3D Analyst のライセンスで利用可能。
サマリー
ラスター サーフェスから傾斜方向データを作成します。傾斜方向は、各セルから近傍に向かって下りの傾斜角が最大の方向を特定します。
傾斜方向 (Aspect) は、斜面の方向と考えることができます。出力ラスターの値は傾斜のコンパス方向になります。
図
使用法
傾斜方向は、ラスター サーフェスの各セルからの Z 値の変化率が最大となる方向です。
傾斜方向は、0 〜 359.9 度の正の角度で、北から時計回りに計測されます。
入力ラスターの平らな (傾斜がゼロの) セルの場合、傾斜方向は -1 となります。
最近傍セル群 (3 x 3 の枠内) の中央のセルが NoData の場合、出力は NoData となります。
近傍セルが NoData の場合、その近傍セルに中央セルの値を代入して傾斜方向が計算されます。
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入力ラスターをリサンプリングする必要がある場合は、共一次内挿法を使用します。入力ラスをリサンプリングする例としては、出力座標系、範囲、またはセル サイズが入力と異なる場合があります。
構文
Aspect_3d (in_raster, out_raster)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_raster | 入力サーフェス ラスター。 | Raster Layer |
out_raster | 出力傾斜方向ラスター。 浮動小数点タイプになります。 | Raster Dataset |
コードのサンプル
Aspect (傾斜方向) の例 1 (Python ウィンドウ)
この例では、入力サーフェス ラスターからアスペクト ラスターを作成します。
import arcpy
from arcpy import env
env.workspace = "C:/data"
arcpy.Aspect_3d("elevation", "C:/output/outaspect.img")
Aspect (傾斜方向) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
この例では、入力サーフェス ラスターからアスペクト ラスターを作成します。
# Name: Aspect_3d_Ex_02.py
# Description: Derives aspect from a raster surface.
# Requirements: 3D Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
inRaster = "elevation"
outAspect = "C:/output/outaspect2"
# Check out the ArcGIS 3D Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("3D")
# Execute Aspect
arcpy.Aspect_3d(inRaster, outAspect)
環境
ライセンス情報
- ArcGIS Desktop Basic: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Standard: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Advanced: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst