Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
[ライン統計 (Line Statistics)] ツールは、出力ラスターの各セルから円形の近傍にあるすべてのラインについて、指定されたフィールドの値についての統計情報を計算します。
使用可能な統計情報タイプは、平均値、最頻値、最大値、中央値、最小値、最少頻値、範囲、STD (標準偏差)、および種類です。最頻値、最少頻値、および中央値の統計情報のみが、ラインの長さに従って重み付けされます。
例
次の例は、中央値、最頻値、および最少頻値の統計情報に対してどのように重み付けが行われるかを示しています。この例では、特定のラスター セルの近傍に 11 のライン セグメントがあり、それらは 7 つの異なる値を持っています。
中央値の統計情報の計算
近傍にあるライン セグメントがすべて、1 本に繋いで配置され、中央のセグメントの値が中央値として選択されます。
最頻値および最少頻値の統計情報の計算
近傍で最大の合計ライン長を持つ値が最頻値、近傍で最少の合計ライン長を持つ値が最少頻値です。
