Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
集水域は、ある共通の流出点へ排水が集中することによる流れ (一般的に水) をもたらす上り方向のエリアです。これは、より大きい流域の一部を構成することも、副流域と呼ばれるより小さい集水域を複数含んでいることもあります。集水域の間の境界は、「分水界」と呼ばれます。出口 (流出点) は、水がエリアから流れ出るサーフェス上のポイントです。これは、集水域の境界上の最も低いポイントです。
集水域の描出
集水域は、流向方向を計算して、その結果を [集水域ラスターの作成 (Watershed)] ツールで使用することにより、DEM から描出できます。
集水域を特定するには、まず [流向ラスターの作成 (Flow Direction)] ツールで流向方向を表すラスターを作成する必要があります。
次に、集水域を特定する対象のロケーションを指定する必要があります。ソース ロケーションは、ダムや水位観測所のような集水するエリアの特性を明確にするフィーチャなどです。累積流量の閾値を使用することもできます。集水域の定義にその閾値を使用するときには、集水域の流出点は、累積流量から得られた河川ネットワークの合流部になります。したがって、累積流量ラスター、および河川を構成するセルの最小数 (閾値) を指定する必要があります。
出力は、集水域のラスターです。