デフォルトの属性値は、フィーチャ テンプレートに対して設定できる最も重要なプロパティの 1 つです。[テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスで設定する属性は、そのフィーチャ テンプレートを使用して作成した新しいフィーチャに割り当てられます。適切なデフォルト値を設定しておけば、新しいフィーチャに属性が自動的に割り当てられるので、時間を節約できると同時に精度も向上します。
ジオデータベースのデフォルト値はすべて、[テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスのフィールド内に自動的に入力されます。[テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスの属性値を更新すると、そのテンプレートで新規作成されるフィーチャには、ジオデータベースではなくそのテンプレートのデフォルト値が割り当てられます。
[テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスの属性のグリッドを見てみると、緑、明るいグレー、黄など、数種類の色でセル内が陰影処理されていることに気付きます。これらの色は、当該フィールドが特別な機能または意味を持つことを示しています。
レイヤのフィーチャをシンボル表示するために使用されるフィールドは、緑色で表示されます。当該フィーチャには、個別値やリプレゼンテーションなどのカテゴリ別にシンボル表示されるフィーチャが含まれます。2、3 の属性値だけを更新する必要がある場合は、テンプレートの新規作成用のベースとして既存のテンプレートを使用するための簡単な方法として、シンボル クラスの変更が挙げられます。この操作を行う場合は、このテンプレートを使用してどのタイプのフィーチャを作成するかをはっきりさせるためにテンプレートの名前の変更が必要になることがあります。
レイヤをシンボル表示するために使用されるサブタイプを持つフィールドは、緑色で表示され、その他のサブタイプ フィールドは、グレーで表示されます。別のサブタイプを選択すると、その新規サブタイプのデフォルトの属性値がテンプレート内のすべてのフィーチャに適用され、それまでにテンプレート プロパティに対して行われた編集内容は上書きされます。
[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [フィールド] タブのフィールドをハイライト表示することもできます。ハイライト表示されたフィールドは黄色で表示されるため、より簡単に見分けることができます。
- [フィーチャ作成] ウィンドウ内のテンプレートをダブルクリックします。
または、[フィーチャ作成] ウィンドウでテンプレートを右クリックし、[プロパティ] をクリックするか、[フィーチャ テンプレートの整理] ダイアログ ボックスを使用して [テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。[フィーチャ テンプレートの整理] ダイアログ ボックスを使用する場合は、複数のテンプレートを選択して、それらのプロパティを一度に更新できます。
- 必要に応じてフィールドを並べ替えます。この並べ替えによる設定は一時的なもので、[テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスにのみ反映されます。
- [レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [フィールド] タブに指定された順序でフィールドを表示するには、[フィールドの表示順序を元に戻す] をクリックします。
- アルファベット順にフィールドを表示するには、[フィールドを名前順に並べ替え] をクリックします。
- [表示] をクリックして、すべてのフィールドを表示し、フィールドのエイリアスと説明を表示するための設定を変更します。デフォルトで、[レイヤ プロパティ] ダイアログ ボックスの [フィールド] タブで非表示にしたフィールドは、すべてのフィールドを表示しない限り、[テンプレート プロパティ] ダイアログ ボックスで非表示になっています。
- セル内にデフォルトの属性値を入力するか、ドロップダウン矢印をクリックして値をクリックします(フィールドにサブタイプまたはコード値ドメインが設定されている場合)。
- レイヤのシンボル表示に使用されるフィールド(緑色で陰影処理されたフィールド)のデフォルトの属性値を変更するには、セルの省略記号ボタンをクリックして、使用可能な他のシンボルのリストから新規シンボルを選択します。
- [OK] をクリックします。