Advanced のライセンスで利用可能。
サマリー
空白またはゼロの新規アイテムを、新規または既存の INFO テーブルに追加します。
使用法
このツールは、新規の INFO テーブル (空白またはゼロの新規アイテムを持つ入力 INFO テーブルのコピー) を作成します。他のアイテム内のデータは、入力 INFO テーブルから出力 INFO テーブルにコピーされます。入力 INFO テーブルと出力 INFO テーブルの名前が同じ場合は、アイテムが入力 INFO テーブルに追加されます。名前が異なる場合は、出力 INFO テーブルが新規の内部 INFO テーブルとして作成され、入力 INFO テーブルは変更されません。
フィーチャ属性テーブルの cover-ID の前にはアイテムを挿入しないでください。
グリッド VAT の COUNT アイテムの前にはアイテムを挿入しないでください。
アイテム タイプに文字が指定されると、各レコードに空白が挿入されます。アイテム タイプに数値アイテムが指定されると、各レコードにゼロが挿入されます。
カバレッジ ティック ファイルへのアイテムの追加はお勧めできません。カバレッジに対する操作によっては、望ましくない結果になる可能性があります。[クリーン (Clean)]、[コピー (Copy)]、およびその他のツールは、元のティック アイテムのみを維持します。
類似したツールである [INFO テーブルの結合 (Join Info Tables)] は、2 つの INFO テーブルをマージしてアイテムを追加します。[アイテムの追加 (Add Item)] は、一度に 1 アイテムのみを追加する点、および新しいアイテムの値が常にゼロまたは空白である点が [INFO テーブルの結合 (Join Info Tables)] と異なります。既存の INFO テーブルから多くのアイテムを追加する場合は、[INFO テーブルの結合 (Join Info Tables)] のほうが適しています。
構文
AddItem_arc (in_info_table, out_info_table, item_name, item_width, output_width, item_type, {decimal_places}, {start_item})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_info_table | アイテムを追加する INFO 入力テーブル。 | INFO Table |
out_info_table | 作成する INFO テーブル。 | INFO Table |
item_name | INFO テーブルに追加する新規アイテム。 | String |
item_width | 追加アイテムの INFO の幅。次の幅がサポートされます。
| Long |
output_width | 追加アイテムの出力幅。これは、アイテム値を表示するために使用される文字数です。 たとえば、2 バイト整数 (アイテム タイプ BINARY) の最大値は 32,767 であり、それを表示するには 5 文字が必要です。日付は 8 文字 (mm/dd/yy) または 10 文字 (mm/dd/yyyy) で表示することができます。日付の国際表示では、月と日を入れ替えることができます (dd/mm/yy など)。 | Long |
item_type | 追加アイテムの INFO アイテム タイプ。
| String |
decimal_places (オプション) | 追加アイテムの小数点以下の桁数。INFO アイテム タイプが NUMERIC および FLOATING の場合に指定する必要があります。 | Long |
start_item (オプション) | in_info_table のこのアイテムの後に新規アイテムが追加されます。デフォルトの start_item は in_info_table の最後のアイテムです。 | INFO Item |
コードのサンプル
AddItem (アイテムの追加) の例 (スタンドアロン スクリプト)
次のスタンドアロン スクリプトは、バイナリ アイテムをカバレッジのポイント属性テーブルに追加する方法を示しています。入力と出力に同じテーブルを使用しているため、新しいテーブルは作成されません。
# Name: AddItem_Example.py
# Description: Adds an item to a coverage's polygon attribute table
# Requirements: ArcInfo Workstation
# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env
# Set environment settings
env.workspace = "C:/data"
# Set local variables
inInfoTable = "tra_airport/polygon"
outInfoTable = inInfoTable
itemName = "sites"
itemWidth = 4
outputWidth = 5
itemType = "BINARY"
# Execute AddItem
arcpy.AddItem_arc(inInfoTable, outInfoTable, itemName, itemWidth, outputWidth,
itemType, "", "")
環境
ライセンス情報
- ArcGIS Desktop Basic: いいえ
- ArcGIS Desktop Standard: いいえ
- ArcGIS Desktop Advanced: 次のものが必要 ArcInfo Workstation がインストールされていること