ファイル ジオデータベースはディスク上の 1 つのフォルダーに格納されたファイルの集合であり、空間データと非空間データの両方を格納、検索、管理できます。ファイル ジオデータベースは、カタログ ツリーから、または [ファイル ジオデータベースの作成 (Create File GDB)] ジオプロセシング ツールを使用して作成できます。
ファイル ジオデータベースは、7 つのシステム テーブルとユーザー データから構成されます。ユーザー データは次のタイプのデータセットに格納できます。
- フィーチャクラス
- フィーチャ データセット
- モザイク データセット
- ラスター データセット
- スケマティック データセット (ArcGIS Schematics エクステンション が必要)
- テーブル (非空間)
- ツールボックス
フィーチャクラスとテーブルは、サブタイプやアタッチメントを含めたり、リレーションシップ クラスを使用して互いに関連付けることができます。
フィーチャ データセットには、フィーチャクラスに加え、次のタイプのデータセットを格納できます。
- ジオメトリック ネットワーク
- ネットワーク データセット (ArcGIS Network Analyst エクステンション が必要)
- パーセル ファブリック
- テレイン (ArcGIS 3D Analyst エクステンション が必要)
- トポロジ
ファイル ジオデータベースはドメインを含めたり、チェックアウト/チェックイン レプリケーションおよび一方向レプリカに使用することもできます。
ファイル ジオデータベース内のデータセットのデフォルトの最大サイズは、1 TB です。大規模データセットの場合、最大サイズを 256 TB まで増加することができます。この設定は、コンフィグレーション キーワードによって制御されます。サイズ制限の詳細については、「ファイル ジオデータベースのサイズと名前の制限」をご参照ください。
ファイル ジオデータベースには、複数のユーザーが同時にアクセスできます。複数のユーザーが編集する場合、各ユーザーはそれぞれ異なるデータセットを編集する必要があります。