サマリ
一連の画像からビデオ ファイルを作成します。
使用法
- フォルダー内の画像からビデオを作成する際には、指定したフォルダーに同一タイプ (BMP または JPEG) の画像ファイルが複数あることを確認してください。
- このツールは、フォルダー内の画像をアルファベット順に読み取ります。出力ビデオには、ディスクから画像が読み取られる順にフレームが格納されます。
画像はアルファベット順に読み取られるので、画像フォルダー内にはビデオ用タイトル画像などの画像を挿入できます。たとえば、画像フォルダー内に格納してある画像に image_1.bmp、image_2.bmp、image_20.bmp などの名前が付いている場合、_image_1.bmp という名前の画像を追加できます。このツールはフォルダー内の画像をアルファベット順に読み取るので、出力ビデオ内での _image_1.bmp の出現位置は image_1.bmp よりも前方になります。
ツールに供給される画像フォルダー内の最初の画像の解像度に基づいて、出力ビデオの解像度 (幅 x 高さ) が決定されます。最初の画像が他の画像より高解像度または低解像度の場合、残りの画像は最初の画像の解像度に合わせて拡大/縮小されます。そのため、フォルダー内の画像を一貫した解像度に維持するようにしてください。
AVI 形式と QuickTime 形式は Windows 上でのみサポートされているため、このツールは Windows 以外のプラットフォーム上では機能しません。
構文
RasterToVideo_conversion (input_folder, out_video_file, {image_format}, {codec}, {duration_method}, {time}, {quality})
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
input_folder | 画像が格納されているフォルダー。フォルダー内の画像はそれぞれ、同一形式 (BMP または JPEG) である必要があります。 | Folder |
out_video_file | 出力ビデオ ファイル (*.avi または *.mov) | File |
image_format (オプション) | フォルダー内の画像ファイルの形式。選択された形式の画像を使用して、出力ビデオが作成されます。
| String |
codec (オプション) | ビデオ ファイルの書き込み中に、フレームの圧縮に使用されるコーデック。コーデックのリストは、コンピューターごとに異なっていても構いません。 | String |
duration_method (オプション) | 出力ビデオの再生時間の定義に使用されるメソッド。
| String |
time (オプション) | 出力されるビデオの再生時間。 | Double |
quality (オプション) | 出力ビデオの品質。ビデオは 1 ~ 100 の範囲のさまざまな品質でエクスポートできます。デフォルト値は 100 です。 | Long |
コードのサンプル
RasterToVideo (ラスター → ビデオ) の Python の例
# Name: RasterToVideo_AVI.py
# Description: Creates an AVI video from a folder of images
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "c:/data"
#Set local variables
inFolder = "images"
outputVideoFile = "outputVideo.avi"
#Execute RaserToVideo
arcpy.RasterToVideo_conversion(inFolder, outputVideoFile, "BMP",
"Microsoft Video 1", "FRAME_RATE", "2", "90")
環境
ライセンス情報
- ArcGIS for Desktop Basic: ○
- ArcGIS for Desktop Standard: ○
- ArcGIS for Desktop Advanced: ○