サマリ
2 つの TIN を比較して、比較結果を返します。[TIN 比較 (TIN Compare)] を使って、ジオメトリ、TIN ノードおよび三角形のタグ、および空間参照についての差異をレポートできます。
使用法
このツールは、比較結果を示すメッセージを返します。デフォルトで、最初の不一致が検出されるとこのツールは実行を停止します。相違点をすべてレポートする場合は、[比較を継続] パラメーターをオンにします。
[出力比較ファイル] には、[入力ベース TIN] および [入力テスト TIN] の間のすべての類似点と差異が含まれます。このファイルは、ArcGIS でテーブルとして表示および使用できる、カンマ区切りテキスト ファイルです。たとえば、このテーブルを検索して、差異のあるすべての行のすべての ObjectID 値を取得できます。
Python でこのツールを使用する場合は、result.getOutput(1) を使用してこのツールのステータスを取得できます。相違点が検出されない場合は値が 'true'、相違点が検出された場合は 'false' になります。
構文
TINCompare_management (in_base_tin, in_test_tin, {compare_type}, {continue_compare}, {out_compare_file})
パラメータ | 説明 | データ タイプ |
in_base_tin | [入力ベース TIN] が [入力テスト TIN] と比較されます。[入力ベース TIN] には、正しいデータを参照します。このベース データには、正しいジオメトリ、タグの値 (ある場合)、および空間参照が含まれています。 | TIN Layer |
in_test_tin | [入力テスト TIN] が [入力ベース TIN] に対して比較されます。 | TIN Layer |
compare_type (オプション) | 比較タイプ。
| String |
continue_compare (オプション) | 最初の不一致を検出した後にすべてのプロパティを比較するかどうかを示します。
| Boolean |
out_compare_file (オプション) | 比較結果が格納されるテキスト ファイルの名前とパス。 | File |
コードのサンプル
TINCompare (TIN 比較) の例 (Python ウィンドウ)
次の Python ウィンドウ スクリプトは、TINCompare (TIN 比較) 関数をイミディエイト モードで使用する方法を示しています。
import arcpy
arcpy.TINCompare_management(r'c:\Workspace\basetin', r'c:\Workspace\newtin', 'ALL', 'CONTINUE_COMPARE', r'c:\Workspace\tincompare.txt')
TINCompare (TIN 比較) ツールの例 (スタンドアロン スクリプト)
次の例は、スタンドアロン スクリプトで TINCompare (TIN 比較) ツールを使用する方法を示しています。
# Description: Compare two TINs and return comparison result.
# import system modules
import arcpy
# Set local variables
base_tin= "C:/Workspace/basetin"
test_tin= "C:/Workspace/newtin"
compare_type = "ALL"
continue_compare = "CONTINUE_COMPARE"
compare_file = "C:/Workspace/tincompare.txt"
compare_result = arcpy.TINCompare_management(base_tin, test_tin, compare_type, continue_compare, compare_file)
print(compare_result)
print(arcpy.GetMessages())
環境
このツールはジオプロセシング環境を使用していません
ライセンス情報
- ArcGIS for Desktop Basic: ○
- ArcGIS for Desktop Standard: ○
- ArcGIS for Desktop Advanced: ○