Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
サマリー
複数のラスターを組み合わせて、入力値の組み合わせごとに一意の出力値を割り当てます。
図
使用法
[コンバイン (Combine)] ツールは、整数値と関連する属性テーブルを処理します。入力の値が浮動小数の場合、値が自動的に切り捨てられ、他の入力との一意性がテストされ、出力属性テーブルに送られます。
[コンバイン (Combine)]ツールは、[Combinatorial Or] ツールに似ています。両方とも、入力値の組み合わせごとに新しい数値を代入します。
[コンバイン (Combine)] の入力として使用できるラスターは、最大で 20 です。
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入力ラスターに NoData を含むセル位置がある場合、その位置の出力は NoData になります。
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出力ラスターのタイプは、必ず整数になります。
Esri Grid 以外の形式では、このツールの出力ラスターはデフォルトで最大 65,536 の個別値しか使用できません。
この数は ArcGIS の設定を変更することで増やすことができます。メイン メニューの [カスタマイズ] > [ArcMap オプション] の順に選択します。[ArcMap オプション] ダイアログ ボックスで、[ラスター] タブをクリックし、[表示する個別値の最大数] フィールドを適切な値に変更します。
このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、「解析環境と Spatial Analyst」をご参照ください。
構文
Combine (in_rasters)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_rasters [in_raster,...] | 組み合わせる入力ラスターのリスト。 | Raster Layer |
戻り値
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_raster | 組み合わせた出力ラスター。 入力値の組み合わせごとに、一意の整数値が割り当てられます。 | Raster |
コードのサンプル
Combine (コンバイン) の例 1 (Python ウィンドウ)
次の例では、さまざまな形式 (Grid、IMG、および TIFF) からなる複数の入力ラスターを使って、一意の組み合わせの値を Grid ラスターとして出力しています。
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outCombine = Combine(["filter", "zone", "source.img", "dec.tif"])
outCombine.save("C:/sapyexamples/output/outcombine2")
Combine (コンバイン) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
次の例では、さまざまな形式 (Grid、IMG、および TIFF) からなる複数の入力ラスターを使って、一意の組み合わせの値を Grid ラスターとして出力しています。
# Name: Combine_Ex_02.py
# Description: Combines multiple rasters such that a unique value is
# assigned to each unique combination of input values
# Requirements: Spatial Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
# Set local variables
inRaster01 = "filter"
inRaster02 = "zone"
inRaster03 = "source.img"
inRaster04 = "dec.tif"
# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")
# Execute Combine
outCombine = Combine([inRaster01,inRaster02,inRaster03,inRaster04])
# Save the output
outCombine.save("C:/sapyexamples/output/outcombine")
環境
ライセンス情報
- ArcGIS Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst