Business Analyst ライセンスで利用できます。
概要
一般的に、立地は、民間企業または公共サービスの効果的な運営に最も重要な要因であると考えられています。民間企業の場合、地元の常連が通う小規模な喫茶店であっても、配送センターを伴う多国籍製造流通ネットワークであっても、世界規模の小売チェーンであっても、適切なロケーションにより利益を得ることができます。また、適切なロケーションにより、低い固定費および間接費と高いアクセス性を維持できます。学校、病院、図書館、消防署、緊急対応サービス (ERS) センターなどの公共サービスの施設は、ロケーションが適切であれば、高品質なサービスを低コストでコミュニティに提供できます。
ロケーション-アロケーションの目的は、商品とサービスを提供する施設およびそれらを消費する需要地点に関する情報に基づいて、需要地点に商品とサービスを最も効率的に供給できるように施設を配置することです。名前が示すように、ロケーション-アロケーションは、施設を配置すると同時に施設に需要地点を割り当てる 2 つの要素で構成される解析です。
[Business Analyst] → [モデリング] の順にクリックして Business Analyst からロケーション-アロケーション解析レイヤーを作成できます。
![[ロケーション-アロケーション] メニュー [ロケーション-アロケーション] メニュー](GUID-A35ADE6C-350C-49DB-9E7C-AB04D6822F5F-web.png)
ロケーション-アロケーション解析のタイプ
Business Analyst のロケーション-アロケーション解析には、具体的な問題に対応できるように 3 種類の解析タイプが用意されています。3 種類の解析タイプを以下で説明します。
- アテンダンスの最大化 - 施設に到達するまでに移動する距離が長いほど、その施設を利用する可能性が低くなることを前提として施設を配置します。この解析タイプは、喫茶店、診療所、電器店などの専門店にとって効果的です。
- 市場シェアの最大化 - 競合ビジネスが存在する状況で割り当てられた需要を最大化するために、決められた数の施設で総市場シェアのうち可能な限り多くの市場シェアを獲得します。この解析タイプは、大型ディスカウント ショップにとって効果的です。
- 目標市場シェア - 競合ビジネスが存在する状況で総市場シェアのうちの特定の割合を獲得するために必要最小数の施設を選択します。目標となる市場シェアの割合を設定し、解析によって必要最小数の施設の選択が行われます。
入力の前提条件
ロケーション-アロケーションに必要な入力は、使用している解析タイプに応じて異なります。
| 解析タイプ | アテンダンスの最大化 | 市場シェアの最大化 | 目標市場シェア |
|---|---|---|---|
店舗候補の数 | 必須 | 必須 | N/A |
距離の閾値 - 需要地点が施設から離れることのできる最大距離または最大時間。 | 必須 | 必須 | 必須 |
目標市場シェア - 解析対象の施設で獲得したい総需要ウェイトに占める割合。この数値で指定される目標市場シェアを獲得するのに必要な最小数の施設を選択します。 | N/A | N/A | 必須 |
ネットワーク属性 (長さまたは時間) - 距離の閾値の単位を距離または分で定義します。 | 必須 | 必須 | 必須 |
候補レイヤー - 候補地を含むポイントレイヤー | 必須 | 必須 | 必須 |
候補の魅力度/ウェイト | オプション | オプション | オプション |
既存施設レイヤー - 既存施設の位置を含むポイント レイヤー。 | 必須 | 必須 | 必須 |
既存施設の魅力度/ウェイト | オプション | オプション | オプション |
競合レイヤー - 競合店の位置を含むポイントレイヤー。 | N/A | 必須 | 必須 |
競合店の魅力度/ウェイト | N/A | オプション | オプション |
需要レイヤー - 施設が提供する商品とサービスを必要とする人または物を表すレイヤー。 | 必須 | 必須 | 必須 |
需要の魅力度/ウェイト | オプション | オプション | オプション |
累乗関数の適用 (距離) - 顧客に対する距離の影響を選択します。 | オプション | オプション | オプション |
既存の店舗/施設レイヤー
各施設には、その重要性または魅力を表すウェイトを割り当てることができます。たとえば、ある百貨店の売場面積が典型的な売場面積の 2 倍ある場合、その百貨店は顧客にとって 2 倍の魅力があるとします。その場合、その百貨店には 2.0 のウェイトが割り当てられ、典型的な百貨店には 1.0 のウェイトが割り当てられます。施設のウェイトの割り当てに影響する要因の決定とその数量化は、慎重に検討する必要があります。
競合レイヤー
競合施設は、[市場シェアの最大化] 解析タイプと [目標市場シェア] 解析タイプのみで使用されます。通常、これは顧客層が同じである競合ビジネスの施設を表します。競合施設には、その重要性または魅力度を表す重み付けを設定することができます。
需要レイヤー
このフィーチャ レイヤーには、特定のロケーション-アロケーション解析レイヤーの一部である需要地点が格納されます。一般的に、需要地点とは、施設が提供する商品とサービスを必要とする人または物を表すロケーションのことです。需要地点は、その内部に居住している住民の数によって加重された郵便番号重心であったり、予測されるこれらの住民による消費の量によって加重された郵便番号重心であったりします。需要地点は、ビジネス顧客を表すこともあります。ビジネスに供給する在庫の回転率が高い場合、これらのビジネスのウェイトは、回転率が低いビジネスよりも重くなります。
これは、一部の需要地点に異なるニーズまたは振舞いがある場合に便利です。
出力例
Business Analyst のロケーション-アロケーション解析では、以下の 4 つの出力レイヤーが生成されます。
- 選択されたロケーション - 選択された候補地と既存の店舗を含むレイヤー
- 商圏ポリゴン - 選択されたロケーションごとに割り当てられた需要ポイント/ポリゴンを表示するレイヤー

- 市場シェア レイヤー - 施設に割り当てられた需要地点の 25% ごとに定義された地域を表示するレイヤー

- スパイダー ダイアグラム - 需要ポイント/ポリゴンから割り当てられた施設までの直線距離を表示するレイヤー
