シェープファイル、カバレッジ、CAD データ、およびジオデータベース フィーチャクラスをジオデータベースにインポートすることができます。
異なる座標系にあるフィーチャクラスをインポートするとします。たとえば、NAD 1927 座標系を使用するフィーチャクラスを NAD 1983 座標系を使用するフィーチャ データセットにインポートします。フィーチャクラスをインポートするには、まず [投影変換 (Project)] ツールを使用して、データのインポートと新しい座標系への変換を行います。
インポートするフィーチャクラスがジオデータベースの座標系をすでに使用している場合は、[フィーチャクラス → フィーチャクラス (Feature Class To Feature Class)] または [フィーチャクラス → ジオデータベース (Feature Class To Geodatabase)] ツールを使用して、データをインポートします。これらのツールを使用してフィーチャクラスをスタンドアロンとして作成するか、既存のフィーチャ データセットにインポートします。
スタンドアロン フィーチャクラスを作成すると、新しいフィーチャクラスがインポート元のフィーチャクラスと同じ空間参照で作成されます。
既存のフィーチャ データセットにフィーチャクラスを作成すると、新しいフィーチャクラスにフィーチャ データセットと同じ空間参照が自動的に適用されます。
ファイル ジオデータベースまたは ArcSDE ジオデータベースにインポートする場合は、フィーチャクラスを作成して保存する方法をカスタマイズするためのコンフィグレーション キーワードを指定することができます。
パーソナル ジオデータベースにインポートする場合は空間インデックス グリッド サイズを 1 つ指定することができ、ArcSDE ジオデータベースにインポートする場合は最大で 3 つのサイズを指定することができます。グリッド サイズを正しく定義しないと ArcMap での空間検索のパフォーマンスが低下するので、空間グリッドの作成に慣れていない場合は、デフォルト設定を使用してください。
複数のフィーチャクラスのインポート
ジオデータベースにインポートするフィーチャクラスが複数あり、それらに同じインポート設定を使用する場合は、[フィーチャクラス → ジオデータベース (Feature Class To Geodatabase)] ツールを使用して、それらを同時にインポートすることができます。インポートするフィーチャクラスごとに、フィーチャクラスが 1 つ作成されます。
これに対し、インポートするフィーチャクラスの多くは、インポート先のジオデータベース、カスタム コンフィグレーション キーワード、空間インデックスなど、個別のインポート設定が必要です。この場合は、このトピックで説明する手順を繰り返す代わりに、モデルを作成して実行することができます。モデルは、環境設定とツール パラメーターを保存して、再利用可能にすることにより、インポートの自動化に役立ちます。モデルを作成したら、データをインポートし、モデルを編集して他の入力データを指定し、必要なパラメーターを変更して、そのモデルをシンボル クリックで再実行できます。