非接続環境のレプリカの場合、同期するにはユーザーが手動でメッセージ交換を実行する必要があります。これを行うには、レプリカからファイルにメッセージをエクスポートし、このファイルを DVD またはその他の手段で移送した後、相対レプリカにインポートします。
この種の環境で複製する場合は、データの受信側は変更データを受信後できる限り頻繁に承認メッセージを送信することが重要です。承認メッセージが受信されていない場合は、データの送信側が変更を再送信し、これらの変更が承認されるまで、変更の再送信に必要な情報を保持します。この結果、データ送信側のジオデータベースが大きくなり、新しい変更データ メッセージも大きくなる可能性があります。
1 つの承認メッセージによってすべての変更データ メッセージを承認します。たとえば、レプリカが 3 つの変更データ メッセージを受信し、それぞれをインポートする場合、レプリカは 1 つの承認メッセージを送信して 3 つをまとめて承認できます。
承認メッセージをエクスポートするには、承認メッセージのエクスポート ウィザードか、[承認メッセージのエクスポート] ジオプロセシング ツール コマンドを使用します。これらを使用する際に、エクスポート元のレプリカと作成する XML ファイルを指定します。
- 承認メッセージのエクスポート ウィザードは 2 通りの方法で開くことができます。[分散ジオデータベース] ツールバーから開く方法と、ジオデータベースまたはジオデータ サービスのショートカット メニューから開く方法です。
- ArcMap で [分散ジオデータベース] ツールバーを開き、[承認メッセージのエクスポート] ボタンをクリックします。
- [カタログ] ウィンドウで、承認メッセージのエクスポート元のジオデータベースまたは ArcGIS for Server で公開されたジオデータ サービスを右クリックし、[分散ジオデータベース] をポイントして、[承認メッセージのエクスポート] をクリックします。
このウィザードでは、ローカル ジオデータベースとリモート ジオデータベースの両方がサポートされています。ArcMap でリモートのジオデータベースにアクセスするには、ジオデータ アクセス機能が有効化されたマップ サービスを使用します。
- 承認メッセージのエクスポート元のレプリカを選択します。
レプリカの種類が表示されます。
- 作成する承認ファイルの名前を指定します。