[環境設定] ダイアログ ボックスの [カバレッジ] セクションにある環境設定は、カバレッジ ツールにのみ適用されます。[新規カバレッジの精度] と [出力カバレッジの精度]、および [投影情報ファイル間の比較のレベル] のデフォルト値は、変更できます。
投影情報ファイル間の比較のレベル
カバレッジ ツールを実行する前に、[投影情報ファイル間の比較のレベル] 環境を使用して、入力投影情報ファイルが一致するための類似性の度合いを設定できます。このオプションは、カバレッジ ツールを実行する前に、入力投影情報の整合チェックを行う場合に使用します。
次の設定が利用できます。
- NONE - 投影情報ファイルの比較を行いません。投影情報の任意の組み合わせが一致になります。ツールは、入力の投影情報に関係なく実行されます。これがデフォルトです。
- PARTIAL - 少なくとも 1 つの投影情報ファイルを定義する必要があります。他のファイルは不明でも、一致になります。定義された投影情報ファイルは、同一である必要があります。
- FULL - 各入力データセットの投影情報ファイルにおいて、すべての投影情報が指定され、同一である必要があります。
カバレッジの精度
[カバレッジ ツール] ツールボックス内のツールを使用する前に、出力カバレッジの精度を決める必要があります。
新規カバレッジは、[新規カバレッジの作成(Create Coverage)] ツールなどを使用して作成されたカバレッジです。出力カバレッジは、[バッファ(Buffer)] ツールを実行して作成したカバレッジなど、入力データを受け入れて、出力カバレッジを出力するツールから出力されたカバレッジです。
デフォルトの精度は、新規カバレッジの場合は [SINGLE]、出力カバレッジの場合は [HIGHEST] に設定されます。作成する新規カバレッジを倍精度にする場合は、[新規カバレッジの精度] を [DOUBLE] に設定します。出力カバレッジを常に倍精度にするには、入力データの精度に関係なく、[出力カバレッジの精度] を [DOUBLE] に設定します。