グリッドの作成は、地理的範囲(エンベロープ)と、定義済みの計測単位におけるグリッド サイズを収集して作成されます。[グリッドの作成(Grids)] ツールは、指定したエリアにベクタベースの経緯線レイヤを作成する際に使用されます。各グリッド セルの人口統計情報(または他の Business Analyst データ)を集計することもできます。たとえば、各セルの総人口や平均世帯収入を集計できます。
[グリッドの作成(Grids)] ツールの目的は、異なるセル同士の変数を調べ、比較することです。これはホット スポット分析と呼ばれることも多く、グリッド セルは同じサイズおよび面積であることから、異なるエリア同士の比較が可能です。
以下の図では、各グリッド セルの総世帯数に応じて、主題別に色の濃淡を付けています。グリッド セルを利用することで、世帯の値は比較の目的に合わせて正規化されます。
[グリッドの作成(Grids)] ツールには、出力フィーチャクラス(グリッド セル)の範囲を決定する 2 つの方法があります。
- [座標を手動で入力] - 境界となるエンベロープ座標を手動で定義します。
- [レイヤから範囲を取得] - 選択したレイヤに基づいて、境界となる座標を定義します。たとえば、分析範囲または顧客レイヤの範囲に基づいて、グリッド セルを作成できます。