説明
ヴィンケル図法(第 3 図法)は、方眼図法(正距円筒図法)とエイトフ図法の座標の平均をとった折衷投影法で、世界地図に使用されます。1921 年に Oswald Winkel により開発されました。
投影法
変更方位図法 ─ 座標は方眼図法とエイトフ図法の平均になります。経線は等間隔になり、中央子午線に対してくぼんだ形状になります。中央子午線は直線になります。緯線は等間隔の曲線になり、極に対してくぼんだ形状になります。極は赤道の約 0.4 倍の長さになります。極の長さは、選択した標準緯線によって異なります。
直線となる経緯線
赤道と中央子午線。
特性
形状
形状の歪みは中程度です。外の経線に沿った極地域では、歪みが大きくなります。
面積
生じる歪みはそれほど大きくありません。外の経線に沿った極地域では、歪みが大きくなります。
方向
通常、歪みが生じます。
距離
通常、縮尺は緯度 50.467°N および S または 40°N および S 上では正確です。後者のケースは、イギリスの地図作成会社である Bartholomew 社が使用しています。
制限
正角でも正積でもありません。世界地図としてのみ有効です。
用途と使用例
一般的な世界地図と世界の主題図で使用するために開発されました。
米国地理学会は、1998 年以降、世界の汎用地図や主題地図に使用しています。
パラメータ
Desktop
- False Easting
- False Northing
- Central Meridian
- Standard Parallel 1
Workstation
- Radius of the sphere of reference
- Longitude of Central Meridian
- Latitude of standard parallel
- False Easting(meters)
- False Northing(meters)