コンポジット住所ロケーターの設定の変更

コンポジット住所ロケーターの作成後に、ロケーターの設定を変更することができます。ロケーター内で変更可能なコンポーネントとマッチング オプションについては、「住所ロケーター コンポーネントの定義」をご参照ください。

1. 変更するコンポジット住所ロケーターを右クリックし、[プロパティ] をクリックして、[コンポジット住所ロケーターのプロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。

   コンポジット住所ロケーターをダブルクリックしてこのダイアログ ボックスを開くこともできます。

2. 作成したコンポジット ロケーターに関する詳細な情報を入力する場合は、[説明] テキスト ボックスに新しい説明を入力します。
3. 関係する住所ロケーターを追加するには、[住所ロケーターの追加] ボタン をクリックして、[住所ロケーターの選択] ダイアログ ボックスでロケーターを選択します。
ジオコーディング プロセスで使用したくない特定の参加するロケーターがある場合は、これらを削除するか無効にすることができます。
4. 関係するロケーターを削除するには、[関係する住所ロケーター] リストでロケーターを選択し、[削除] ボタン をクリックします。
5. 関係するロケーターを無効にする場合は、[名前] 列の下のロケーター名の横にあるチェックボックスをオフにします。

参加するロケーターを変更する場合には、新しく参加するロケーターの入力フィールドが、コンポジット ロケーターの入力住所フィールドにマップされていることを確認する必要があります。コンポジット ロケーターの入力住所フィールドは、[入力住所フィールド] セクションに一覧表示されます。必要に応じて、このセクションで入力住所フィールドを追加または削除します。

6. 参加するロケーターの入力住所フィールドを指定してマップするには、次の手順を実行します。
   1. [関係する住所ロケーター] リストで関係するロケーターをクリックします。
   2. [マッピング入力] セクションで、各フィールドのドロップダウン矢印をクリックして、[入力住所フィールド] セクションで定義したフィールドを選択します。

次に、選択基準の指定方法について説明します。選択基準の設定の詳細については、「コンポジット住所ロケーターの作成」をご参照ください。

7. 選択基準を指定するには、次の手順に従います。
   1. 選択基準の指定対象となる参加する住所ロケーターを選択します。
   2. [...] ボタン をクリックして、[ロケーターの選択基準の指定] ダイアログ ボックスを開きます。
   3. 表示されるボタンを使用するか、テキスト ボックスに情報を入力して、住所ロケーターの選択基準を定義します。
   4. [OK] をクリックします。選択基準を指定する他の住所ロケーターに対して、同じプロセスを繰り返します。
8. 出力フィールドを指定するには、次の手順に従います。無効にしたオプションは、選択したコンポジット ロケーターには適用されません。
   1. [X 座標と Y 座標] チェックボックスをオンにすると、ジオコーディングされたフィーチャの X 座標と Y 座標がジオコード フィーチャクラスに書き込まれます。X 座標と Y 座標は、ジオコード フィーチャクラスではなく、住所ロケーターの空間参照に基づいて割り当てられます。
   2. [標準化住所] チェックボックスをオンにすると、標準化された住所がジオコード フィーチャクラスに書き込まれます。

      このオプションが適用されるのは、関与するロケーターが ArcGIS 10 以前のロケーターである場合のみです。ArcGIS 10 のロケーターでは、標準化された住所出力はサポート対象外です。

   3. [参照データ ID] チェックボックスをオンにすると、住所の一致先の参照データ フィーチャの ID が、ジオコード フィーチャクラスに書き込まれます。
   4. [割合] チェックボックスをオンにすると、参照フィーチャ上でのその住所の位置 (参照フィーチャの始点から終点までを 100 とした、始点からの距離) が書き込まれます。

      たとえば、住所が参照フィーチャの真ん中に位置している場合、その住所の割合は 50 になります。

コンポジット ロケーターの作成時には、最初の参加するロケーターの空間参照が、コンポジット ロケーターの空間参照として使用されます。住所テーブルをジオコーディングした場合、デフォルトでは、出力フィーチャクラスがロケーターの同じ空間参照と一緒に保存されます。
9. 出力空間参照を変更するには、次の 2 つのオプションが用意されています。
   • [追加されたロケーターから計算] ボタンをクリックして、関係するロケーターのリストから空間参照を選択します。
   • [変更] ボタンをクリックして、空間参照を指定します。
10. コンポジット ロケーター内の関係する住所ロケーターへのパスを相対パスで指定する場合は、[相対パスで保存] チェックボックスをオンにします。このチェックボックスをオフにすると、ロケーターは絶対パスで格納されます。

    コンポジット住所ロケーターに相対パスで格納すると、参照フィーチャクラス、テーブル、住所ロケーターなどを含むワークスペース全体を別のワークスペースにコピーする場合に便利です。コンポジット住所ロケーターのすべての参加する住所ロケーターを含むワークスペース全体を、別のワークスペースにコピーする場合は、参加するロケーターへのパスを正しく設定することが不可欠です。

11. [OK] をクリックして [コンポジット住所ロケーターのプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。