linear unit
Point_Barriers

一時的な規制として機能する 1 つ以上のポイント、または対象の道路を通行するために必要とされる追加の時間や距離を表す 1 つ以上のポイントを指定します。たとえば、ポイント バリアを使用して、道路沿いの倒木や、踏切で生じる遅延時間を表すことができます。

このツールでは、バリアとして追加できるポイントの数は 250 に制限されています。

ポイント バリアを指定する場合は、属性を使用して、各ポイント バリアのプロパティ (ポイント バリアの名前やバリアの種類など) を設定できます。ポイント バリアには、次の属性を指定できます。

Name: バリアの名前。

BarrierType: ポイント バリアの通過を完全に禁止するか、通過時に時間または距離を追加するかを指定します。この属性の値は、次のいずれかの整数として指定されます (括弧で囲まれた名前ではなく、数値コードを使用します)。

  • 0 (通過不可): バリアを通過できません。バリアは通過不可として機能するので、通過不可ポイント バリアとも呼ばれます。
  • 2 (追加コスト): バリアを通過するたびに、[Additional_Time] フィールドと [Additional_Distance] フィールドで指定した値だけ、移動時間または距離が加算されます。このバリア タイプは、追加コスト ポイント バリアとも呼ばれます。

Additional_Time: バリアを通過するときに追加される移動時間の値を指定します。このフィールドは、[ブレークの単位] の値が時間ベースの場合に限り、追加コスト バリアに対してのみ適用されます。このフィールドの値は 0 以上である必要があり、その単位は [ブレークの単位] パラメーターで指定された単位と同じです。

Additional_Distance: バリアを通過するときに追加される距離の値を指定します。このフィールドは、[ブレークの単位] の値が距離ベースの場合に限り、追加コスト バリアに対してのみ適用されます。このフィールドの値は 0 以上である必要があり、その単位は [ブレークの単位] パラメーターで指定された単位と同じです。

Feature Set
Line_Barriers
(オプション)

道路と交差しているラインの場所を移動できないようにする 1 つ以上のラインを指定します。たとえば、複数の道路区間にわたって通行禁止となるパレードやデモを表すときに通過不可ライン バリアを使用します。また、ライン バリアを使用すれば、道路網の特定の区間を迂回して利用できる経路をすばやく見つけることができます。

このツールでは、[ライン バリア] パラメーターを使用して規制できる道路の数に制限があります。ライン バリアとして指定できるラインの数に制限はありませんが、すべてのラインと交差する道路の総数が 500 を超えることはできません。

ライン バリアを指定する場合は、次の属性を使用して、各ライン バリアの名前プロパティを設定できます。

Name: バリアの名前。

Feature Set
Polygon_Barriers

通過を完全に禁止するポリゴン、またはそのポリゴンと交差する道路を移動するときに時間または距離が係数に基づいて乗算されるポリゴンを指定します。

このサービスでは、[ポリゴン バリア] パラメーターを使用して規制できる道路の数に制限があります。ポリゴン バリアとして指定できるポリゴンの数に制限はありませんが、すべてのポリゴンと交差する道路の総数が 2,000 を超えることはできません。

ポリゴン バリアを指定する場合は、属性を使用して、各ポリゴン バリアのプロパティ (ポリゴン バリアの名前やバリアの種類など) を設定できます。ポリゴン バリアには、次の属性を指定できます。

Name: バリアの名前。

BarrierType: バリアの通過を完全に禁止するか、バリアを通過する際の時間または距離を係数に基づいて計算するかを指定します。このフィールド値は、次のいずれかの整数として指定されます (括弧で囲まれた名前ではなく、数値コードを使用します)。

  • 0 (通過不可): バリアのどの部分も通過できません。バリアと交差する道路は通過不可になるので、バリアは通過不可ポリゴン バリアとも呼ばれます。たとえば、複数の道路を含む領域が浸水し、それらの道路を通過できない状況を表す場合などに、このタイプのバリアを使用します。
  • 1 (コスト係数指定): [ScaledTimeFactor] フィールドまたは [ScaledDistanceFactor] フィールドで指定した係数が、対象の道路の通過に費やす時間または距離に乗算されます。道路の一部だけがバリアの対象になっている場合は、移動の時間または距離が比率に応じて乗算されます。たとえば、係数 0.25 を割り当てると、対象の道路での移動速度が通常の 4 倍速くなります。係数 3.0 を指定すると、対象道路での移動時間が通常の 3 倍長くなります。このバリア タイプは、コスト係数ポリゴン バリアとも呼ばれます。暴風のため特定領域の移動速度が低下する場合などに使用します。

ScaledTimeFactor: これは、バリアが交差している道路の移動時間に乗算する係数です。このフィールドは、[ブレークの単位] の値が時間ベースの場合に限り、コスト係数指定バリアに対してのみ適用されます。このフィールドには 0 より大きい値を指定する必要があり、その単位は [ブレークの単位] パラメーターで指定された単位と同じです。

ScaledDistanceFactor: これは、バリアが交差している道路の距離に乗算する係数です。この属性は、[ブレークの単位] の値が距離ベースの場合に限り、コスト係数指定バリアに対してのみ適用されます。この属性には 0 より大きい値を指定する必要があります。

Feature Set
Restrictions

到達圏を解析する場合に、ツールがどの交通規制を優先する必要があるかを指定します。

注意:

このパラメーターに指定した値は、[移動モード] を [カスタム] に設定しなければ無視されます。

規制は、運転上の優先事項や要件を表します。ほとんどの場合は、規制により道路は通行禁止になります。たとえば、[Avoid Toll Roads] の規制を使用すると、ルートに有料道路が含まれるのは、インシデントまたは施設を訪問するために有料道路の使用が不可欠な場合のみになります。[Height Restriction] は、車両の高さより低い車高規制の場所を迂回できるようにします。車両に腐食性物質を積載している場合は、[Any Hazmat Prohibited] の規制を使用して、腐食性物質の運搬が法律で禁止されている道路の通行を回避します。

詳細なポリゴンを生成するときに、禁止された道路は到達圏ポリゴンに含まれていないので、穴状の通行不可能な領域を持つポリゴンが生成される可能性があります。ただし、一般的な到達圏または階層を使用した到達圏を生成するときに、規制された道路が通行可能な道路によって完全に囲まれている場合、規制された道路は単純化された到達圏ポリゴンに含まれます。

以下に、利用可能な規制のリストと簡単な説明を示します。

注意:

一部の規制では、目的の用途に関する追加の値を指定する必要があります。この値は、規制の名前、および規制に対応させることを意図している特定のパラメーターに関連付ける必要があります。[属性パラメーター値] パラメーターの [AttributeName] 列の下に規制の名前が表示されている場合、その規制を識別できます。通行可能な道路を検索するときに、規制が正しく使用されるように、規制に対応する [属性パラメーター値] パラメーター内で [ParameterValue] フィールドを指定する必要があります。

注意:

一部の規制は、特定の国でのみサポートされます。それらの規制の利用可否は、次のリスト内で地域ごとに記述されています。領域内で規制の利用可否が制限されている場合、ネットワーク解析サービスのデータ提供範囲に関する Web ページの国リストのセクションにあるテーブルを参照して、規制が特定の国で利用できるかどうかを確認できます。国の Yes 列に Logistics Attribute という値が指定されている場合、領域内で選択可能である規制は、その国でサポートされています。解析を行う範囲の国で利用できない規制の名前を指定した場合、無効な規制はサービスによって無視されます。また、[規制の使用] パラメーターの値が 0 ~ 1 の範囲内にある規制も、サービスによって無視されます ([属性パラメーター値] パラメーターを参照)。[規制の使用] パラメーターの値が 0 より大きいすべての規制は禁止されます。

ツールは、次の規制をサポートしています。

  • Any Hazmat Prohibited (すべての危険物を禁止) - 結果には、あらゆる種類の危険物の輸送が禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Avoid Carpool Roads (相乗り用道路を使用しない) - 結果では、相乗り (多人数乗車) 車両専用として指定された道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Express Lanes (エクスプレス レーンを使用しない) - 結果では、エクスプレス レーンとして指定された道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Ferries (フェリーを使用しない) - 結果では、フェリーを使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Gates (ゲートを使用しない) - 結果では、キーによるアクセスが必要なゲートや、守衛が管理する入口の存在する道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Limited Access Roads (通行が規制された道路を使用しない) - 結果では、通行が制限された高速道路として指定された道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Private Roads (私道を使用しない) - 結果では、公的に所有および管理されていない道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Toll Roads (有料道路を使用しない) - 結果では、有料道路を使用しません。

    利用可否: すべての国

  • Avoid Unpaved Roads (未舗装路を使用しない) - 舗装されていない道路 (砂利道、泥道など) を回避します。

    利用可否: すべての国

  • Axle Count Restriction (車軸数規制) - 結果には、指定した車軸数のトラックが禁止されている道路が含まれません。車軸数は、[Number of Axles restriction] パラメーターを使用して指定します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Driving a Bus (バスの通行) - 結果には、バスの通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving a Delivery Vehicle (配送車両の通行) - 結果には、配送車両の通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving a Taxi (タクシーの通行) - 結果には、タクシーの通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving a Truck (トラックの通行) - 結果には、トラックの通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving an Automobile (自動車の通行) - 結果には、自動車の通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Driving an Emergency Vehicle (緊急車両の通行) - 結果には、緊急車両の通行が禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Height Restriction (高さ規制) - 結果には、車両の高さが道路で許可されている最大高さを超えている道路は含まれません。車高は、[Vehicle Height] パラメーターを使用して指定します (メートル単位)。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Kingpin to Rear Axle Length Restriction (キングピンから後車軸までの長さ規制) - 結果には、車両の長さが、すべてのトラックに対して許可されているキングピンから後車軸までの最大許容値を超える道路が含まれません。車両の先端と後軸の間の長さは、[Vehicle Kingpin to Rear Axle Length (meters) restriction] パラメーターを使用して指定します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Length Restriction (車長規制) - 結果には、車両の長さが道路で許可されている最大長さを超えている道路は含まれません。車両の長さは、[Vehicle Length] パラメーターを使用して指定します (メートル単位)。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Riding a Motorcycle (オートバイの通行) - 結果には、オートバイが禁止されている道路が含まれません。また、この規制を使用すると、一方通行の規制に従っていることも保証されます。

    利用可否: すべての国

  • Roads Under Construction Prohibited (工事中の道路を使用しない) - 結果には、工事中の道路が含まれません。

    利用可否: すべての国

  • Semi or Tractor with One or More Trailers Prohibited (1 台以上のトレーラーをけん引するセミトレーラーまたはトラクターの禁止) - 結果には、1 台以上のトレーラーをけん引するセミトレーラーまたはトラクターが禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Single Axle Vehicles Prohibited (一軸車両の禁止) - 結果には、一軸の車両の通行が禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Tandem Axle Vehicles Prohibited (タンデム車軸車両の禁止) - 結果には、タンデム車軸車両の通行が禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Through Traffic Prohibited (通過交通の禁止) - 通過交通 (ローカル以外) が禁止されている道路をルートに含めません。

    利用可否: すべての国

  • Truck with Trailers Restriction (トレーラーをけん引するトラックの規制) - 結果には、指定した台数のトレーラーが連結されたトラックの通行が禁止されている道路が含まれません。トラックがけん引するトレーラーの数は、[Number of Trailers on Truck] パラメーターを使用して指定します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Use Preferred Hazmat Routes (危険物用の優先道路を使用する) - 結果では、あらゆる種類の危険物の輸送用として指定されている道路が優先されます。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Use Preferred Truck Routes (トラックの優先ルートを使用する) - トラックのルートとして指定された道路 (National Surface Transportation Assistance Act によって指定された全国ネットワークの一部の道路など)、都道府県によってトラック ルートとして指定されている道路、エリア内の通行中にトラックに好まれる道路などを優先します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Walking (歩行者) - 結果には、歩行者の通行が禁止されている道路が含まれません。

    利用可否: すべての国

  • Weight Restriction (重量規制) - 結果には、車両の重量がその道路で許可されている最大重量を超える道路が含まれません。車高は、[Vehicle Weight per Axle] パラメーターを使用して指定します (キログラム単位)。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Weight per Axle Restriction (車軸あたりの重量規制) - 結果には、車両の車軸あたりの重量が、その道路で許可されている車軸あたりの最大重量を超える道路が含まれません。軸重は、[Vehicle Weight per Axle (kilograms) restriction] パラメーターを使用して指定します。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

  • Width Restriction (車幅規制) - 結果には、車両の幅が道路で許可されている最大幅を超える道路が含まれません。幅員は、[Vehicle Width] パラメーターを使用して指定します (メートル単位)。

    利用可否: 北米およびヨーロッパの国を選択

String
Attribute_Parameter_Values
(オプション)

いくつかの規制に必要な追加の値を指定します。たとえば、[Weight Restriction] に対する車両の重量などです。この属性パラメーターを使用して、規制を使用する道路上の移動が、規制によって禁止されるか、回避されるか、優先されるかを指定することもできます。規制が道路を回避または優先するためのものである場合は、このパラメーターを使用して道路が回避または優先される度合いも指定できます。たとえば、有料道路を決して使用しないこと、できるだけ避けること、または可能な限り優先することを選択できます。

注意:

このパラメーターに指定した値は、[移動モード] を [カスタム] に設定しなければ無視されます。

フィーチャクラスから [属性パラメーター値] パラメーターを指定する場合は、フィーチャクラスのフィールド名が、次に説明するフィールドと一致する必要があります。

AttributeName: 規制の名前のリスト。

ParameterName: 規制に関連付けられたパラメーターの名前のリスト。規制は、その使用目的に基づいて、1 つまたは複数の ParameterName フィールド値を持つことができます。

ParameterValue: 規制を評価するときにツールによって使用される ParameterName の値。

[属性パラメーター値] は、[規制] パラメーターに依存します。[ParameterValue] フィールドは、規制の名前が [規制] パラメーターの値として指定されている場合に限り適用できます。

[属性パラメーター値] では、[AttributeName] で指定した各規制の [ParameterName] フィールドに [規制の使用] という値があります。この値は、規制に関連付けられた道路での移動を禁止、回避、または優先するかどうか、および道路を回避または優先する場合のレベルを指定します。[ParameterName] フィールドの [規制の使用] の値には、次のいずれかの文字列、またはそれぞれの括弧に示した数値を割り当てることができます。

  • PROHIBITED (-1) - 規制を使用する道路上の移動が完全に禁止されます。
  • AVOID_HIGH (5) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性が非常に低くなります。
  • AVOID_MEDIUM (2) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性が低くなります。
  • AVOID_LOW (1.3) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性がやや低くなります。
  • PREFER_LOW (0.8) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性がやや高くなります。
  • PREFER_MEDIUM (0.5) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性が高くなります。
  • PREFER_HIGH (0.2) - 規制に関連付けられている道路がルートに含められる可能性が非常に高くなります。

ほとんどの場合、車両の特徴 (車両の高さなど) に依存する規制であれば、[規制の使用] にデフォルト値 (PROHIBITED) を使用できます。ただし、[規制の使用] の値がルートの優先度に依存している場合もあります。たとえば、[Avoid Toll Roads] の規制では、[規制の使用] パラメーターのデフォルト値は [AVOID_MEDIUM] になります。つまり、この規制を使用すると、可能な場合は有料道路を回避するルートが検索されます。また、[AVOID_MEDIUM] は、最適なルートを検索する際に有料道路を回避することの重要度も表しています (中程度の優先度)。[AVOID_LOW] を選択すると、有料道路を回避する重要度が下がります。AVOID_HIGH を選択すると重要度が上がり、有料道路を回避するためにより長い距離のルートも生成可能になります。[PROHIBITED] を選択すると有料道路の通行は完全に禁止され、ルートでは有料道路のいずれの部分も通行できなくなります。有料道路を回避または禁止する (つまり、料金の支払いを避ける) ことが目的となる場合もありますが、運転手によっては、通行料を払うよりも渋滞を避けることに価値があると考えて、有料道路の使用を優先する場合もあります。後者の場合は、[規制の使用] として [PREFER_LOW]、[PREFER_MEDIUM]、または [PREFER_HIGH] を選択できます。優先度が高いほど、規制に関連付けられている道路を通行するために遠回りするようになります。

Record Set
Time_Zone_for_Time_of_Day
(オプション)

[Time of Day] パラメーターのタイム ゾーンを指定します。

  • 現地:

    [Time of Day] パラメーターは、施設がある場所のタイム ゾーンを示します。そのため、到達圏の開始または終了時間はタイム ゾーンによってずれが発生します。

    [Time of Day] を午前 9 時に設定して、[Time Zone for Time of Day] に現地を選択すると、解析によって、東部標準時ゾーン内のどの施設でも東部標準時の午前 9 時、中央標準時ゾーン内の施設では中央標準時の午前 9 時、山地標準時ゾーン内の施設では山地標準時の午前 9 時について (異なるタイム ゾーンにある施設で、以下同様に)、到達圏が生成されます。

    米国全体でチェーン展開されている店舗が現地時間の午前 9 時に開店する場合、このパラメーター値を選択して、1 つの解析ですべての店舗の開店時刻におけるマーケット領域を検出できます。まず、東部標準時ゾーンにある店舗が開店してポリゴンが生成され、その 1 時間後に中央標準時ゾーンにある店舗が開店します (以下同様です)。9 時は常に現地時間ですが、実時間ではずれが発生することになります。

  • UTC:

    [Time of Day] パラメーターが、協定世界時 (UTC) を表します。そのため、各施設の場所のタイム ゾーンに関係なく、施設への到着または施設からの出発がすべての施設で同時になります。

    [Time of Day] を午後 2 時に設定して UTC を選択すると、解析によって、東部標準時ゾーン内のどの施設でも東部標準時の午前 9 時、中央標準時ゾーン内の施設では中央標準時の午前 8 時、山地標準時ゾーン内の施設では山地標準時の 午前 7 時について (異なるタイム ゾーンにある施設で、以下同様に)、到達圏が生成されます。

    注意:

    上記のシナリオは、標準時を想定しています。サマータイム中、東部時間、中央時間、および山地時間は、それぞれ 1 時間進められます (つまり、それぞれ 10 時、9 時、および 8 時になります)。

    UTC オプションが便利なケースの 1 つは、2 つのタイム ゾーンに分割された行政区域の緊急対応範囲の視覚化です。緊急車両は施設として読み込まれます。[Time of Day] は UTC で現在に設定されます (このオプションを正しく使用するには、現在の日時が UTC で何日の何時になるかを確認する必要があります)。他のプロパティが設定され、解析が実行されます。タイム ゾーン境界によって車両が分割されている場合でも、結果には現在の交通状況で到達できるエリアが示されます。この同じプロセスを、現在だけではなく、他の時刻にも使用できます。

[Time Zone for Time of Day] の設定に関係なく、[Time of Day] に NULL 以外の値が設定されており、マージされたポリゴンまたは重複しないポリゴンを作成するように [Polygons for Multiple Facilities] が設定されている場合は、すべての施設が同じタイム ゾーンに存在する必要があります。

String
Travel_Mode
(オプション)

解析でモデル化する交通モードを選択します。

  • 運転 - 自動車による移動をモデル化します。一方通行や転回禁止など、自動車に特有のルールに従います。交通量を使用できる場合は、それに基づく動的な移動速度が使用されます。

  • トラック輸送 - 指定されたトラック ルートを優先し、トラックの通常速度を使用して、基本的なトラック輸送をモデル化します。これも、一方通行や転回禁止などに従います。高さや重量など、特定のトラックの特性をモデル化するには、代わりに [カスタム] 移動モードを選択します。

  • 歩行 - 歩行者が通行できる歩道や道路を使用します。

  • カスタム - デフォルト値です。カスタム移動モード パラメーター ([ジャンクションでの U ターン]、[階層の使用]、[規制]、[属性パラメーター値]、および [インピーダンス]) を使用して、独自の移動モードを構成できます。カスタム移動モード パラメーターのデフォルト値は、自動車による移動をモデル化します。歩くのが速い歩行者や、指定された高さ、重量、および特定危険物を積載したトラックなどをモデル化する場合に、[カスタム] は選択して、上記のカスタム移動モード パラメーターを設定します。

    [カスタム] を選択すると、カスタム移動モード パラメーターに設定した値が解析に組み込まれます (別の移動モード ([運転]、[トラック輸送]、[歩行]) を選択した場合、カスタム移動モード パラメーターで設定した値は無視されます。ツールは、通常の自動車、トラック、歩行者をモデル化した値でオーバーライドします)。

カスタム トラック モードをモデル化する場合、次の手順に従います。

  1. [移動モード] に [カスタム] を選択します。
  2. [規制] パラメーターの [トラック輸送] をオンにします (または True に設定します)。
  3. トラックのモデル化に役立つその他すべての規制をオンにします。
  4. [属性パラメーター値] の値を設定します。ここでは、高さ、重量、長さなど車両の寸法と、前の手順でオンにした規制に対して特別な値を設定できます。また、それらの規制を禁止 (制限のある道路は移動しない)、回避 (迂回距離が長すぎる場合を除いて、制限のある道路を回避する)、または優先 (迂回距離が長すぎる場合を除いて、制限のある道路を優先する) するかどうかを変更できます。
  5. [ジャンクションでの U ターン] および [階層の使用] を設定します。
  6. [インピーダンス] を [トラック輸送時間] または [移動距離] に設定します。

特定のルート検索要件を持つ歩行者をモデル化する場合は、カスタム トラック モードの設定と同じ手順に従いますが、次の点が異なります。

  • [歩行] 規制をオンにします (または True に設定します) (および、[トラック輸送時間] をオフにします)。
  • [階段を回避] など、その他の規制をオンにします。その他はオフにします。
  • 必要に応じて、歩行速度など関連する属性パラメーターを [属性パラメーター値] に設定します。
  • [ジャンクションでの U ターン] を [許可] に設定します。
  • [階層の使用] をオフにします (または False に設定します)。
  • [インピーダンス] を [歩行時間] または [移動距離] に設定します。

String
Impedance
(オプション)

インピーダンスを設定します。インピーダンスは、道路セグメントや交通ネットワークのその他の部分を移動する労力やコストを表す値です。

移動距離はインピーダンスです。道路の長さ (キロメートル) もインピーダンスと見なすことができます。この場合の移動距離は、すべてのモデルで同じです。歩行者の 1 キロメートルは、自動車でも 1 キロメートルです (変化する可能性があるのは、別のモデルでは移動が許可される通路で、ポイント間の距離に影響します。これは移動モード設定でモデル化されます)。

移動時間もインピーダンスになる可能性があります。自動車は、空いている道路を 1 マイル移動するのに 1 分かかります。移動時間は、移動モードによって異なります。歩行者は、同じマイル数を歩くのに 20 分以上かかる可能性があります。そのため、モデル化している移動モードに対して適切なインピーダンスを選択することが重要です。

次のインピーダンス値から選択します。

  • 到達圏 - 自動車の移動時間をモデル化します。これらの移動時間は動的で、交通量データが利用可能なエリアでは、交通の流れに従い変動します。これがデフォルト値です。

  • トラック輸送時間 - トラックの移動時間をモデル化します。これらの移動時間は道路ごとに一定で、交通量で変動しません。

  • 歩行時間 - 歩行者の移動時間をモデル化します。

  • 移動距離 - 道路と歩行路に沿った長さの計測値を格納します。歩行距離をモデル化するには、このオプションを選択し、[規制] パラメーターで [歩行] が設定されていることを確認します。同様に、運転距離やトラック輸送距離をモデル化するには、ここで [移動距離] を選択し、車両が許可されている道路だけを移動するように適切な規制を設定します。

このパラメーターに指定した値は、[移動モード] を [カスタム] (デフォルト値) に設定しなければ無視されます。

[到達圏]、[トラック輸送時間]、または [歩行時間] を選択した場合、[計測単位] パラメーターは時間ベースの値に設定する必要があります。[インピーダンス] に [移動距離] を選択した場合、[計測単位] は距離ベースにする必要があります。

String
Service_Areas
(オプション)

このパラメーターは無視してください。内部的な目的のみで使用されます。

Feature Class

コードのサンプル

GenerateServiceAreas (到達圏の生成) の例

次の Python スクリプトは、GenerateServiceAreas (到達圏の生成) ツールをスクリプトで使用する方法を示しています。

import arcpy
import time
import sys

username = "<your user name>"
password = "<your password>"
sa_service = "http://logistics.arcgis.com/arcgis/services;World/ServiceAreas;{0};{1}".format(username, password)


#Add the geoprocessing service as a toolbox. Use an alias when importing
arcpy.ImportToolbox(sa_service, "agol")

#Set the variables to call the tool
facilities = r"C:/data/Inputs.gdb/Stores"
output_service_areas = "C:/data/Results.gdb/StoreServiceAreas"

#Call the tool
result = arcpy.agol.GenerateServiceAreas(facilities, "5 10 15", "Minutes")

#Check the status of the result object every 0.5 seconds 
#until it has a value of 4(succeeded) or greater 
while result.status < 4:
    time.sleep(0.5)

#print any warning or error messages returned from the tool
result_severity = result.maxSeverity
if result_severity == 2:
    print "An error occured when running the tool"
    print result.getMessages(2)
    sys.exit(2)
elif result_severity == 1:
    print "Warnings were returned when running the tool"
    print result.getMessages(1)
    
#Get the output routes  and save to a local geodatabase
result.getOutput(0).save(output_service_areas)

環境

このツールはジオプロセシング環境を使用していません

関連トピック

  • ArcGIS Online ネットワーク解析サービスとは
  • ArcGIS Online ネットワーク解析サービスへの ArcMap の接続

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