サマリー
[増加 ID フィールドの追加 (Add Incrementing ID Field)] ツールは、データベースで管理される ID フィールドを ALTIBASE、Demang、IBM DB2、Microsoft Azure SQL データベース、Microsoft SQL Server、Oracle、または PostgreSQL データベース内にある既存のテーブルまたはフィーチャクラスに追加します。データベースで管理される ID フィールドは、フィーチャ サービスを使用して編集するすべてのフィーチャクラスまたはテーブルに必要です。
使用法
このツールは、データベース テーブルにのみ使用できます。ジオデータベース テーブルには使用できません。
ID フィールドをテーブルに追加するには、そのテーブルの所有者である必要があります。
フィールドに名前を指定しない場合、デフォルトで ObjectID が使用されます。ObjectID という名前のフィールドがすでに存在する場合、別の名前を指定するまでツールは実行されません。
データベースで管理される増加 ID フィールドがテーブル内にすでに存在する場合、このツールによって別の ID フィールドは追加されません。
テーブルには、次のフィールド タイプが追加されます。
DBMS データ タイプ ALTIBASE
整数 (データベース シーケンスとトリガーを使用)
Demang
int32 (ID プロパティを使用)
Db2
整数 (ID として)
Oracle
数値 (Oracle 11g で作成された場合はデータベース シーケンスとトリガー、Oracle 12c で作成された場合は ID を使用)
PostgreSQL
serial
Azure SQL データベースと SQL Server
整数 (ID プロパティを使用)
構文
AddIncrementingIDField_management (in_table, {field_name})
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_table | ID フィールドの追加先であるテーブルの場所と名前。 | Table View |
field_name (オプション) | ID フィールドに使用される名前。入力されていない場合、デフォルトの名前は ObjectID になります。 | String |
派生した出力
名前 | 説明 | データ タイプ |
out_table | テーブル |
コードのサンプル
既存の接続ファイルに対する増加 ID フィールドの追加
Python ウィンドウからの実行時に、ユーザー insp が所有する violations という名前のテーブルに FSID という ID フィールドを追加します。
import arcpy
arcpy.AddIncrementingIDField_management("C:/Data/DatabaseConnections/mydb.sde/insp.violations", "FSID")
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- ArcGIS Desktop Basic: いいえ
- ArcGIS Desktop Standard: はい
- ArcGIS Desktop Advanced: はい