ラスター クリーンナップ コマンドには、エロージョン、ディレーション、オープニング、クロージングなど、いくつかのラスター モーフォロジー処理も含まれています。これらのコマンドは、ラスター レイヤー全体に一括で適用されます。
- エロージョン: ラスター レイヤーのラスター フィーチャの厚みを減らします。この値を高く設定しすぎると、フィーチャが削除されてしまうことがあります。
- ディレーション: ラスター レイヤーのラスター フィーチャの厚みを増やします。ベクター変換の前にフィーチャの輪郭をはっきりさせるために使用することもできます。
- オープニング: エロージョンの後に同じ値でディレーションすることです。ベクター変換の前にソース マップ内のグリッド ラインのような細いラインを消去する場合に使用することができます。
- クロージング: ディレーションの後に同じ値でエロージョンすることです。ラスターで前景オブジェクト間の小さなギャップを埋めたり、粗いラスター リニア フィーチャをなめらかにすることができます。
- [ArcScan] ツールバーの [ラスター クリーンナップ] メニューをクリックし、[ラスター クリーンナップの開始] をクリックします。
- 実行するモーフォロジー処理をクリックします。
- ダイアログ ボックスで、ピクセル値を入力します。
ラスター レイヤー内のすべての前景セルに処理が適用されます。