エッジマッチフィーチャ (Edgematch Features)—ヘルプ

サマリー
図
使用法
構文
コードのサンプル
環境
ライセンス情報

サマリー

指定されたエッジマッチリンクにより、形状を空間的に調整し、入力ラインフィーチャを変更します。それによって入力ラインフィーチャは、隣接するデータセット内のラインと接続されます。

エッジマッチの詳細

図

使用法

このツールは、[エッジマッチリンクの生成 (Generate_Edgematch_Links)] ツールの実行後に使用することを目的としています。このツールは、[エッジマッチリンクの生成 (Generate_Edgematch_Links)] ツールが作成した入力リンクフィーチャで導くことによって、入力ラインの形状を空間的に調整します。それによって入力ラインは、エッジエリアに沿って隣接するラインフィーチャと正しく接続されます。入力リンクフィーチャには、SRC_FID フィールドと ADJ_FID フィールドが存在する必要があります。

このツールは、エッジマッチリンクから新しい接続位置を取得し、端点がその新しい位置に接続されるように、対応するフィーチャを変更します。どの入力 ([入力フィーチャ]、[隣接フィーチャ]、[境界線フィーチャ]) を指定したかに応じて新しい接続位置が決定され、それに従って関連するフィーチャが調整されます。この調整によって、以下で説明するように、必ず一致するフィーチャが接続されます。
- [入力フィーチャ] のみを指定した場合、エッジマッチリンクの端点が新しい接続位置として選択されます。エッジマッチリンクと関連付けられた (つまり、フィーチャ ID がリンクの SRC_FID 値と一致する) 入力ラインが、リンクの端点で終わるように調整されます。その結果、入力ラインは、エッジマッチリンクの生成で使用された目的の隣接フィーチャと確実に接続されます。
- [入力フィーチャ] と [隣接フィーチャ] の両方を指定した場合、エッジマッチリンクの中間点が新しい接続位置として選択されます。関連する入力ラインおよび隣接ライン (つまり、フィーチャ ID がリンクの ADJ_FID 値に一致するライン) の両方が、端点がリンクの中間点に接続されるように調整されます。
- [境界線フィーチャ] を指定すると、ツールは、エッジマッチリンクの中間点に最も近い境界線上の位置を、新しい接続位置として使用します。入力フィーチャと隣接フィーチャ (指定した場合) は、それらの端点が計算された境界線の位置に接続されるように調整されます。
[方法] パラメーターには、フィーチャを調整するためのエッジマッチオプションが 3 つあります。各オプションは、上で説明したように、入力フィーチャのみ、または入力フィーチャと隣接フィーチャの両方に適用されます。
- MOVE_ENDPOINT - 入力ラインの端点を新しい接続位置に移動します。
- ADD_SEGMENT - 新しい接続位置で終わるように、入力ラインの端点に直線セグメントを追加します。
- ADJUST_VERTICES - ラインの端点を新しい接続位置に調整します。他の頂点も、ラインの反対側の端点に向かって位置の変化が徐々に減少するように調整されます。

構文

EdgematchFeatures_edit (in_features, in_link_features, {method}, {adjacent_features}, {border_features})

パラメーター	説明	データタイプ
in_features	調整対象の入力ラインフィーチャ。	Feature Layer
in_link_features	エッジマッチリンクを表す入力ラインフィーチャ。	Feature Layer
method (オプション)	入力フィーチャのみ、または入力フィーチャと隣接フィーチャの両方を新しい接続位置に調整するエッジマッチ方法。 MOVE_ENDPOINT —ラインの端点を新しい接続位置に移動します。これがデフォルトです。 ADD_SEGMENT —ラインが新しい接続位置で終わるように、ラインの端点に直線セグメントを追加します。 ADJUST_VERTICES —ラインの端点を新しい接続位置に調整します。他の頂点も、ラインの反対側の端点に向かって位置の変化が徐々に減少するように調整されます。	String
adjacent_features (オプション)	入力フィーチャに隣接するラインフィーチャ。これを指定した場合、入力フィーチャと隣接フィーチャの両方が、新しい接続位置 (エッジマッチリンクの中間点、またはリンクの中間点に最も近い境界線フィーチャ (指定した場合) 上の位置のいずれか) で接続されるように調整されます。	Feature Layer
border_features (オプション)	入力フィーチャと隣接フィーチャ間の境界線を表すラインフィーチャまたはポリゴンフィーチャ。境界線フィーチャを指定すると、入力フィーチャと隣接フィーチャの両方が、リンクの中間点に最も近い境界線フィーチャ上の新しい接続位置で接続されるように調整されます。	Feature Layer

派生した出力

名前	説明	データタイプ
out_feature_class		フィーチャクラス

コードのサンプル

EdgematchFeatures (フィーチャのエッジマッチ) の例 1 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウスクリプトで、EdgematchFeatures (フィーチャのエッジマッチ) 関数をイミディエイトモードで使用する方法を示します。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.EdgematchFeatures_edit("cityA_Roads.shp", "em_Links.shp"
                             "MOVE_ENDPOINT")

EdgematchFeatures (フィーチャのエッジマッチ) の例 2 (スタンドアロン Python スクリプト)

次のスタンドアロン Python スクリプトは、EdgematchFeatures (フィーチャのエッジマッチ) 関数をスクリプティング環境に適用する例を示しています。

# Name:        EdgematchFeatures_example_script2.py
# Description: Performs edgematching spatial adjustment using links produced by
#              GenerateEdgematchLinks. The links go from input features to adjacent 
#              features. The links are then checked for intersecting conditions, which
#              might not be desired; they are finally used to adjust input features 
#              (a copy is made) to connect with the matched adjacent feautures.
# Author:      Esri
# -----------------------------------------------------------------------

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import env

# Set environment settings
env.overwriteOutput = True
env.workspace = r"D:\conflationTools\ScriptExamples\data.gdb"

# Set local variables
inFeatures = "roads1"
adjFeatures = "roads2"
gelOutput = "gelinks_out"

search_distance = "200 Feet"
match_fields = "NAME ROAD_NAME"

qaLocations = "qa_locations"

# Generate rubbersheet links
arcpy.GenerateEdgematchLinks_edit(inFeatures, adjFeatures, gelOutput, search_distance, match_fields)

# ====================================================================================
# Note 1:  The result of GenerateEdgematchLinks may contain errors; see tool reference.
#          Inspection and editing may be necessary to ensure correct links before using
#          them for edgematching.
#
#          One of the possible errors are undesired intersecting or touching links.  
#          Their locations can be found by the process below.
# ====================================================================================

# Find locations where links intersect or touch; the result contains coincident points
arcpy.Intersect_analysis(gelOutput, qaLocations, "", "", "POINT")

# Delete coincident points
arcpy.DeleteIdentical_management(qaLocations, "Shape")

# ====================================================================================
# Note 2:  At this point you can manually inspect locations in qaLocations; delete or
#          modify links as needed.
# ====================================================================================

# Make a copy of the inFeatures for edgematching
inFeature_Copy = inFeatures + "_Copy"
arcpy.CopyFeatures_management(inFeatures, inFeature_Copy)

# Use the links to adjust the copy of the input features
arcpy.EdgematchFeatures_edit(inFeature_Copy, gelOutput, "MOVE_ENDPOINT")

環境

ライセンス情報

ArcGIS Desktop Basic: いいえ
ArcGIS Desktop Standard: いいえ
ArcGIS Desktop Advanced: はい

ArcMap

エッジマッチフィーチャ (Edgematch Features)