スケマティック リンクの原点ノードおよび端点ノードの指定
スケマティック ダイアグラムに含まれるスケマティック リンクの原点ノードと端点ノードは通常、スケマティック ビルダーによって自動的に管理されます。たとえば、スタンダード ビルダーとネットワーク データセット ビルダーでは、ダイアグラム生成の基になる入力 GIS フィーチャからジオメトリ ネットワークまたはネットワーク データセットのトポロジをデコードすることができ、接続されたスケマティック リンクが自動的に表示されます。XML ビルダーでは、<FromNode> および <ToNode> XML タグが入力 XML データ内のすべての LinkFeature XML アイテムに必須です。これらのタグは、関連するスケマティック リンクの接続に使用されます。
全体がカスタム クエリから構築されるスタンダード ビルダー ダイアグラムの場合、スケマティック リンクの原点ノードと端点ノードはデフォルトでは初期化されません。この場合は、定義済みの OriginNode および ExtremityNode 属性を各リンク スケマティック フィーチャクラスで構成し、リンクの原点ノードと端点ノードを指定する必要があります。
- 定義済みの OriginNode 属性は、各スケマティック リンクの原点ノードの識別子を返します。
- 定義済みの ExtremityNode 属性は、リンクの端点ノードの識別子を指定するために使用します。
ポートへのスケマティック リンク接続の管理
スケマティック ダイアグラムに含まれるスケマティック ノードは、ポートを含む合成シンボルで表すことができます。どのスケマティック ビルダーでも、ポートへのスケマティック フィーチャ リンク接続がデフォルトで自動的に管理されることはありません。ただし、構築に使用したビルダーに関係なく、ダイアグラムの編集時に、[スケマティック リンクの再接続] ツール を使用して、原点または端点スケマティック ノードの特定のポートにスケマティック リンクを手動で再接続することができます。その後、手動で指定した再接続をスケマティック データセットのリンク スケマティック フィーチャクラスに保存できます。
さらに、スケマティック リンクのポート接続を自動的に初期化するために構成できる定義済み属性として、OriginPortNumber と ExtremityPortNumber の 2 つがあります。
- 定義済みの OriginPortNumber 属性は、原点ノードを表示するために使用されるシンボル上のリンク原点のポート番号を返します。
- 定義済みの ExtremityPortNumber 属性は、端点ノードを表示するために使用されるシンボル上のリンク端点のポート番号を指定するために使用します。
データベースに明確に保存された情報がある場合や、他の情報から接続ポートを推定できる場合は、定義済みの OriginPortNumber および ExtremityPortNumber 属性をスケマティック フィーチャ リンク クラスで構成することで、スケマティック接続を非常に厳密に初期化することができます。定義済み属性に構成されている評価モードに応じて、生成されたスケマティック ダイアグラムが更新された後またはメモリに読み込まれたときに、ダイアグラムに含まれるスケマティック フィーチャに新しいトポロジ データが反映されます。