Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
サマリー
ラスター内のセル値の底が e の指数を計算します。
図
使用法
入力値は、整数または浮動小数点数のいずれかで、正の値でも負の値でもかまいません。
正および負の浮動小数点の入力値の結果については、「指数ツールの出力値の例」をご参照ください。
底が e の指数は、最もよく使用される指数関数です。
-745 以下の入力値は、32 ビット浮動小数点数で正確に表現できないため、出力では NoData に設定されます。
このツールの出力ラスターは入力値の型に関係なく常に浮動小数点型です。
このツールの出力値は、常に正の値になります。
このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、「解析環境と Spatial Analyst」をご参照ください。
構文
Exp (in_raster_or_constant)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_raster_or_constant | 底が e の指数を計算する入力値。 数値をこのパラメーターの入力として使用するには、セル サイズと範囲を最初に環境で設定しておく必要があります。 | Raster Layer | Constant |
戻り値
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_raster | 出力ラスター。 セル値は、入力値の底が e の指数です。 | Raster |
コードのサンプル
Exp の例 1 (Python ウィンドウ)
次の例では、入力ラスター値の底が e の指数を計算し、結果を TIFF ラスターとして返しています。
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
outExp = Exp("landuse")
outExp.save("C:/sapyexamples/output/outexp.tif")
Exp の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
次の例では、入力ラスター値の底が e の指数を計算しています。
# Name: Exp_Ex_02.py
# Description: Calculates the base e exponential of cells in a raster
# Requirements: Spatial Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
# Set environment settings
env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
# Set local variables
inRaster = "landuse"
# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")
# Execute Exp
outExp = Exp(inRaster)
# Save the output
outExp.save("C:/sapyexamples/output/outexp")
環境
ライセンス情報
- ArcGIS Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst