ベンチマーク レポート (Benchmark Report)

Business Analyst ライセンスで利用できます。

サマリー

選択された数値データ (通常、人口統計データ) に基づいて、2 つ以上の商圏のベンチマークを実行する比較レポートです。

使用法

• 多くの変数または商圏を選択し、列として表示する場合は、書式の制限により、Crystal Report (「*.RPT」) ではなく Excel 用のエクスポート オプションを選択します。

• すべての結果が自動的に Project/Reports フォルダーに格納されます。

• ベンチマークは、比較対象の両方の商圏に存在する変数にのみ実行されます。

• 変数および商圏は、行または列のいずれかとして表示できます。

• 1 つの商圏に対してすべての商圏のベンチマークを実行する場合、すべての商圏の平均値または中央値が計算され、ベンチマークとして使用されます。

構文

BenchmarkReport_ba (IN_IN_BDS_FEATURE_LAYER, IN_SELECTED_SUMMARIZATIONS, BOUNDARY_LAYERS, {IN_TA_FIELDS}, {IN_BENCHMARK_OPTIONS}, {IN_BENCHMARK_TA}, {InLayoutOptions}, {InSortTA}, {InSortTAField}, {InSortTADescend}, {OutFolder}, {NeedReportOutput}, {OutReportName}, {BenchmarkReport}, {NeedExcelOutput}, {NeedTableOutput}, {ReportFormats}, {UseOnlineData})

パラメーター	説明	データ タイプ
IN_IN_BDS_FEATURE_LAYER	レポートで使用される変数を含む入力レイヤー。	Feature Layer
IN_SELECTED_SUMMARIZATIONS [IN_SELECTED_SUMMARIZATIONS,...]	[入力データ レイヤー] から選択した、レポートで使用される変数。	String
BOUNDARY_LAYERS [[Layer, {Area ID Field}, {Store Name Field}, {Area Description Field}, {Selection}, {Single ID}],...]	ベンチマークに使用される商圏または境界レイヤー。	Value Table
IN_TA_FIELDS [IN_TA_FIELDS,...] (オプション)	レポートに表示される商圏のフィールド。	String
IN_BENCHMARK_OPTIONS (オプション)	ベンチマーク対象の商圏の値を比較する方法を決定します。 NONE —レポート内の選択された変数をすべての商圏の変数の合計値と比較します。 USE_AVERAGE —レポート内の選択された変数をすべての商圏の変数の平均値と比較します。 USE_MEDIAN —レポート内の選択された変数をすべての商圏の変数の中央値と比較します。 USE_TRADE AREA —レポート内の選択された変数を選択された商圏の変数の合計値と比較します。	String
IN_BENCHMARK_TA (オプション)	他のすべての商圏と比較するためのベンチマークとして使用される商圏。	String
InLayoutOptions (オプション)	選択した変数のレポートでの向きを決定します。 VARIABLES_IN_COLUMNS —レポートの列に変数、行に商圏を出力します。 VARIABLES_IN_ROWS —レポートの行に変数、列に商圏を出力します。	String
InSortTA (オプション)	レポートのソート方法を定義します。 True —レポートを商圏でソートします。 False —商圏をソートしません。	Boolean
InSortTAField (オプション)	ソートに使用される商圏のフィールド。	String
InSortTADescend (オプション)	商圏を降順で並べ替えるかどうかを決定します。 True —商圏を降順で並べ替えます。 False —商圏を降順で並べ替えません。	Boolean
OutFolder (オプション)	レポートの出力ディレクトリ フォルダー。	Folder
NeedReportOutput (オプション)	書式設定されたレポートを生成するかどうかを決定します。 CREATE_REPORT —このオプションを選択すると、書式設定されたレポートが生成されます。 DONT_CREATE_REPORT —書式設定されたレポートは生成されません。	Boolean
OutReportName (オプション)	レポートに表示される名前。	String
BenchmarkReport (オプション)	Business Analyst レポート ウィザードで使用/アクセスするレポートの名前を設定します。	String
NeedExcelOutput (オプション)	このオプションを選択すると、レポートが Excel 出力としてエクスポートされます。 CREATE_EXCEL —Excel 形式で出力されます。 DONT_CREATE_EXCEL —Excel 形式で出力されません。	Boolean
NeedTableOutput (オプション)	このオプションを選択すると、レポートが dBASE 出力としてエクスポートされます。 CREATE_TABLE —dBASE 形式で出力されます。 DONT_CREATE_TABLE —dBASE 形式で出力されません。	Boolean
ReportFormats (オプション)	目的のレポート出力形式を選択します。 Simple XML PDF HTML CSV ZIP XLSX Stripped XLSX	String
UseOnlineData (オプション)	オンラインの Business Analyst データにアクセスして、分析に使用します。 True —オンラインの Business Analyst データにアクセスできます。 False —ローカルに保存された Business Analyst データにしかアクセスできません。これがデフォルトです。	Boolean

コードのサンプル

BenchmarkReport (ベンチマーク レポート) の例 (スタンドアロン スクリプト)

# Name: BenchmarkReport.py
# Description: Benchmarks current total households and current year total population from drive time trade areas generated for the same location from different years.
# Author: Esri

# Import system modules
import arcview
import arcpy

arcpy.ImportToolbox(r"C:\Program Files (x86)\ArcGIS\Desktop10.7\Business Analyst\ArcToolbox\Toolboxes\Business Analyst Tools.tbx")
 
try:
# Acquire extension license 
  arcpy.CheckOutExtension("Business") 
 
# Define input and output parameters for the Benchmark Report tool
  InputPath = "C:/ArcGIS/Business Analyst/US_2018/Data/Demographic Data/BlockGroups_bg.bds"
  SelectedVars = "TOTHH_CY;TOTHH_FY"
  Boundary = "C:/My Output Data/Projects/Default Projects/Trade Areas/Drive Time New.shp"
  TAFields = "AREA_ID;NAME;AREA_DESC;ALL"
   
 
# Create Benchmark Report output file
  arcpy.BenchmarkReport_ba(InputPath,
	  SelectedVars,
	  Boundary,
	  TAFields)
 
# Release extension license 
  arcpy.CheckInExtension("Business") 
 
except:
  print arcpy.GetMessages(2)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

• ArcGIS Desktop Basic: 次のものが必要 Business Analyst
• ArcGIS Desktop Standard: 次のものが必要 Business Analyst
• ArcGIS Desktop Advanced: 次のものが必要 Business Analyst