演習 4: スケマティック ダイアグラムを更新する

複雑度:

初級

データ要件:

ArcGIS Tutorial Data for Desktop

データ パス:

C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap

目的:

スケマティック ダイアグラムを更新する方法を学ぶ

この演習では、スケマティック ダイアグラムを更新する方法を学びます。

前提条件:

この演習では、演習 2、3 で生成してレイアウトしたスケマティック ダイアグラムを使用して作業を行います。

1. ArcMap を起動します。
2. C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap に保存されている ElecDemo.mxd ファイルを開きます。

初期フィーチャからダイアグラムを更新する

1. [スケマティック] ツールバーの [スケマティック ダイアグラムを開く] ボタン をクリックします。

   [スケマティック ダイアグラムを選択して開く] ダイアログ ボックスが表示されます。

2. C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap\ElecDemo ジオデータベースに移動し、[ElecDemo] スケマティック データセットをダブルクリックします。
3. [Manual Selection] スケマティック ダイアグラム → [追加] の順にクリックします。

   選択したダイアグラムが新しいデータ フレームに表示されます。このダイアグラムは、前の演習の最初にレイアウトして保存したものです。

4. [スケマティック] ツールバーの [スケマティック] ドロップダウン メニュー → [ダイアグラムの更新] の順にクリックします。

   [ダイアグラムの更新] ダイアログ ボックスが開きます。

   

   [元の選択内容/トレース/クエリに対して同期する] オプションがデフォルトでオンになっています。このスケマティック ダイアグラムから、スケマティック フィーチャが生成後に手動で削除されているため、[手動で移動、削除、再接続されたフィーチャは維持する] チェックボックスが使用可能になっています。このチェックボックスはデフォルトでオンに設定されます。この設定では、そのスケマティック ダイアグラムから意図的に削除または削減されたスケマティック フィーチャが再表示されず、またダイアグラムで意図的に切断され、その後再接続されたフィーチャ リンクがダイアグラム生成時の状態に戻されません。

5. [元の選択内容/トレース/クエリに対して同期する] オプションはオンのままにし、[手動で移動、削除、再接続されたフィーチャは維持する] チェックボックスはオフにして、これらのスケマティック フィーチャが更新後にスケマティック ダイアグラム内に再表示されるようにします。
6. [OK] をクリックします。
7. [全体表示] をクリックします。

   Manual Selection ダイアグラムのコンテンツが、次の画面の右側部分のように表示されます。削除されたすべてのスケマティック フィーチャが初期位置に戻ります。その他のスケマティック フィーチャは、保存されている位置に戻ります。

   

8. [Manual Selection] データ フレームを削除します。

トレースから生成されたダイアグラムを更新する

1. [スケマティック] ツールバーの [スケマティック ダイアグラムを開く] ボタン をクリックし、C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap\ElecDemo ジオデータベースに移動して [ElecDemo] スケマティック データセットをダブルクリックします。
2. 演習 2 でトレースから生成した [Feeder 0804-Harrison] スケマティック ダイアグラム → [追加] の順にクリックします。

   選択したダイアグラムが新しいデータ フレームに表示されます。

3. メイン メニューの [選択] をクリックし、[属性検索] をクリックします。
4. 表示される [属性検索] ダイアログ ボックスで、[レイヤー] ドロップダウン リスト → [ProtectionDeviceBank] をクリックします。
5. フィールドのリストで [BANKTYPE] をダブルクリックします。
6. 等号ボタン → [個別値の取得] の順にクリックします。
7. 個別値リストで [Switch - Switch] をダブルクリックします。
8. ボタンをクリックし、フィールド リストで [ENABLED] をダブルクリックします。
9. 等号ボタン → [個別値の取得] の順にクリックします。
10. 個別値のリストで [0 - False] をダブルクリックします。

    次のクエリ情報を示す [属性検索] ダイアログ ボックスが開きます。

    

11. [適用] → [閉じる] の順にクリックします。

    アクティブなスケマティック ダイアグラムで、[属性検索] 関数の実行結果として 4 つのスイッチ スケマティック フィーチャが選択されました。これらのスイッチは解放されているため、これらの外側にあるネットワーク部分は初期トレースでは返されませんでした。これから、これらの選択されたスケマティック フィーチャの 1 つに関連付けられたジオグラフィック スイッチ フィーチャを閉じます。その後、ダイアグラムを更新して影響を確認します。

12. メイン メニューで [選択] をクリックし、[属性検索] をクリックして [属性検索] ダイアログ ボックスをもう一度開きます。
13. ボタンをクリックし、フィールドのリストで [UOID] をダブルクリックします。
14. 等号ボタン → [個別値の取得] の順にクリックします。
15. 個別値リストで [1] をダブルクリックします。

    

16. [適用] → [閉じる] の順にクリックします。
17. [コンテンツ] ウィンドウでスケマティック レイヤーを右クリックし、[選択] をポイントして、[選択フィーチャにズーム] をクリックします。

    

18. [スケマティックの選択をマップに反映] ボタン をクリックします。
19. [Geography] データ フレームをアクティブにして [選択] をクリックし、 [選択フィーチャにズーム] メニューをクリックします。
20. [拡大] ツール をクリックし、ProtectionDeviceBank を拡大表示します。
21. メイン メニューの [カスタマイズ] をクリックし、[カスタマイズ モード] をクリックします。
22. [ツールバー] タブの [エディター] チェックボックスをオンして [閉じる] をクリックします。

    [エディター] ツールバーが表示されます。

23. この新しいツールバーをメイン メニューの下に配置します。
24. [エディター] ドロップダウン メニューをクリックし、[編集の開始] をクリックします。

    [編集] ウィンドウが開きます。

25. マップで ProtectionDeviceBank がまだ選択されていることを確認します。選択されていない場合は、[エディター] ツールバーで [編集] ツール をクリックし、ProtectionDeviceBank をクリックします。
26. [エディター] ツールバーの [属性] ボタン をクリックします。

    [属性] ウィンドウが開きます。

27. [Enabled] フィールドの値を、[False] から [True] に変更します。
28. [Status] フィールドの値を、[Open] から [Closed] に変更します。

    次の画面の青い矢印は、このステップの終わりに値がどのように変更されるかを示します。

    

29. [エディター] ドロップダウン メニューをクリックし、[編集の保存] をクリックします。
30. [エディター] ドロップダウン メニューをクリックし、[編集の終了] をクリックします。

    [属性] ウィンドウを閉じます。

31. [Feeder 0804-Harrison] データ フレームをアクティブにします。
32. [スケマティック] ツールバーの [スケマティック] メニュー → [ダイアグラムの更新] の順にクリックします。

    [ダイアグラムの更新] ダイアログ ボックスが表示されます。

    ヒント:

    [ダイアグラムの更新] ダイアログ ボックスは、[コンテンツ] ウィンドウでスケマティック レイヤーを右クリックし、 [ダイアグラムの更新] ショートカット メニューをクリックすることによって開くこともできます。

33. [元の選択内容/トレース/クエリに対して同期する] オプションがオンになっていることを確認します。

    

34. [OK] をクリックします。

    スケマティック ダイアグラムのコンテンツ全体が、このダイアグラムの生成時にスケマティック データベースに維持されたトレース パラメーターに基づく新しいトレース結果に従って更新されます。

35. [全体表示] をクリックします。

    

    スイッチが閉じられたため、トレースはスイッチの外側にまで適用されます。マップのこの新しいトレース結果は選択されずに、メモリでトレースが再実行され、その結果に従ってダイアグラムが更新されます。

36. スケマティック ダイアグラムのデータ フレームを削除します。

地理フィーチャの削除後にダイアグラムを更新する

1. マップ内でフィーチャが選択されている場合は、[選択] メニュー → [選択解除] の順にクリックします。
2. [エディター] ツールバーの [エディター] ドロップダウンから、[編集の開始] をクリックします。

   [編集] ウィンドウが開きます。

3. メイン メニューの [ブックマーク] → [Delete Features] をクリックします。
4. [フィーチャ選択] ツール をクリックし、次の画面のようにフィーチャ セットを選択します。

   [コンテンツ] ウィンドウのツールバーで [選択状態別にリスト] ボタン をクリックすると、ServiceLocation が 3 つ、SecondaryLine が 4 つ、ElectricNetwork_Net_Junction が 1 つ選択されています。

   

5. [描画順にリスト] をクリックします。
6. [スケマティック ダイアグラムを開く] ボタン をクリックします。

   [スケマティック ダイアグラムを選択して開く] ダイアログ ボックスが表示されます。

7. C:\ArcGIS\ArcTutor\Schematics\Schematics_In_ArcMap\ElecDemo ジオデータベース内の [ElecDemo] スケマティック データセットにある [Feeders] サブフォルダーに移動します。
8. ダイアグラムのリストで [Feeder 0803-Corinth Church] → [追加] をクリックします。

   ダイアグラムが新しいデータ フレームに表示されます。

9. [マップの選択セットをスケマティックに反映] ボタン をクリックします。

   アクティブなダイアグラムで、関連付けられたスケマティック フィーチャが選択されます。

10. [コンテンツ] ウィンドウで [Feeder 0803-Corinth Church] スケマティック レイヤーをクリックし、[スケマティック選択] メニュー項目をポイントして、[選択フィーチャにズーム] をクリックします。

    

11. [Geography] データ フレームをアクティブにします。
12. [編集] ツール ボタン をクリックし、キーボードの Delete キーを押します。

    選択されている ServiceLocation、SecondaryLine、および ElectricNetwork_Net_Junction が削除されます。

13. 地理フィーチャの編集内容を保存して、編集を終了します。
14. [Feeder 0803-Corinth Church] データ フレームをアクティブにします。
15. ArcMap メイン メニューの [選択] をクリックし、[属性検索] をクリックします。
16. [スケマティック] ツールバーの [スケマティック] メニュー → [ダイアグラムの更新] をクリックします。

    [ダイアグラムの更新] ダイアログ ボックスが表示されます。[元の選択内容/トレース/クエリに対して同期する] オプションはオンになっています。

    

17. [OK] をクリックします。

    ステップ 10 の前に選択されていたスケマティック フィーチャは、更新後は存在しません。

    

18. [コンテンツ] ウィンドウでダイアグラムのデータ フレームを右クリックします。
19. [削除] をクリックします。
20. [コンテンツ] ウィンドウで [Geography] データ フレームを展開します。
21. [ファイル] → [終了] をクリックします。
22. 「ElecDemo.mxd への変更を保存しますか？」というメッセージが表示されたら、[いいえ] をクリックします。