Standard または Advancedのライセンスで利用可能。
データがバージョン対応登録されている場合、または対応登録されていないが履歴管理が有効な場合は、データに SQL でアクセスする際にビューを使用する必要があります。
ArcGIS 10.1 for Desktop 以降を使用してバージョン対応登録されたデータセットでは、バージョン対応ビューが自動的に作成されます。ArcGIS 10.2 for Desktop 以降では、バージョン非対応のデータセットの履歴管理を有効化した際にも、ビューが自動的に作成されます。
ただし、ビューが存在しない場合もあります。これには、以下のようなものがあります。
- ArcGIS 10.1 以前でバージョン対応登録されたテーブルまたはフィーチャクラスがあり、手動でバージョン対応ビューを作成しなかった場合。
- ArcGIS 10.1 以降を使用してテーブルまたはフィーチャクラスをバージョン対応登録したが、データベースにビューを作成するのに必要な権限を持っていなかった場合。
- バージョン非対応テーブルまたはフィーチャクラスの履歴管理を有効化したが、データベースにビューを作成するのに必要な権限を持っていなかった場合。
- SQL またはデータベース管理システム ツールを使用して、ビューが誤って削除されていた場合
このような状況では、ArcGIS Desktop からデータセットへの SQL アクセスを有効化できます。これにより、SQL を使用したテーブルまたはフィーチャクラスへのアクセスに必要なビューのタイプが作成されます。
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ArcMap または ArcCatalog のカタログ ツリーで、SQL アクセス用のビューを作成するデータを含むジオデータベースに接続します。
データの所有者として接続していることを確認してください。所有者だけが SQL アクセスを有効化できます。ビューの作成に必要なデータベース権限が与えられていることも確認してください。
- テーブル、フィーチャクラス、またはフィーチャ データセットを右クリックし、[管理] をポイントして [SQL アクセスの有効化] をクリックします。
データベースにビューが作成されます。フィーチャ データセットで SQL アクセスを有効化した場合は、フィーチャ データセット内のフィーチャクラスごとにビューが 1 つ作成されます。