スクリプト ツールの環境は、他のすべてのツールと似ています。環境値はスクリプト ツールに渡され、スクリプト内で実行される任意のツールに自動的に適用されます。また、スクリプト ツール内で環境を設定し、渡された環境を上書きすることもできます。スクリプト内で設定された環境値は、スクリプトの実行に対してのみ適用されます。渡された環境値は変更されません。次のサンプル スクリプトでは、現在のワークスペース値がスクリプト内で上書きされています。
import arcpy
from arcpy import env
# Print the passed-down current workspace environment setting
#
arcpy.AddMessage("The passed-down current workspace is: %s" % env.workspace)
# Set a new workspace, overriding the passed-down workspace
#
env.workspace = "e:/data/script.gdb"
arcpy.AddMessage("The new current workspace is: %s" % env.workspace)
次の ArcPy 関数を使用すると、環境設定を操作できます。
スタンドアロンまたは呼び出されるスクリプト
渡された環境設定をスクリプトが受け取らない状況は 2 つあります。1 つめは、スクリプトがオペレーティング システムのコマンド プロンプトなど、ArcGIS アプリケーションの外で実行される場合です。2 つめは、スクリプトが別のスクリプトを呼び出す場合です。呼び出すスクリプトからは、呼び出されるスクリプトがジオプロセシングの機能を呼び出すことはわかりません。このような状況では、LoadSettings 関数を使用できます。この関数は、XML ファイルから環境設定を読み取ることができます。