中間データを管理データに設定

モデル ツールで中間データを作成できない場合があります。中間データを作成するはずのモデルが中間データを作成できない場合、モデルは失敗し、エラー メッセージが表示されます。モデルで中間メッセージを作成できない場合は、エラーメッセージに「予期しないエラーです。」などが表示されます。通常は、出力フォルダーまたはジオデータベースが存在しないことが原因です。

モデルで中間データを確実に作成および削除できるようにする 1 つの方法として、すべての中間データ変数をモデルで管理します。データ エレメントをモデルで管理すると、デフォルトではテンポラリ ワークスペース (この環境が設定されている場合) またはその他のシステム パスに保存されます。

1. ModelBuilder で、すべての中間データ変数を 1 つずつ右クリックして [出力先を固定] を選択します。[出力先を固定] の横にチェックマークが表示されます。
2. [モデル] > [モデル プロパティ] の順にクリックします。
3. [環境] タブをクリックします。
4. [ワークスペース] カテゴリを展開し、[テンポラリ ワークスペース] をオンにします。
5. [環境設定] ダイアログ ボックスで、テンポラリ データの書き込みに使用するワークスペース ファイル ジオデータベースまで移動します。
6. [OK] をクリックします。
7. モデルを実行します。
中間データが管理されるように設定することにより、ModelBuilder で中間データが管理され、テンポラリ ワークスペースを設定することにより、中間データを作成および削除する場所が確保されます。