SQL を使用してラスター データにアクセスするには、ST_Raster タイプを使用してラスター データを作成します。既存のラスター データの場合は、[データ格納タイプの移行 (Migrate Storage)] ジオプロセシング ツールを実行して、データセット内のラスター格納タイプをバイナリ格納タイプから ST_Raster タイプに変更することができます。
ラスター データを移行する前に、ジオデータベースに ST_Raster タイプがインストールされ、有効になっていることを確認してください。
- コンフィグレーション キーワードの 1 つについて、RASTER_STORAGE パラメーターを ST_Raster に設定しておく必要があります。次のいずれかを実行します。
- DBTUNE テーブルの DEFAULTS コンフィグレーション キーワードに RASTER_STORAGE パラメーターを追加し、RASTER_STORAGE パラメーターの値を ST_RASTER に設定します。手順については、「コンフィグレーション キーワードの変更」をご参照ください。
- 少なくとも、ST_RASTER に設定された RASTER_STORAGE パラメーターと UI_TEXT パラメーターを含むカスタム コンフィグレーション キーワードを作成します。
- 移行するデータのバックアップを作成します。
移行するデータのバックアップ コピーを作成しておくと、何らかの理由で移行が失敗した場合でも元のデータを復元できます。
- ArcMap を起動します。
- ArcMap のメイン メニューで [検索] ボタンをクリックします。
- [検索] ウィンドウで [ツール] をクリックします。
- テキスト ボックスに「Migrate Storage」と入力します。
- [検索] ボタンをクリックします。
- [データ格納タイプの移行 (Migrate Storage)] のリンクをクリックします。
これにより、[データ格納タイプの移行 (Migrate Storage)] ジオプロセシング ツールが開きます。
- このツールの使用方法の詳細については、「データ格納タイプの移行 (Migrate Storage)」をご参照ください。