Business Analyst ライセンスで利用できます。
BDS レイヤーとは
Business Analyst では、BDS (*.bds) は、Business Analyst データ ソースを表すファイル拡張子です。BDS レイヤーは、Business Analyst でのみ使用されるカスタム ArcGIS フィーチャクラスです。技術的には、BDS レイヤーは XML をラッピングしたレイヤーです。BDS レイヤーには、次のようなメリットがあります。
- 属性テーブルのフィールド ヘッダーにおいて、最大 10 桁の文字コード名をバイパスし、わかりやすいエイリアス名を使用することができます。テーブル フィールドの名前に関する制限は引き続き適用されます。詳細については、ここをクリックしてください。
以下に、コード名と BDS エイリアス名の比較例を示します。
10 桁のコード名 BDS レイヤーに表示されるエイリアス名 TOTPOP_CY
2022 Total Population
FEM0_CY
2022 Female Population 0–4
POPGRWCYFY
2022-2027 Annual Compound Growth Rate: Population
X9001_X
Entertainment/Recreation: Tot
- データをどのように商圏およびレポートに集計するかを決定できます。集計オプションの詳細については、「カスタム データ (BDS) の設定」をご参照ください。
- 既存の BDS レイヤーにデータを結合できます。これは、たとえば郵便番号別の売上高を保有している場合に便利です。Business Analyst で提供している郵便番号に、郵便番号別の売上高を ID 単位で結合できます。レイヤーのうちの他の人口統計フィールドを含めて、データ集計設定とわかりやすいフィールドの見出しを維持することもできます。この結合により、通常の ArcGIS テーブルの制限を超えるフィールド数を属性テーブルで使用できます。
- カスタム計算フィールドを作成できます。たとえば、[0–4 Ages Population (0 ~ 4 歳の人口)] フィールドと [5–9 Ages Population (5 ~ 9 歳の人口)] フィールドを結合して、[0–9 Ages Population (0 ~ 9 歳の人口)] フィールドを作成することができます。Business Analyst の人口統計レイヤーは読み取り専用の FGDB (File Geodatabase) 形式のため、BDS レイヤーは読み取り専用レイヤーを修正することなく、これらのカスタム計算を実行できます。
- レポートのカスタマイズ、データの追加、顧客分析を含む Business Analyst ウィザード全体で BDS レイヤーを表示および使用できます。多くのウィザードは、製品に付属している BDS 人口統計レイヤーを参照しています。新しい BDS レイヤーを作成すると、他のレイヤーと同じリストに表示されます。*.bds ファイル拡張子が表示されます。
- すべての Business Analyst 製品で使用できます。