Business Analyst ライセンスで利用できます。
Business Analyst には、3 つの主な目的があります。 1 つ目は、店舗の配置、改装、統合、拡張を行う場所について、詳細で適切な提案を可能にすることです。 2 つ目は、顧客のプロファイリングと市場の分析を活用して、新規顧客を見つけられる最適なエリアを判断し、個々の市場セグメントに対するマーケティング メッセージを調整することです。 3 つ目は、テリトリーを自動的にバランス調整および最適化して、営業および経営層が効率を最大限に高められるようにすることです。
Business Analyst では、強力な地理空間分析ツールとワークフローを活用し、Esri が提供する最新の人口統計、消費者支出、マーケット セグメンテーション、ビジネス データなどの豊富なデータと組み合わせて、顧客と売上の詳細な分析を実行することができます。 最終的な結果として、業務上の意思決定の支援および推奨に使用できる一連のマップと包括的なレポートが得られます。
Business Analyst では、次の機能を利用できます。
- 起動してすぐに、マップ上のすべてのデータを利用できます。 Business Analyst に付属している MXD を使用するか、独自のデータを取り込むか、独自の MXD を構築することができます。 製品をインストールすると、デスクトップにショートカットが追加されます。 Business Analyst のショートカットをダブルクリックすると、製品の操作を開始できます。
- データは、基本単位区を取得する方法を使用して、レポートおよび分析に割り当てられます。 分析によって人口統計レイヤー全体が分割される際、Business Analyst は町丁・字等内部の基本単位区の場所を考慮し、その結果に従って割り当てます。 エリアの閾値およびデータ レイヤーを設定して、データ集計方法をカスタマイズできます。
- マップ ドキュメントは分類され、ArcCatalog ツールバーを使用して選択できます。 ArcCatalog では、作成されたすべてのマップ ドキュメントのリストが表示され、必要に応じて各ドキュメントのサムネイル ビューも表示されます。
- Business Analyst は、シェープファイルやジオデータベースなど、すべての ArcGIS データ ソースからの入力をサポートしています。
- 独自のデータセットを作成するか、Business Analyst データセットをカスタマイズすると、付属している標準の人口統計データではなく独自のデータを使用することができます。 たとえば、地域の学区や投票区の境界を、これらの区画に関連付けられた収集済みのデータを追加する際に使用できます。
- Business Analyst には、毎年更新される広範なデータ レイヤーが含まれています。 ベース データには、Esri が提供する人口統計および消費者支出データ、ArcGIS Online を使用した航空画像、HERE が提供する道路情報、Data Axle が提供する企業の所在地情報、店舗、顧客、競合店舗を特定するための Geocoding Data Pro が含まれています。
- Business Analyst は、ArcGIS 10.8.2 フレームワークに完全に統合されています。 この統合により、Business Analyst のすべての機能を利用できる包括的なツール セットを搭載したドッキング可能な ArcToolbox ウィンドウを含むジオプロセシング、モデリング、スクリプト環境が提供されます。 統合された ModelBuilder ジオプロセシング アプリケーションでは、ジオプロセシング操作同士をリンクして、モデルを対話形式で構築できます。
- Business Analyst では、ArcGIS 10.8.2 のドッキング可能なウィンドウを Business Analyst ウィンドウと組み合わせて利用することで、日々のタスクに簡単にアクセスできます。
- ArcCatalog は、Business Analyst データを分類する際に広範に使用されます。 店舗、顧客、商圏などの Business Analyst データ エレメントは、カタログ ツリーに分類されるようになりました。
- Business Analyst には、店舗、顧客、商圏、分析結果を作成および管理するための手順を案内する ArcMap ウィザードが含まれています。
- Business Analyst のレポート作成とその作成時間は、リリースごとに大幅に改善されています。 カスタム レポートの作成と共有に役立つカスタム レポート ウィザードも含まれています。
- お気に入りの人口統計フィールド リストを保存して簡単に取得したり、既存のレポートのすべての人口統計フィールドを迅速に選択したりできます。 これは、タスクおよび分析の反復処理を作成する際、特定の変数が必要な場合に便利です。
- バッチ処理機能が実装され、複数のサイト、商圏、顧客ファイルを簡単に操作できます。 この柔軟なバッチ処理機能では、商圏、レポート、分析結果の作成を一度に 1 回ずつ行うか、または作業グループとしてバッチ処理することができます。 夜間に処理を実行することで、時間を節約できます。
- Business Analyst には、顧客の絞り込み、マーチャンダイジング ミックスの分析、タペストリ近傍セグメンテーション システムを使用した新規店舗に最適な場所の検索を行うための一連のツールおよびデータが追加されています。
- ルート検索および到達圏は、ArcGIS Network Analyst extensionに基づいています。 Business Analyst には、ArcGIS Network Analyst extensionの完全なライセンスが付属しています。
- Territory Design for ArcGIS は、独立したドロップダウン ツールバーとして、Business Analyst に付属しています。 Territory Design for ArcGIS は、企業の営業テリトリー、到達圏、分布範囲の設計、バランス調整、変更に役立つ強力なアプリケーションです。
Business Analyst は、ArcGIS と組み合わせて使用するために作成されたエクステンションであり、ArcGIS Desktop Basic、ArcGIS Desktop Standard、ArcGIS Desktop Advanced と組み合わせて使用できます。 Business Analyst パッケージには、以下のコンポーネントが付属しています。
- Business Analyst ソフトウェア - マッピング、分析、および作業管理用のツールを提供します。
- 業界をリードするベンダーが提供するデータ - 全国の人口統計および目標物リスト データを提供します。
- HERE マップ データ - ベースマップおよび米国全体の道路ネットワークを提供します。
- Geocoding Data Pro - 顧客または店舗の住所を取得し、マップ上に配置します。
- ArcGIS Network Analyst extension - 運転時間/運転距離分析およびルート検索機能を提供します。 Business Analyst には、このエクステンションの完全なライセンスが付属しています。