データベース クライアントは、データベース管理システムに接続するすべてのコンピューターで必要とされます。データベース クライアントのリリースは、接続するデータベース管理システムのリリースと互換性を持っている必要があります。
データベース管理システム クライアントのインストール ファイルは、次のデータベース管理システムのベンダーから入手するか、My Esri からダウンロードできます。
- IBM Data Server Run-time Client for DB2
- Microsoft SQL Server Native Client
- Microsoft ODBC Driver for SQL Server
次のクライアントは、データベース管理システムのベンダーから入手する必要があります。
- ALTIBASE HDB Client
- Dameng DM
- Informix Connect
- Netezza ODBC ドライバー
- Oracle Database Client
- SAP HANA ODBC ドライバー
- Teradata ODBC ドライバーおよび関連ファイル (GSS クライアントと ICU ライブラリ)
PostgreSQL クライアント ファイルは ArcGIS クライアントに付属しているため、PostgreSQL クライアントを個別にインストールする必要はありません。
データベース管理システム クライアントのインストール指示に従って、クライアントをコンピューターに設定します。
32 ビット クライアントと 64 ビット クライアント
ArcMap や ArcGIS Engine などの ArcGIS クライアントは、32 ビット アプリケーションです。これらのクライアントから接続する場合は、32 ビットの Informix、ALTIBASE、SAP HANA、Netezza、Oracle、Teradata 14.x、Dameng データベース管理システム クライアントを使用してデータベースに接続する必要があります。これは、ArcGIS クライアント アプリケーションを 64 ビット オペレーティング システムのコンピューターにインストールしていて、データベースとサーバーのオペレーティング システムが 64 ビットの場合も、該当します。64 ビット ArcGIS クライアント (ArcGIS Server または ArcGIS Pro など) から接続するには、64 ビット データベース管理システム クライアントをインストールする必要があります。
SQL Server クライアントをインストールする場合、64 ビット実行可能ファイルを使用して 64 ビット オペレーティング システムにインストールします。実行可能ファイルが、オペレーティング システムの種類を検出し、正しいデータベース管理システム クライアントをインストールします。32 ビット実行可能ファイルを 64 ビット オペレーティング システムで実行した場合は、正常に動作しません。Microsoft Azure SQL Database または SQL Server 2014 以降のリリースに接続するには、Microsoft ODBC Driver for SQL Server を構成します。サポートされているデータベース クライアントのバージョンの詳細については、「ArcGIS の Microsoft SQL Server データベース要件」をご参照ください。
IBM Data Server Run-time Client for DB2 または Teradata 15 クライアントを 64 ビット オペレーティング システムにインストールする場合、64 ビットの実行可能ファイルを実行します。これらのクライアントでは、32 ビットと 64 ビットの両方のファイルがインストールされます。