Maplex ラベル エンジンには、標準のグローバル ラベル設定に加えて、すべてのレイヤーのラベル配置方法を制御する別のパラメーターが用意されています。この設定は、マップのデータ フレームごとに保存されます。
マップの枠線に重なるラベルの許可
デフォルトでは、ラベルはマップのデータ フレームの枠線内に配置されます。ラベルの一部が枠線に重なることができるようにして、ラベルの配置が可能な領域を増やすことができます。ただし、枠線の外部に出た部分については、マップに表示されません。この機能は、マップ シリーズを作成してマップ タイルをマージするときに役立ちます。このとき、望ましいのは (次のタイルにかかっても) ラベルをマップ上に配置しておくことです。これにより、マップの枠線を編集するときにラベルが表示されます。
以下の図では、左側のラベルがマップの枠線に重なっています。このラベルは、本来は山梨県というように表示されるはずのものです。
- Maplex ラベル エンジンを有効にします。
- [ラベリング] ツールバーで、[ラベリング] > [オプション] の順にクリックします。
- [Maplex] タブをクリックします。
- [枠線に重なるラベルを許可] チェックボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
データ フレーム内に収まっている部分のラベルのみが表示されます。