ArcCatalog でのピラミッドの構築

ArcGIS のジオプロセシング ツールを使用してラスター データセットのピラミッドを構築するか、または ArcCatalog で 1 つ以上のラスター データセットを指定し、ショートカット メニューから適切なツールを開くことができます。

1. 1 つ以上のラスター データセットを選択します。ラスター カタログでラスター データセットを選択する場合は、次の手順に従います。
   1. カタログ ツリーでラスター カタログをクリックします。
   2. [コンテンツ] タブでラスター データセットを選択します。

   フォルダーまたはラスター カタログで複数のラスター データセットを選択するには、Shift キーまたは Ctrl キーを使用します。

2. 選択したラスター データセットを右クリックして、[ピラミッドの構築] をクリックします。

   これにより、適切なジオプロセシング ツールが開きます。

3. 必要であれば、ピラミッド ファイルの圧縮タイプを選択します。
   1. [環境] ボタンをクリックします。
   2. [ラスター格納] セクションを拡張します。
   3. [ピラミッド] のパラメーターを編集します。
   4. [OK] をクリックします。

   圧縮を選択すると、*.ovr ファイルのサイズが小さくなります。IMAGINE 形式および古いバージョンの ArcGIS では低解像度データセット (*.rrd) ファイルが作成されます。この種類のファイルは圧縮できません。デフォルトのピラミッド圧縮では、データのタイプに応じて、最適な圧縮タイプが使用されます。LZ77、JPEG、または圧縮なしを手動で選択することもできます。JPEG 圧縮は、JPEG の仕様に従ってデータを格納できるファイル形式でのみ使用できます。

4. [OK] をクリックします。

ヒント:

MrSID、ECW、および JPEG 2000 ファイルではピラミッドがデータセット内に格納されるので、ピラミッドは常に存在します。