このバージョンで提供されるすべての定義済みスケマティック ビルダーについては、スケマティック ビルダー プロパティ ページに [スケマティック フィーチャクラスの自動作成] というオプションがあります。プロパティ ページでこのオプションをオンにすると、ダイアグラム テンプレートによって実装されるスケマティック ダイアグラムのコンテンツは固定化されず、かなり多様になります。たとえば、マップ ドキュメントで現在選択されているジオメトリック ネットワークの一連のフィーチャは、スタンダード ビルダーでは常に解釈可能ですが、ネットワーク データセット ビルダーでは解釈できません。ユーザーがダイアグラムの生成を要求するときに設定したコンテキストが、スケマティック ビルダーにとって解釈可能である場合、ビルダーは、入力データ内でこのコンテキストを分析でき、スケマティック データセット内に適切なスケマティック フィーチャクラスを (存在していない場合) 作成できます。また、ユーザーが指定したコンテキストに合わせてスケマティック フィーチャを作成することでこれらのスケマティック フィーチャクラスを読み込み、ダイアグラムを作成できます。
スケマティック データセット構成の初期段階や、セットアップ作業を最小限にした最初のテストでスケマティック ダイアグラムをすばやく生成する場合には、[スケマティック フィーチャクラスの自動作成] オプションを使用すると役立つこともあります。しかし、スケマティック データセット構成の詳細な設定段階では、このオプションをオフにしておくことをお勧めします。概念的には、スケマティック ダイアグラム テンプレートは、想定されるタイプの一連のスケマティック フィーチャを含む特定のタイプのスケマティック ダイアグラムを生成することを目的として作成されます。たとえば、スタンダード ビルダーに基づくスケマティック ダイアグラム テンプレートを指定した場合、[スケマティック フィーチャクラスの自動作成] オプションをオンにすると、スタンダード ビルダーはどのようなジオメトリック ネットワークでも処理できるようになり、このダイアグラム テンプレートによって実装されるスケマティック ダイアグラムに一貫性がなくなることがあります。