サマリ
このツールのごく一般的な使用例は、マップ ブック内の隣接ページへのラベル設定に使用できるフィールドに値を移入することです。このツールは、8 つの新しいフィールド (羅針盤の北、北東、東、南東、南、南西、西および北西の 8 地点を表す各フィールド) を入力フィーチャクラスに付加し、入力フィーチャクラスのフィーチャごとに各基本的な方向における隣接 (近隣) ポリゴンを識別する値を計算します。
使用法
このツールは、新規に作成された 8 つの各フィールドに、in_field 名と方向を組み合わせた名前を付けます。方向は略記します。たとえば、in_field 名を「PageName」とした場合、ツールで作成される新しいフィールド名は、「PageName_N」、「PageName_NE」、「PageName_E」、「PageName_SE」、「PageName_S」、「PageName_SW」、「PageName_W」、「PageName_NW」などのようになります。たとえば、in_field 名を「MyPoly」とした場合、新しいフィールド名は、「MyPoly_N」、「MyPoly_NE」、「MyPoly_E」、「MyPoly_SE」、「MyPoly_S」、「MyPoly_SW」、「MyPoly_W」、「MyPoly_NW」などのようになります。
新しいフィールドの名前を指定することはできません。ツールはデフォルト名を使用しますが、ツールの実行後はフィールド名を変更することができます。
結合テーブルからのフィールドを使用できます。
構文
CalculateAdjacentFields_cartography (in_features, in_field)
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_features | 隣接フィールド データが付加されるポリゴン グリッド インデックス フィーチャ | Feature Layer |
in_field |
隣接フィールド データの自動入力に使用される値を持つフィールド。実際のフィールド名を使用します。フィールド エイリアスは使用しません。 | Field |
コードのサンプル
CalculateAdjacentFields (隣接図郭情報の追加) ツールの例 (Python ウィンドウ)
ポリゴン グリッド フィーチャクラスの隣接フィーチャを識別するフィールドを作成し、値を自動入力します。
import arcpy
from arcpy import env
arcpy.env.workspace = "C:\Data\ProjectData.gdb"
arcpy.CalculateAdjacentFields_cartography ("Index", "PageName")
CalculateAdjacentFields (隣接図郭情報の追加) ツールの例 (スタンドアロン Python スクリプト)
ポリゴン グリッド フィーチャクラスの隣接フィーチャを識別するフィールドを作成し、値を自動入力します。
# Name: calculateadjacentfields_example.py
# Description: Create and populate fields identifying adjacent features for a
# regular polygon grid feature class
# Author: ESRI
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:\Data\ProjectData.gdb"
# Set local variables
inFeatures = "MyPolygonIndex"
inField = "PageName"
# Execute CalculateAdjacentFields
arcpy.CalculateAdjacentFields_cartography (inFeatures, inField)
環境
ライセンス情報
- ArcGIS for Desktop Basic: ○
- ArcGIS for Desktop Standard: ○
- ArcGIS for Desktop Advanced: ○