Standard または Advancedのライセンスで利用可能。
対象領域の土壌を調べた結果、Wspolnoty Park の向かい側に新しい学校を構築するのは安全でないと判断しました。schools フィーチャクラスを前回のチュートリアルで行った編集前の状態に戻すには、buildings08 ジオデータベースを復元する必要があります。
buildings08 ジオデータベースを復元するには、データベース サーバー管理者として接続する必要があります。
学校が建築されなくなったため、道路名を Sunray St. に戻す必要があります。道路の編集者を確認し、その編集者に名前を元に戻すよう伝えます。
データベース サーバー管理者としてログイン
普段お使いの Windows ログインでコンピューターにログインします。データベース サーバー管理者であるため、自分のログインでログインすると、管理者としてデータベースサーバーに接続し、ジオデータベースを復元できます。
buildings08 の現在の状態を表示
schools フィーチャクラスの現在の状態を確認するには、ArcMap で schools フィーチャクラスを開きます。
- ArcMap を起動します。
- [カタログ] ウィンドウで buildings08 ジオデータベースを開きます。
- schools フィーチャクラスをクリックしてマップ上にドラッグします。
- ArcMap メイン メニューの [選択] をクリックし、[属性検索] をクリックします。
- [レイヤー] ドロップダウン リストから schools を選択します。
- 属性のリストで [sch_name] をダブルクリックします。
- 等号 ([=]) ボタンをクリックします。
- [個別値の取得] をクリックします。
- [Roy Rogers] をダブルクリックします。
- [OK] をクリックして、選択を行います。
新しい学校がハイライト表示されます。
buildings08 の復元
schools フィーチャクラスに対して行った編集内容はすでにジオデータベースに保存してあり、ジオデータベースの作成以降それ以外の編集を一切行わなかったので、「演習 4」で最後に作成したバックアップ ファイルからジオデータベースを復元できます。
ジオデータベースを復元するには、事前にデータベース サーバーから切断して、buildings08 ジオデータベースへの接続を解除する必要があります。
- ArcMap を閉じます。
- ArcCatalog を起動します。
- カタログ ツリーで [Database Servers] フォルダーを展開します。
- データベース サーバーをダブルクリックして接続します。ただし、どのジオデータベースにも接続しません。
- データベース サーバーを右クリックして [復元] をクリックします。
- [バックアップ ファイル] テキスト ボックスの横にある省略符号ボタンをクリックします。
- buildings_bu2 バックアップ ファイルの場所を参照します。
バックアップ ファイルは、ArcTutor ディレクトリの [DatabaseServers] フォルダーにあります。
- [復元フォルダー] テキスト ボックスに、buildings08 ジオデータベースの現在の場所が自動的に入力されます。この場所をそのまま確定して、既存のジオデータベースに上書きで復元します。
- [OK] をクリックして、ジオデータベースを復元します。
- [はい] をクリックして続行します。
復元したジオデータベースのプレビュー
ジオデータベースの復元が完了したことを確認するには、schools フィーチャクラスをプレビューして、Roy Rogers 校がもう存在しなくなったことを確認します。
- buildings08 ジオデータベースを展開します。
- schools フィーチャクラスをクリックします。
- [プレビュー] タブをクリックします。
- 属性テーブルをプレビューするには、[プレビュー] ドロップダウン リストから [テーブル] を選択します。
- sch_names 列を確認します。Roy Rogers フィーチャはすでに存在しないことがわかります。
- ArcCatalog を閉じます。
編集の確認
streets フィーチャクラスの編集情報の記録が有効になっているため、streets 属性テーブルを開くと、学校建設予定地の隣の道路を誰が編集したかがわかります。
- ArcMap を起動します。
- データベース サーバーに接続します。
- Osokopf ジオデータベースに接続します。
- streets フィーチャクラスをマップにドラッグします。
- 参照用として、park_areas フィーチャクラスをマップにドラッグします。
- [コンテンツ] ウィンドウで park_areas レイヤーを右クリックし、[属性テーブルを開く] をクリックします。
- Wspolnoty Park レコードを選択します。
テーブルのレコードとマップのフィーチャの両方がハイライト表示されます。
- 属性テーブルを閉じます。
- マップ上で選択したフィーチャを拡大します。
- [ツール] ツールバーの [四角形によるフィーチャの選択] ボタン
をクリックします。
- 選択した公園のすぐ東にある道路を選択します。
道路がハイライト表示されます。
- [コンテンツ] ウィンドウで streets レイヤーを右クリックし、[属性テーブルを開く] をクリックします。
- [テーブル] ウィンドウの下部にある [選択レコードを表示] ボタン
をクリックします。
現在選択されているレコードが表示されます。
- 属性テーブルを閉じます。
- ArcMap を閉じます。
この演習では、データを以前の状態に戻すために、buildings08 ジオデータベースを復元しました。さらに、Osokopf ジオデータベースの streets フィーチャクラスで学校建設予定地の隣にある道路を編集したユーザーを確認し、そのユーザーに道路名を Sunray St. に戻すよう伝えることができました。