ModelBuilder の高度な機能をサポートする、7 つのジオプロセシング ツールがあります。これらのツールを、ツールのダイアログ ボックスから使用したり、スクリプトで使用することは意図されていません。
| モデル専用ツール | 説明 | 
|---|---|
| [値の計算 (Calculate Value)] ツールでは、指定した Python 式に基づいて、値が返されます。 | |
| [値の収集 (Collect Values)] ツールは、反復子の出力値を収集すること、またはいくつかの複数値を単一の入力に変換することを目的として設計されています。[値の収集 (Collect Values)] の出力は、[マージ (Merge)]、[アペンド (Append)]、[モザイク (Mosaic)]、[セル統計 (Cell Statistics)] などのツールへの入力として使用できます。 | |
| [フィールド値の取得 (Get Field Value)] ツールは、テーブルの 1 行目にある指定したフィールドの値を取得します。 | |
| [ブランチのマージ (Merge Branch)] ツールでは、複数の論理分岐を 1 つの出力にマージします。 | |
| [パスの解析 (Parse Path)] ツールは、入力を解析してファイル、パス、名前、または拡張子を出力します。出力は、インライン変数として他のツールの出力名で使用できます。 | |
| [データの選択 (Select Data)] ツールを使って、フォルダー、ジオデータベース、フィーチャ データセット、カバレッジなどの親データ エレメントのデータを選択します。 | |
| 一連の入力値に対して、指定した True または False のいずれかの条件をすべての入力値が満たした場合に、反復処理を停止します。機能的には [While] 反復子と同じですが、モデルですでに [While] 反復子が使用されていて反復子をこれ以上追加できない場合に、モデルを停止するのに役立ちます。 | 
ModelBuilder でのモデル専用ツールの使用例をご参照ください。
次に、モデル専用ツールとそれぞれのツールの入力および出力を示します。
| モデル専用ツール | 入力 | 出力 | 
|---|---|---|
| 値の計算 | 式、コード | 値 | 
| 値の収集 | すべての値 | 単一の出力複数値 | 
| フィールド値の取得 | テーブル | 値 | 
| ブランチのマージ | すべての値 | 値 | 
| パスの解析 | すべての値 | 文字列 | 
| データの選択 | データ エレメント、コンポジット レイヤー | 文字列 | 
| 停止 | すべての値 | Boolean |