ディメンション フィーチャは、そのプロパティのほとんどをスタイルから取得します。ただし、ディメンション フィーチャのスタイルにはオーバーライドできる部分もあります。次のプロパティは、ディメンション フィーチャとそのスタイルが異なっていてもかまいません。
- ディメンション ラインの表示
- ディメンション ラインの矢印シンボルの表示
- エクステンション ラインの表示
これらのスタイル プロパティのオーバーライドに加えて、ディメンション フィーチャのスタイルの変更、ディメンション フィーチャの長さの代わりに使用するディメンション テキストのカスタム値の指定、エクステンション ラインの角度の変更などが可能です。
ディメンション フィーチャを変更するには、[属性] ウィンドウを使用します。ディメンション フィーチャには、さまざまなプロパティを簡単に変更できる特殊な [属性] ウィンドウがあります。標準の [属性] ウィンドウでも、ディメンション フィーチャのプロパティの変更や、ディメンション フィーチャクラスに追加したフィールドの値の変更が可能です。ウィンドウサイズを変更しないと、すべての項目が表示されないことがあります。
ディメンションの [属性] ウィンドウで変更できるディメンション フィーチャの各プロパティは、そのフィールドの値を変えることによっても変更できます。次に、ディメンション フィーチャに関して変更できるフィールドのリストと、それらがプロパティとどのように対応しているかを示します。
フィールド | プロパティ |
STYLEID | ディメンション スタイルの ID です。 |
USECUSTOMLENGTH | 値が 0 の場合はディメンション テキストにフィーチャの長さ、1 の場合はディメンション テキストにカスタム値が使用されます。 |
CUSTOMLENGTH | USECUSTOMLENGTH が 1 の場合に、ディメンション テキストに使われる値です。 |
DIMDISPLAY | NULL の場合はディメンション ラインが両方とも表示されます。1 の場合はディメンション ライン始点のみ、2 の場合はディメンション ライン終点のみが表示されます。3 の場合はディメンション ラインが表示されません。 |
EXTDISPLAY | NULL の場合はエクステンション ラインが両方とも表示されます。1 の場合はエクステンション ライン始点のみ、2 の場合はエクステンション ライン終点のみが表示されます。3 の場合はエクステンション ラインが表示されません。 |
MARKERDISPLAY | NULL の場合はディメンション ライン矢印マーカーが両方とも表示されます。1 の場合はディメンション ライン始点矢印マーカーのみ、2 の場合はディメンション ライン終点矢印マーカーのみが表示されます。3 の場合はディメンション ライン矢印マーカーが表示されません。 |
TEXTANGLE | ラジアン単位で指定されたテキストの回転角度。テキストを単体で回転させるには、テキストをディメンション ラインと平行になるように設定しないディメンション スタイルが定義されている必要があります。 |