Business Analyst は、顧客住所情報の区画情報を使用して、人口統計特性とタペストリ セグメンテーション コードを各顧客レコードに追加します。顧客の人口統計プロファイルは、顧客が居住する区画の人口統計構成を集計します。
顧客の人口統計プロファイルの作成で使用される計算式
顧客の人口統計プロファイルの値を求めるために、次の計算式が使用されます。
ここで、DC はレポート上の人口統計特性です(15 ~ 19 才の人口など)。
ここで、DC(bg) はブロック グループの同じ人口統計特性です。
ここで、W(bg) はブロック グループの加重です。W(bg) の計算式を以下に示します。
ブロック グループの加重は、ブロック グループ C(bg) 内の顧客数の、ブロック グループ TOTHHs(bg) 内の総世帯数に対する比率です。
顧客の人口統計プロファイルにより、プロファイリングされたファイルの人口統計構成を感覚的に捉えることができます。Business Analyst は、顧客レコードが格納された各ブロック グループに加重を割り当て、値を集計し、顧客の人口統計プロファイル レポートに表示する結果を計算します。
以下に例を示します。
C(bg)
顧客ファイルに 10 レコードがあり、5 つがブロック グループ 1 に、5 つがブロック グループ 2 に属しています。
TOTHHs(bg)
ブロック グループ 1 には合計 10 世帯があります。
ブロック グループ 2 には合計 25 世帯があります。
上の式で、ブロック グループ 1 は W(bg) = .5(5 / 10 = 0.5)、ブロック グループ 2 は .2(5 / 25 = .2)になります。
DC(bg)
以下に、ブロック グループごとの世帯収入分布を示します。
前に計算した比率を、各ブロック グループの各間隔の各数に適用し、変数ごとにそれらを集計します。
値は小数第 1 位に丸められます。