この関数を使用して、複数のラスターを共通の評価尺度でオーバーレイし、それぞれを重大度に応じて重み付けすることができます。
この関数には、3 つのパラメーターがあります。それらは、ラスターの加重を定義するテーブル、セル サイズの処理方法、および範囲の処理方法です。
加重オーバーレイ テーブル
加重オーバーレイ テーブルを入力する最も簡単な方法は、既存のテーブルを読み込むことです。加重オーバーレイ テーブルは、[加重オーバーレイ (Weighted Overlay)] ジオプロセシング ツールを使用して作成できます。テーブルを作成するには、このツールを開き、パラメーターを入力して、[テーブルの保存] ボタン をクリックします。
- ラスター - すべての入力ラスターは整数である必要があります。
- % 影響度 - 各入力ラスターは、その重大度 (つまり、影響度) に応じて、相対的なパーセンテージとして重み付けします。パーセント影響度ウェイトの合計は 100 になる必要があり、各ウェイトは整数値で指定します。
- フィールド - 重み付けに使用する入力ラスターの整数フィールドまたは文字列フィールド。
- 再分類 - 入力ラスターの各値には、再分類に基づいて新しい値が割り当てられます。再分類値には、有効な値または NoData 値を使用できます。再分類の割り当てに使用される文字列は、古い値、スペース、新しい値の後にセミコロンを付けた形式で指定します。
以下の表に、元の値および再分類値の両方を示します。表内の情報を表す再分類文字列は、「1 10;2 9;3 8」という形式になります。
元の値と再分類値を含む表。元の値 再分類値 1
10
2
9
3
8
セル サイズ
出力ラスターに使用するセル サイズを選択します。すべての入力セル サイズが同じである場合、すべてのオプションは同じ結果を生成します。
セル サイズ | 説明 |
---|---|
最初 | 入力ラスターの最初のセル サイズを使用します。これがデフォルトです。 |
最後 | 入力ラスターの最後のセル サイズを使用します。 |
最大 | すべての入力ラスターのうちの最大セル サイズを使用します。 |
平均 | すべての入力ラスターの平均セル サイズを使用します。 |
最小 | すべての入力ラスターのうちの最小セル サイズを使用します。 |
範囲
出力ラスターに使用する範囲を選択します。
範囲 | 説明 |
---|---|
最初 | 最初の入力ラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。これがデフォルトです。 |
交点 | 重複するピクセルの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。 |
最後 | 最後の入力ラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。 |
ユニオン | すべてのラスターの範囲を使用して、処理対象範囲を決定します。 |