Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
サマリー
ディープ ラーニング モデルを Esri 分類器定義ファイルに変換します。
このツールは、欠落しているクラス情報をモデルに追加します。Google TensorFlow、Microsoft CNTK、または同様のアプリケーションで生成されたディープ ラーニング バイナリ モデル ファイルがサポートされています。
ディープ ラーニング *.ecd ファイルを利用するには、コンピューターにディープ ラーニング フレームワークがインストールされている必要があります。*.ecd 出力ファイルは、現在、Esri Python アダプター関数 Classify または Detect への入力としてのみ機能します。クラス情報 JSON ファイルを使用すると、ディープ ラーニング バイナリ モデルに含まれていない有用な情報 (クラス名や、分類済み出力のレンダリングに使用されるクラス色など) を *.ecd ファイルに追加できます。他の標準的な情報は *.ecd ファイルに含まれています。詳細については、以下の JSON ファイルの例をご参照ください。
使用法
入力 Esri 追加情報ファイルの例を、以下に示します。
in_extra_info_json ファイルの例
{ "ImportDeepLearningModelToEsriExtraInfo":0, "Version":1, "Classifier":"CNTK", "NumberRasterBands":4, "MiniBatchSize":16, "Classes":[ { "Value":100, "Name":"Impervious", "Color":[204, 204, 204] }, { "Value":200, "Name":" Other (Pervious)", "Color":[56, 168, 0] } ] }
構文
DeepLearningModelToEcd (in_deep_learning_model, in_classification_info_json, out_classifier_definition)
パラメーター | 説明 | データ タイプ |
in_deep_learning_model | Google TensorFlow や Microsoft CNTK などのディープ ラーニング パッケージによって生成されたバイナリ モデル ファイル。 | File |
in_classification_info_json | クラス情報の JSON ファイル。上記の JSON ファイルの例をご参照ください。 | File |
out_classifier_definition | Classify 関数および [ラスターの分類 (Classify Raster)] ツールで使用できる *.ecd ファイル。 *.ecd 出力ファイルは、現在、Esri Python アダプター関数 Classify または Detect への入力としてのみ機能します。 | File |
コードのサンプル
DeepLearningModelToEcd (ディープ ラーニング モデル → ECD) の例 1 (Python ウィンドウ)
この例では、ディープ ラーニングから *.ecd ファイルを作成します。
from arcpy.sa import *
DeepLearningModelToEcd("c:/test/cntk.model", "c:/test/classInfo.json",
"c:/test/deeplearningtoecd.ecd")
DeepLearningModelToEcd (ディープ ラーニング モデル → ECD) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)
この例では、ディープ ラーニングから *.edc ファイルを作成します。
# Import system modules and check out ArcGIS Spatial Analyst extension license
import arcpy
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")
from arcpy.sa import *
# Set local variables
in_deep_learning_model = "c:/test/cntk.model"
in_classification_info_json = "c:/test/classInfo.json"
out_classifier_definition = "c:/test/deeplearningtoecd.ecd"
# Execute
DeepLearningModelToEcd(in_deep_learning_model, in_classification_info_json,
out_classifier_definition)
環境
このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。
ライセンス情報
- ArcGIS Desktop Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
- ArcGIS Desktop Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst