データの参照とシンボル表示を簡単に行うには、ジオデータベース データからレイヤーを作成し、作成したレイヤーを ArcMap で使用します。必要なレイヤーの大部分はすでに作成されており、チュートリアル ディレクトリの Layers フォルダーに格納されています。この演習では、Laterals および LateralsAnno フィーチャクラス用に新規レイヤーを作成します。
Laterals レイヤーの作成
- ArcCatalog を起動します。
- 「BuildingGeodatabases」チュートリアル フォルダー内の Montgomery ジオデータベースに接続します。
- Water フィーチャ データセット内の Laterals フィーチャクラスを右クリックし、[レイヤー作成] をクリックします。
[レイヤー ファイルとして保存] ダイアログ ボックスが開きます。このダイアログ ボックスで、レイヤー ファイルの名前と場所を指定します。
- チュートリアル ディレクトリの下の「Layers」フォルダーの場所を指定して、新しいレイヤーの名前として「給水管」を入力します。
- [保存] をクリックします。
新しいレイヤーが作成されます。
- カタログ ツリーで「Layers」フォルダーを開き、給水管レイヤーを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスが開きます。
- [シンボル] タブをクリックします。
- 給水栓給水管の横にある色付きのラインをダブルクリックします。
[シンボル選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [色] トップダウン矢印をクリックし、カラー パレットで紫色のパッチをクリックして、ラインを紫色にします。
- [幅] テキスト ボックスに「1.5」を入力して、ライン幅を増分します。
- [OK] をクリックします。
- 消火栓給水管に対して手順 8 ~ 10 を繰り返して、シンボルを幅 1.5 の赤い線にします。
- 一般給水管に対して手順 8 ~ 10 を繰り返して、シンボルを幅 1.5 の紺青色の線にします。
- [OK] をクリックして [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
レイヤーのプロパティを変更して、シンボルを追加しましょう。
[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを使用すると、表示縮尺や透過表示など、レイヤーのさまざまな外観を変更できます。ここでは、レイヤーのシンボルを変更します。
デフォルトでは、サブタイプ フィールドに基づいた個別値の分類がレイヤーのシンボル表示に使用されます。これは必要な設定ですが、各サブタイプのシンボルを変更する必要はありません。
このダイアログ ボックスで、給水管のシンボル プロパティを設定しましょう。
給水管レイヤーが完成しました。
これで、給水管のアノテーション レイヤーを作成できるようになりました。
Lateral Diameter レイヤーの作成
- Water フィーチャ データセット内の LateralsAnno フィーチャクラスを右クリックし、[レイヤー作成] をクリックします。
- 「Layers」フォルダーの場所を指定して、新しいレイヤーの名前として「配水管の直径のアノテーション」を入力します。
- [保存] をクリックします。
新しいアノテーション レイヤーが作成されます。このレイヤーはアノテーション フィーチャクラスを指すため、シンボルはアノテーションのプロパティです。このため、レイヤーで設定する必要はありません。
レイヤーの表示縮尺範囲の設定
アノテーション フィーチャは判読できる縮尺で利用するのが最も効果的ですが、こうした縮尺の範囲は狭く限定されています。このため、アノテーション フィーチャクラスが描画される最大縮尺と最小縮尺を設定しておくと便利です。この表示縮尺範囲は、アノテーション フィーチャクラスのプロパティにしたり、アノテーション フィーチャクラスを指すレイヤーのプロパティとして設定できます。大規模なアノテーション フィーチャクラスがあるマルチユーザー環境では、前者の方法が最適です。サーバーに対して必要以上にアノテーション フィーチャが要求されないようにする効果があります。
この演習では、このフィーチャクラスのユーザーは通常アノテーション フィーチャクラスを直接追加せずに、ここで作成されたレイヤーを追加することを想定しています。
- カタログ ツリーで、配水管の直径のアノテーション.lyr を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
[レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスが開きます。
- [一般] タブをクリックします。
- [縮尺に応じて表示を制御] ボタンをクリックし、[より拡大時に表示] テキスト ボックスに「2500」を入力します。
- [OK] をクリックします。
今度は、トポロジを作成しましょう。