アノテーション フィーチャクラスを作成する際には、編集方法を制御するプロパティを設定します。アノテーション フィーチャクラスを作成した後、[フィーチャクラス プロパティ] ダイアログ ボックスの [アノテーション] タブで、以下のプロパティを変更することができます。
シンボル テーブルからシンボルを選択
これにより、ArcMap で編集可能なテキスト シンボル プロパティが制限されます。
このチェックボックスをオンにすると、編集可能なシンボル プロパティは、アノテーション フィーチャが関連先のテキスト シンボルへの参照を維持できるものに限定されます。このチェックボックスをオンにすると、任意のアノテーション フィーチャに対して、以下のテキスト シンボル プロパティの編集のみが可能となります。
- X オフセットと Y オフセット
- 水平方向と垂直方向の配置
- 反転角度
- フォント タイプ、サイズ、色、文字間隔、背景シンボル
- フォントのスタイル(太字、斜体、下線)
- ワード間隔
- Leading プロパティ
たとえば、このチェックボックスをオンにすると、アノテーション フィーチャのフォント サイズを 12 から 8 に縮小できます。編集後も、アノテーション フィーチャはコレクション内のテキスト シンボルを参照しますが、アノテーション フィーチャはフォント サイズ 8 で保存されます。
このチェックボックスをオンにしない場合は、任意のテキスト シンボル プロパティを編集することができます。アノテーション フィーチャにハローを指定するなど、上記以外のプロパティを変更する場合、アノテーション フィーチャはコレクション内の関連先テキスト シンボルを参照しなくなります。この場合、アノテーション フィーチャはすべてのシンボル プロパティを格納します。これにより、格納要件が厳しくなり、アノテーションの表示と検索のパフォーマンスが低下します。
アノテーションがテキストではなく、ライン、円、ポリゴン、マーカー シンボルなどのグラフィック エレメントで構成されている場合は、このチェックボックスをオフにしてください。チェックボックスをオフにしておかないと、フィーチャクラスがグラフィック エレメントを保存できなくなります。
新しいフィーチャの追加時にアノテーションを作成(フィーチャリンク アノテーションのみ有効)
リンクしているフィーチャクラスに新しいフィーチャを追加する際、新しいアノテーションを作成する場合は、このチェックボックスをオンにします。詳細については、「フィーチャリンク アノテーションの編集」をご参照ください。
新しいフィーチャを追加した後にアノテーションを作成する場合には、このチェックボックスをオフにしてください。
フィーチャの形状が変更される際にアノテーションを更新(フィーチャリンク アノテーションのみ有効)
リンクしているフィーチャのシェープが変更されたとき、アノテーションの位置を自動的に更新する場合は、このチェックボックスをオンにします。
このチェックボックスをオンにすると、フィーチャの新しい形状に従ってアノテーションが自動的に再配置されるため、手動でアノテーションを移動する必要がなくなります。ただし、アノテーションを手動で配置しても、リンクされているフィーチャの形状を少しでも変更すると、アノテーションはリンクされているフィーチャを基準としたデフォルトの配置に戻されます。したがって、アノテーションの配置をより厳密に制御したい場合は、このボックスのチェックを外したままにしてください。そうすれば、アノテーションを元の位置にとどめておき、必要に応じて手動で移動できるようになります。